いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

dead-endのライブドア

2004年11月02日 19時12分52秒 | 経済関連
新規参入球団は決まってしまいました。やはり楽天でしたね。地元仙台では、ライブドア応援していた人が結構多かったみたいですね。

近鉄の球団消滅問題から始まり、長い長い道のりを堀江さんはそれなりに頑張ったと思います。まだ、買収という奥の手がありますから、メインスポンサーになって、誰か(市民でもいいでしょう)と共同所有にするとかはあり得るのでしょうか。でも、認められる可能性は低くなってしまうとは思いますが。

最初に手を挙げてはみたものの、買収はダメと断られ、続いて新規参入にも落選し、二度も残念無念を経験させられた社長には同情してしまいますね。

しかも、大方の予想通りの出来レースで、あっさり楽天にさらわれるなんて、「トンビに油揚げ」ならぬ「金鷲に牛タン」もしくは「金鷲に若社長の一つ前の社長(センダイ)」なんてところですかね。

今時バツ1や2くらい珍しくありませんから!ほりえもんさん。



今日のは一段と下らなかったか。ちょっと反省。

イラク邦人人質事件2

2004年11月02日 14時48分06秒 | 外交問題
私の人気ない記事が多い中で、最もコメントを頂いた記事です。そして、私も言葉足らずなコメントをしてしまったりなので、また記事を書いてみることにしました。


最初に、亡くなられた香田さんのご冥福をお祈りするとともに、ご家族のご心痛はいかばかりかと存じます。謹んで御悔み申し上げます。


私は、事件当初より思ったことは、救出されてもいないうちから「またバカな真似をして」という感情面の意見だけが先行して、自衛隊派遣については既成事実と受けとめられてしまうことでした。私が記事を書いた時には、あまり情報もなく救出に向けてどのような対応をするか、といったことも発表されていなくて、ただ外務大臣や首相のコメントが報じられメディアの論調も似たりよったりでした(あくまで私個人の受けた印象ですが)。


首相や外務大臣なら発言によるポーズも必要でしょう。元々ごまかしたり、言葉を濁すのは得意なんですから。そんな時こそ、「派遣延長については、慎重に国会で検討し議論を重ねます。」とか「撤退時期についてはまだ決定できかねますが、状況分析の検討に当たらせている所です」ぐらいは言えるだろうに。

メディアにも責任がある。イラクの治安状況が悪化していることが事実なら、派遣されてる自衛隊員の危険性や国際情勢から見て派遣継続の意義があるかといった視点で、撤退か派遣継続かを国民に問いかけるくらいできるでしょう。

まず願うべきは無事救出であるし、人質となった彼がどのような人間か(職業や社会的立場など)はあまり重要ではないでしょう。それが分ったところで、対応が変わるわけでもありませんから。
イラク自衛隊派遣問題は、半ばなし崩し的に決定してしまい、それ程国民の支持を得ているとは思えません。ですが、派遣が国会で承認され、それが現在も継続しています。国際情勢を見極めて撤退させた方がいいのかという議論や検討はぜんぜんなされていません。にもかかわらず、小泉首相は「断固撤退させない」と言い切った。去年の自衛隊派遣前にも米国大統領に国家元首である人間が、簡単に派遣を口約束をしてしまっている。行動は同じようなものです。自分の考えを言うだけですから。国民には明快な説明は一切ありません。現在でも派遣の大義名分は失われたままです。

そんなことで、重要な派遣問題が決まってしまう今の日本の、政治や国民意識に危惧するのです。その事にきちんと警鐘をならさないメディアにも非難を浴びせたい心境です。国家としてどう問題を対処するのか、という姿勢が政治家にも我々国民にも欠けている気がします。

善悪は別として、もし本当に、派遣すると決めたなら全国民(たとえそれまで反対していたとしても)が自衛隊の全面的支援や支持をするべきです。そうでないと、生命の危険を冒してまで日本のために派遣されている隊員たちが、あまりに可哀想です。そういう覚悟や意志を国民が持って派遣問題に臨む必要があると思うのです。その判断の基礎となる説明や情報の開示がない上に、世論に無関係に国会議員の数的優位で何でも決まってしまうのです。国民にも無関心派が多いのも問題ではありますが。人質への非難は、言外に「自分なら絶対に行かないのに」という意識が刷り込まれているんではないですか?

こうした問題に目を向けることなく、人質となった人を非難する権利などあるんでしょうか?人質として1人の日本人の生命を失うことと、万が一1人の自衛隊員の命を失うことがあったとしたら、どうでしょう?原因を考えてみると、「テロによる」「自衛隊を派遣したから」「危険地帯に行ったから」と同じでしょう。我々日本がやってることはそういうことなのですから、国民全体がそういう覚悟を持っているべきなのです。

一方不幸にして亡くなられた彼は本当に残念ですが、コメントにも書いたように、制止を振り切って飛び込んでいく以上、こちら側にも相応の覚悟が必要ということです。日本という国に迷惑をかけることを意図した行動ではないことは確かですが、危険性について予見しえたわけですから、熟慮が必要でした。しかし、自分の決意の強さを絶対視して行動するなら、誰も止められないし、その結果危険に晒されても、命を賭しても自らの意志を貫くべきです。脅迫映像を録画する時点で、生命の危険があっても全てを拒否する覚悟を持っておくべきでした。思想や意志は時として非常に高い代償となるのです。歴史的に見てもそれを貫いた人たちはたくさんいましたが。

私だって、みなさんと同じように自分だったら行かないって思うだけで、彼の行動が十分理解できるわけではないのです。コメントに宣教師の例を書いたのですが、当事者と同様の行動をした者にしかわからないことがきっとあるでしょう。
私の後講釈だって、人質事件より前に言っていたわけではありませんから。そういう私達にも責任があるということです。意外であったのは、非常に多くの方々がこの事件について関心を寄せられていた事で、コメントなども活発に書かれていたことです。賛否どうこうということでなく、意見が数多く出されるという点で、少し救われたような気がします。このように意見を出し合い、討論し、賛成もあれば反対もあるということが、まともな社会であるし、政治を変えて行ける力になってくれると信じてます。