理研・笹井博士の死を悼みます
ニュースを見て驚きました。
理研・笹井博士の死を悼みます。
7月27日、日曜日、NHKは、STAP細胞の疑義にかかわる内容を取り上げ、NH
Kスペシャルとして放送しました。
思うに、NHKは、「報道とは何か」、組織全体でディスカッションし、考え直す必用が
あります。
現在のNHKに対して感じていることを、ふたつみっつ、書いてみます。
1.組織の巨悪が追えない。
2.政策や行政にかかわる報道では、その責任省庁・局まで明らかにすることはなく
「国」と言って、ニュースを書いたり読んだりする者の一番楽な道を選ぶ。
3.ニュース対象である事象や人々を語るとき、報道人の視点よりも、訓話者の視点に
立ってニュースを語ることが多い。これは彼らが、ニュースを締めくくる時、事実の背
景にある原因に対して彼らの訓話的な態度を、「何々が求められている」といって、ニ
ュースを終わることが多いことに示されます。この訓話者の視点に立つと、ニュースは
そこで完結してしまい、語った事実に対する次の視点が生まれにくく、報道は自己満足
の積み重ねとなってしまいます。これは現在のNHKの体質となっているのではないか
と考えられます。これを脱してくれませんか?そのために、「報道とは何か」、組織全
体でディスカッションし、報道人の魂とでも言うべき『NHK放送人魂』を定めてくれ
ませんか。そして現在、NHKに『局是』のようなものがあるのならば、それも取り上
げ、新しい『放送人魂』ができるまでをドキュメンタリ番組にまとめて、放映してくれ
ませんか?
4.それを見て、「おお、NHKやるなー」と、私たちに思わせてください。
5.それともうひとつ、今、大河ドラマで『軍師官兵衛』をやっています。私は中国地
方の出身ですから言えるのですが、登場人物の末裔たちはそれぞれに現在も生きていま
す。役作りとはいえ、彼らが肩身の狭い思いをしない役作りをお願いします。