日々楼(にちにちろう)

古今東西・森羅万象の幾何(いくばく)かを、苫屋の住人が勝手御免で綴ろうとする思考の粉骨砕身記です。

自衛隊の装備

2017年04月09日 | 日記

  自衛隊の装備

 

1.自衛隊の行進を観るのは好きです。どういう観点から見ているかと言いますと、「自衛隊は強いか?」という所にポイントを置いて見ています。

 

2.軍隊の行進には、人を安心させるリズムがあり、そのリズムを持つ軍隊は強い軍隊だと考えています。以前、「揺らぎ」と言う言葉が流行し、今も命科学の分野で研究が進められているようで

すが、この「揺らぎ」=「無理のない動き」=「生命のリズム」を感じさせてくれる軍隊が強い軍隊だと思って見ています。

 

3.古い例ですが、ユーチューブに ”U.S. WWⅡ Victory Parade-New York-1946“ という凱旋パレードが投稿されています。この行進は、その良い例だと思っています。現在の日本で言えば、陸上

自衛隊が使用している「陸軍分裂行進曲」も良いリズムを持っており、私は好きです。

 

4.さて、本題です。これはユーチューブから得た情報なのですが、何ヵ国かの軍隊が射撃の競技を行い、陸上自衛隊はビリから2番目だったという投稿がありました。陸自の携行式の火器を見てみ

ますと、何れもスコープを装備していません。同様の疑問を持たれた人は他にもあり、その人の質問に、「小用照準補助具」が制式化されていると回答されている人があり、ウィキペディアの「8

9式5.56mm小銃」が紹介されていました。そこでもう少し調べると、先の競技会はオーストラリア陸軍主催射撃競技会(AASAM)と言い、日本が初参加したのは2012年で15チーム中

14位、2013年17チーム中9位、そして2016年に1位の成績を残していました。しかし、これは機密事項に属することなのか知れませんが、スコープの採用は陸・海・空の自衛隊の各部

隊への採用にはバラツキがあるようです。陸・海・空とも陸戦の歩兵戦は、緒戦からいかなる戦闘においてもその勝利を確定するために不可欠の戦いです。この戦闘において我が自衛隊員の火器(機

関拳銃、小銃、機関銃等)にスコープが標準装備されていない場合を考えますと、その精度と距離おいて命中率に大きな損失を生じ、隊員が戦死し戦傷する確率がはるかに上がると思います。またこ

れも素人の考えなのかも知れませんが、こういった私のような素人の疑問はとっても大事で、装備に見られる人命に対する配慮の足りなさは旧軍の名残なのかなとも思います。自衛隊の装備は、隊

の命を何よりも守ることを最優先する装備とするという基本的な命題に従うものでなければなりません。陸自に限らず、空自、海自とも隊員が任務遂行のため携行する火器には、全てスコープを装備

しなければなりません。それも今年度の予算をやり繰りして、前線の部隊から標準装備品としなければなりません。そしてこれは我が国の意志を示すことになります。

 

 

                            

                                                                  桜  

 

 

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