日々楼(にちにちろう)

古今東西・森羅万象の幾何(いくばく)かを、苫屋の住人が勝手御免で綴ろうとする思考の粉骨砕身記です。

北朝鮮を憂える

2016年07月03日 | 日記

北朝鮮を憂える

 

1.6月21日、Web産経ニュースが、北朝鮮が朝鮮総連に対して「反対勢力への総攻撃・総決死戦」を指示したことを伝えています。

 

2.彼らは、どうしてこのような論理を引き出すことができるのか?北朝鮮は、独裁者とそのグループが三代にわたって国民を統治・統制するための思想と制度(一つの思想で国民を統治・統制する

国家)を作り上げている国です。そして、日本に住んでいる北朝鮮籍の人々(北朝鮮国民)は本国の統制下にあると考えるのが常識的な考え方です。

統計値を挙げておきます。2015年末の日本在住の北朝鮮籍の人々は、33,939人です。(法務省 「国籍・地域別在留外国人数の推移」 2016.3.11)。朝鮮総連の人数は約7万人です。(テレ

朝news、2016.2.17出所:公安調査庁)。前者の33,939人と後者の約7万人では差があります。これは北朝鮮国籍の人が日本国籍や韓国籍を取得後も、引き続き朝鮮総連の在籍者としてカウ

ントされたり、複数の組織に加入している者がそれぞれの組織の人員としてカウントされていることが考えられます。随分と少なくなりましたが、まだ一つの市の人口に相当する人員が残っていま

す。そして、日本には、他国の、しかも国家の指導者が死の恐怖による統制を行う、全体主義国家の下部組織が3万人から7万人の人員を持って在るという事実を、決して看過してはなりません。同

に、日本の社会は実に寛容な社会であった、或いは、あるということもこの数字は語っています。

 

3.日本と北朝鮮は戦時下にあるのでしょうか?北朝鮮の指導部と言われる人たちは、国連決議に従わず、国際社会に自分たちが核兵器を作ることができるということを誇示することによって、自国

の存在を認めさせることができると錯覚しています。そして、日本から拉致した被害者について言えば、調査を約束しながら自分たちが行った核実験と長距離弾道ミサイルの発射実験に対して国連安

保理が決議した制裁に従い、日本が課した制裁措置を理由に、その実行を放り出してしまいました。彼らは、恐怖の効用については実に人知に長(た)けています。そして、彼らが人のあるべき道義

については道に外れることに何の自責も持たないことを正当化できる人々であることを、私たちが経験し、遭遇し、また伝え聞く様々なシーンは明らかにします。このような国情にある北朝鮮の人々

の現在は大いに憂えられます。しかし、北朝鮮の独裁者とそのグループは、人々を統治・統制する制度において、人々に服従を求めるに完璧な制度を作りました。人々に不服を言わせません。不服は

上位において否定され、恐怖の仕置きが待ちます。しかし、報道は、北朝鮮の人々の現状を変えるための死を決した行動を伝えます。これが現状です。

 

4.日本から見た場合、日本と北朝鮮は戦時下にあるとは誰も思っていません。しかし、彼らのロジック(論理)はそうではありません。彼らは、日本と北朝鮮を疑似戦時下に置き、彼らの動員可能

な人員にこの疑似戦時下で敵を作らせ、攻撃せよと命じています。これは、正常な国家の指導部のものではありません。恐怖と暴力を、人々を支配するための連鎖の手段とするテロ集団と同じもので

す。

 

5.そして私は思います。憂えるだけでは慨嘆して終わりです。北朝鮮の人々と一緒に私は居なければならない。そして希望を持ち、彼らと一緒にあることを自由主義者として示さなければならな

い。そして、現在の北朝鮮の閉じた統治・統制国家を作り上げ、その統制において恐怖が果たす効用を何よりも知っている北朝鮮の指導者たちに、人類史は、恐怖政治を行った者たちの末路がどのよ

うなものであるか彼らに知らしめなければならない。

 

6.そして私は、日本に在住している北朝鮮籍の人たちに訴えます。日本国籍を取得してください。しかし、工作員であるための偽装取得はお断りです。これができなければ北朝鮮に帰国し、あなた

たちの技能や知識、若い人であればその情熱を、北朝鮮の人々と社会の発展のために何ができるか考え、やってあげてください。これができればあなたたちは本物の愛国者です。そして祖国に帰っ

て、ジレンマを抱え、苦悩してください。そして、人民本位の政治とは何かを考え、救国戦線を作り、祖国を変えてください。しかし、あなたたちの殆どはこれができない。それは、あなたたちは日

本の社会において、日本が国家として保障する自由と権利を享受しているからです。そしてあなたたちは日本の社会において財産を持ち、相応の生活を送ることができています。私にはあなたたちが

やっていることがゲームのように思えます。敵を作って攻撃するゲームです。これはスリリングでストレス発散にはもってこいのものです。いや、自分は現在の北朝鮮の統制国家に忠誠を誓い、任

を遂行しているという人がいれば、それは本物の工作員です。私たちは、私たちの身を守り、同胞と国を守ることを、諸君に伝えます。

 

7.今日は、彼らが人を監視するその方法を紹介しましょう。但し、これは、私が観察し、このようなシステムで彼らは動いているのであろうと、私が思うものです。身を守るための参考としてくだ

さい。監視される対象の人をAとします。次に、1からはじまる任意の監視者、或いは、グループを考えてください。Aが外出します。すると、Aを監視している1地点の者が、Aの向かう方向によ

って、2地点の者に連絡を入れます。Aの通過を認めた2地点の者は、今度は3地点の者に連絡します。3地点の者は4地点の者に連絡します。このように1→2→3→4→・・・・と監視網が作ら

れます。そしてAが家に着く前のx地点では、1地点の者に連絡します。この連絡を受けた1地点の者は、グループ人員にAに対して姿を見せるよう指示します。どうでしょう。ここで、Aを戦車、

いは、自衛隊の部隊と想定してみてください。するとこれは、ゲリラ戦の模擬訓練とも言ってもよいようなものであることが分かるのです。

 

 

現在は、参議院議員選挙の期間中です。

1.選挙区東京都の横粂勝仁(よこくめかつひと)氏とのご縁を私は全く持ちません。しかし、氏は、2012年の衆議院議員選挙において、菅直人元首相の選挙区である東京18区から立候補され

落選されました、氏の気骨を思い、選挙区東京都では、無所属の横粂勝仁(よこくめかつひと)氏への投票をお願いいたします。

 

2.それ以外の選挙区では、自民党と自民党の候補者への投票をお願いいたします。

 

文責:前田子六(正治)

メールアドレス:shouji_zen@ybb.ne.jp

 

                  

                  夏雲

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