いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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十年後の国家財政

2004年11月06日 20時49分28秒 | 経済関連
11月5日付読売新聞に財政制度等審議会(財務相の諮問機関)と財務省による、「中期財政試算」についての記事が載っていました。これは、10年後の財政について試算しているものです。2014年度にはどうなっているというのでしょう。



読売新聞によると「今年から実施された年金改革を加味した上で、増税や社会保障給付の大幅削減などを行わない”自然体”で編成した場合の2014年度予算状況を示した」

この報告のポイントは、
1 主な増加は社会保障費が32.6兆円で約65%増、この結果、一般歳出は約33%増の63.2兆円。

2 歳出の国債費が35.2兆円と2倍になり、歳出総額は119.4兆円。

3 収入は税収が56.4兆円と24%しか増加せず、新規国債発行は62.9兆円必要。

4 この結果、プライマリーバランスは27.8兆円の赤字となり、現在より4割以上増える。

というものでした。これにより、収支を黒字にするには全ての支出を3分の2に減額するか、増税で穴埋めする場合には消費税を21%にする必要がある、との結論でした。

今まで私が記事に書いたように、国の財政赤字は深刻です。本当に何か改革をしなければ、このままプライマリーバランスの赤字額が拡大してゆくことは間違いありません。過去の借金の総額があまりに大きく、相当の負担になっています。現在ですら、収入の4割くらいを国債の利払いに使ってるのに、10年後には収入の約62%が利払いに消えることになるのです。借金地獄の人みたいでしょ?

本当にどうにかしないとだめですって!

観葉植物の育て方

2004年11月06日 17時17分04秒 | 俺のそれ
少し悲しい出来事です。ショック。



2年前に友人から貰った観葉植物(種類不明)なんですが、直径30センチくらいの鉢に支えの棒みたいのが5本あって、それに茎がそれぞれ結ばれているんです。茎からは葉っぱがでてるんですが(そりゃそうなんですけど)葉はポトスみたいに多くはないです。


この茎が一本完全に枯れてしまったようなんです。今までも、ちょっと元気がなくなって葉っぱが落ちたり、萎えたりすることはあったんですが、水をあげるとまた復活して元気になっていました。
今回もきっとそうだろうと思って、2~3週間前から水はあげてましたが、元気がないまま終に葉っぱが全て落ちました。残っているのは、支えの棒と変色した茎だけです。残りの4本は普通に元気なんですけど。

なんでだろう?

以前から他の4本と一緒だったし、特に変わった様子はなかったのですが、どうしてこの1本だけが枯れちゃったのかな?病気でしょうか?
それなら他の4本はどうして大丈夫なのでしょう?不思議です。

いずれにしても、一本はもう復活できないでしょう。問題は植え替えとかすべきかどうか、です。
支えの棒も抜いてしまった方がいいのでしょうか?下で根が繋がってることとかはないんでしょうかね?他の4本に栄養吸い取られてしまったとか?

謎のまま、裸になった茎と棒が立ってる姿を見ると、悲しいです。今までも全滅した植物たちは何本かあったんですが、またしても新たな犠牲者を生んでしまいました。

育て方に問題があるんでしょうね。きっと。

『沈黙の艦隊』

2004年11月06日 10時03分03秒 | 俺のそれ
かわぐちかいじ氏の『沈黙の艦隊』という漫画を知っている方も多いでしょう。現在同氏は『ジパング』という作品を発表しており、深夜枠でテレビ放映もされています。

どちらの作品もいわゆる自衛隊もの、というか軍事ものに入ると思います。

『沈黙の艦隊』は、連載中に国会質問でも取り上げられたことで有名です。
(質問した議員は誰か忘れました)



『沈黙の艦隊』の最終的な目的は、「世界の警察」を担う軍事力を国家という枠組みに囚われることなく国連が保有するということです。この軍事力が戦争の抑止力として働くという考え方のようです。ある意味で、ナルホドって思うし、感心させられました。

この「世界の警察」の軍事力として本当に抑止力たりえるか、の証明をするために、日本が極秘裏に建造した攻撃型原子力潜水艦がアメリカ軍を中心とした敵と闘ってゆくのです。

この作品は3度くらいは読んだと思います。連載されていた時期、終了して少ししてから、あとは漫画喫茶に行くことが何度かあって、その時も読みました。それぞれ、抱く印象が少し変わったような気がしました。

国連中心の考え方は正しいと思います。でも、やはり不安要素はあります。軍事的制裁能力の問題ですね。

例えば、ある学校のクラスがあるとします。クラスには不良グループが数名いて、時々暴れたり問題を起こします。ある時不良生徒の1人が、クラスメートをイジメたので学級会で話し合い、その不良に罰として掃除を1週間させると決めました。でも、不良生徒は守りません。おまけにまた暴れてクラスメートを殴ったりしています。これを目撃しているクラスの人達は彼をとめることができません。彼はとても屈強で喧嘩馴れしていて、野獣のように恐ろしいのです。その場で呆然と立ちつくして見ているだけです・・・・。

実際あるかどうかわかりませんが、たぶん見ている人の方が多いんではないかな、って思います。私もそんな彼を止められるとは思えません。対処としては、通常先生とか呼びにいくでしょうが、国際社会には先生役の人はいません。クラスの人達以外いないと考えてみましょう。どうしますか?

1 不良グループの番長格の人になんとかしてもらう。
2 クラスの普通の男子数人で頑張って彼を取り押さえる。
3 彼に止めるよう説得するため、呼びかけ続ける
4 彼が止めるまで見てる

結構難しい問題ですね。クラスの中だけで解決しなければならないからです。

1はまさにアメリカですね。番長は最も屈強で喧嘩が強いためクラス内でも発言力がありますが、よくわがままを言ったり勝手な行動も目に付きます。いつもは平凡なクラスメートを殴ったりはしませんが、腰ぎんちゃくの生徒はパシリによく使われたり、金をぶんどられたりします。これが日本ですね。

2は国連重視でしょうか。一応他国との協調を図りますが、1人では取り押さえられないので、勇気をもって数人で取り押さえるしかないですね。この時は最低限いくらか力が必要です。

3は暴力や強制力の手段に反対する場合、会話や呼びかけで彼の心情に訴えかけます。奏功するかどうかはわかりません。もし、普段からクラスメートの制裁が強ければ、彼も少し考えるかもしれませんね。効き目がなければ、友達はボロボロにやられてしまいます。

4は烏合の衆です。平凡な傍観者です。案外実生活ではこのタイプが多いかもしれません。駅とかで普通の人が殴り殺されたりしてる事件がありますが、周りにたくさん人がいても何もしなければ止められません。自分だったら、と思うとちょっと辛いです。それほどの勇気を持ってないからです。私も傍観者になっちゃうのかな?
このクラスの例では、不良グループが最強になってしまい、番長が全てをしきることになるでしょう。4の選択はやはり嫌ですね。

2を選択するには、多少なりとも強い男子じゃないとダメです。つまり取り押さえるのに必要な軍事力を有していなければならないのです。女子生徒のような力の弱い(軍事力を有しない)クラスメートは、取り押さえるのに役立たないでしょう。ここが問題ですね。

絶対的強さを備えた人がいて、不良が暴れたときにだけ出動してくれるボディガードのような人がいたらいいんじゃないか、という考えに基づくのが『沈黙の艦隊』ですかね。

日本のとるべき道は、漫画と違って難しいものです。でも、烏合の衆にだけはなりたくないと思ってしまいます。

財務省の気骨

2004年11月06日 00時22分58秒 | 防衛問題
今まで防衛問題の記事で述べてきたように、自衛隊の装備等には疑問がある。陸上自衛隊の隊員数についても削減していくべきと主張してきた。同じ数を警察やレスキューに回した方がよっぽど国民の役に立つ。



国家財政を預かる財務省は、どうしてそんなことに気づかないのかと非難もしました。でも、今は頑張れ!と応援したくなる気持ちです。良いニュースを見つけました。

11月4日共同通信によると「財務省がまとめた”陸上自衛隊の定数4万人削減”を柱とする、人員、装備の削減案」とあるではないか!


よくやったぞ、って言いたい。これでこそ、国の台所を預かる省庁と言える。本当はもっと削減できるけどね。だって、定数ってのは常時満たされてるわけではなく、いつもそれより少ないんです。だから、いつでも隊員募集しているわけ。

現在の平均隊員数は約14万3千人程度。定数が16万人だから、ここから削減するより、今いる人員から削減した方がいいに決まってます。そうすると10万人規模ですから、大分削減できます。




通常装備も大幅にカットしてくれ!お願いです。そうじゃないと、本当に赤字がひどくなる一方ですから。

財務省の気骨を感じました。それは、最も国家財政に危機感をもっているということです。そのことに国民も危機感を持つべきだし、何ができるか一緒に知恵を出し合って考えるべきです。

財務省は防衛庁の強い抵抗に遭うと思いますが、何とか押し通してほしいです。それには、国民が味方につかないとね。社会福祉を削るより先に防衛関係を削るべきなのは判り切ってることですから。

頑張ってくれー、財務省!