いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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何を審査するのか?政倫審

2004年11月30日 22時24分52秒 | 政治って?
今日の重要な案件であります、ハシモトさんの話題です。結果は・・・
受領は認めたものの、核心に触れることもなく型通りに終わってしまった。そりゃそうですね。もし全ての真実を明かしてしまえば自分が逮捕・起訴される可能性さえありますからね。当然です。敢えて不利益な発言や答弁をすることもない。自分の責任については「信頼を損ねた」という程度で、次期衆院選挙では小選挙区から出馬しない意向であると述べただけである。勿論議員辞職はしない。本当に関与していなければ辞任しなくてもよいとの判断なのだろう。
(以前書いた記事を参照して下さると嬉しいです。カテゴリー:政治って?)




言い古された台詞「記憶にない」は、未だに使えるということなのであろう。記憶にはないが、周囲の客観的状況から見て「受領した」という非常に受動的な認定をしたと言えます。これが最大派閥の領袖であるかと思うと、何だか情けなくなります。言い逃れ的な発言と取られてもしかたがないであろう。

ハシモトさんは、国民や野党の中に今回の一連の逮捕・起訴に関して疑惑若しくは陰謀説があるとの見方を緩和しようという作戦で、この審査会に出たと思う。それに、民主党はしつこい上に自民党内でも「このままじゃまずい」という意見もあり、さらにコイズミさんのイジメ的な面もあって、審査会を開くことにしたのかもしれません。でも出来レースですね。というか下手くそな演劇?


第一、特捜部が挙げた会計責任者の裁判が結審していて(尚且つ高知知事選後で)、裁判上は会計責任者の言葉・証言関係は全て裁判所が「是認」したことになってしまってます。どう見ても検察側・被告側の取引があったとしか思えません。おまけに裁判所もこの流れに乗っかってしまい、全く法的追及がなされないまま即日結審させるなんて、裁判所の訴訟指揮はいったいどうなっているのだ?これが法の番人のすることなのか?

裁判所判決は絶対的に覆せない「事実」ということで、このあといくら証言が食い違うとか言ってみたところで、変えられませんね、きっと。だからハシモトさんは安心して審査会に出られる。「会計責任者がそう言ったから」と言うだけで、これは事実として扱われてしまうからです。

法律や裁判とはテクニックに精通していれば、真実ではなくとも「事実」を意図的に作り出すことができるという便利さがある。そこに介在している検察官・弁護士・裁判官の法曹軍団が全員結託してて悪であれば、誰も止められないという意味です。通常はこんなことはないと思いますが、私個人の意見としては今回の裁判は不自然で、東京地検特捜部に対する信頼が揺らいだと思います。正義より出世が大事な検察もあり得るのかもしれません。検察がハシモトさんを起訴しない方針としたのも、起訴便宜主義が役立って、検察の胸一つというわけです。


こんな出来レースを見せられても、誰も納得したりはしないでしょう。在宅起訴されてまな板に乗っかっている「毒まんじゅう」は私と同じくらい憤慨していると思います。間違いない!





意外に早く過ぎました

2004年11月30日 13時30分03秒 | 俺のそれ
10月22日からブログを初めてから、一ヶ月ちょっと経ちました。確かに無駄に書いてしまっていることも沢山あり、また感情的に書いていることもありました。でも、自分の伝えたい思いは少し出せたかな、と思います。でも、まだまだ諦めずに取り組むべきことがありますから、頑張って行きたいと思います。



ところで、何にも関係ありませんが、新しくできたランキングに参加しませんかというお誘いがありました。「元祖ブログランキング」とかいうものであったと思いますが、こういうのには参加した方がいいのでしょうか?私のブログはまだまだ寂しいですから、もっと訪問して頂けるようにしたいですけれど、ランキングには参加した方がメリット大きいのでしょうか?


覗いてみたんですが、印象派まだ「パラパラ」という感じで、どうしたらいいか判らず参加しませんでした。もうちょっと訪問数が増えたら参加してみたい気もします。少ないのに参加したら、凄く少ない訪問数を見た時に「ガクッ」という気分になってしまうのではないでしょうか。少ないことは知っていてもそれが明らかな数字として出てしまうのは・・・・・・寂しいです、やっぱり。それが嫌ということもあって参加するのはちょっとにゃー、ということもあります。

「内容が無いよぅ」と言われても(すみません、オヤジですから)当然なので、努力してみますが、根本的な人間改造はできないので難しいかもしれません。

明日から師走です。記事が書けないときも増えるかもしれません。それは――忘年会などで酔っ払ってしまうかもしれないからです。でもお許しを。


今日は大切な日です。橋本さんの審査会と、日中首相会談ありますから。今までも記事に(「鏡に映った日歯連」、「毒まんじゅうの抵抗」など)書いてきましたが、結果を良く見て考えてみます。


介護保険の厚労省案

2004年11月30日 11時57分50秒 | 社会保障問題
以前の記事(カテゴリー:社会保障問題参照)にも書きましたが、介護保険制度は地方財政の圧迫要因でもあり、地域格差が大きい制度です。医療制度改革と同時に進める必要があるのに、今度は介護保険制度の財源が明らかに枯渇しそうだということで、厚生労働省は徴収する保険料を多くしようという国民の目を欺くかのような作戦を考えています。



介護保険料の負担年齢引き下げへ――厚労省2案

保険料を払う対象年齢を3年ごとに5歳ずつ拡大する案と、一気に2009年度から20歳以上に拡大する案だそうです。厚労省は介護保険制度の枠組みの中でしか検討できないため(たぶん法律で制度が決まっているからなんだろうけど)、単なる数字合わせばかり考えているようです。目先をくらませるために、障害者にも受給範囲を拡大しようと言ってているようですが、これは介護保険制度を設計する時に既に拒否したと記憶しているが。脳血管障害や神経難病等で高齢者でなくとも介護が必要である人達が存在していたが、単に制度上面倒とか財源とかの問題で制度利用を拒否したはずだ。当時利用したがっていた人達は「保険料も払うし自己負担もするので、入れてほしい」と言っていて、その旨関係団体が申し入れたが却下された(と記憶している)。

元来高齢者(要するに介護保険対象年齢)以外の介護が必要な人たちは、高齢者に比べたら多くはないし今後もそれほど増加することはないでしょう。ある一定の財源があれば制度利用は可能であるはずなのに、敢えて拒否した。今になって範囲拡大と言い出したのは、国民に保険料払わせる大義名分が欲しかったからとしか思えません。

何度も言うようですが、年金制度だけ考えて改革してみても財源的に無理があり、今後増加する医療関係費(医療+介護)は急速に増加していきますから、全体で考えることが必要です。若者が多い地域は収入増に直結しますが、過疎地域とかの若者が少ない地域では収入はそれ程増えないため1人当たり保険料の地域格差は拡大する可能性が大きいでしょう。

現在三位一体改革とか減税廃止とかあれこれやっていますが、基礎年金の国庫負担率を二分の一に引き上げが絶対ですからその財源を苦し紛れにひねり出そうとしているだけでしょう。確かに地方財政や地方公務員改革も必要でしょうが、今までのところ数字合わせに終始して将来像に対する理念が感じられません。

しかも「消費税は上げない」と御旗を掲げてはいるが、国民を騙すかのような年金や医療保険料のアップで実質的に増税となんら変わりがないのです。いずれ(既に去年くらいに一度値上げありましたが)労働保険関係の保険料値上げだの、今出ている介護保険料値上げか対象を20歳に拡大とか、老人保健の自己負担を3割にとかの実質的増税が繰り返されるに違いないのです。今までの健康保険制度でも同じように進んできましたから。被保険者本人の1割負担、次は2割、次は3割・・・同じ現象です。


負担増を打ち出す前に、まず無駄の削減を考える――― これを実践したら国民理解も得られるはずです。おかしな公益法人とかに無駄な補助金出すのは止めよう!丸投げみたいな随意契約で不適切な支出も止めよう!

本当にお願いします。

税収2兆円増額修正

2004年11月30日 11時43分56秒 | 経済関連
新聞などの報道によると、補正予算で財務省方針として税収が増額修正されるとのこと。素直に、減るよりよかった!でも、少しの収入増ですが、今年は台風被害や地震被害がありそちらに予算を配分しなければなりませんから、財政全体で見ると大きな効果はありません。ただ心理的要素として収入の落ち込みが下げ止まったことは好感されるのではないでしょうか。それと新規の国債発行が回避されることもプラスです。




しかし、読売新聞の行ったアンケートでは、景気回復感は家庭には実感できるものは少ないようです。暮らしが楽になったと答えているのは僅か5%しかありません。また、負担が重くなったと感じているのは、多い順に年金・健康保険などの社会保険料(33.5%)、医療費・介護費(32.2%)、税金(28.4%)、日常生活費(25.3%)、以下通信費(15.4%)、教育費(15.4%)となっています。これは、社会保障や税金等の国民負担が心理的にも大きく圧し掛かっていることを表していると感じます。特に社会保障関係費は保険料だけでなく自己負担分も含めて3人に1人が「重くなった」ということですから、この不安を取り除くことを考えていくべきでしょう。

これに関連して次の記事が・・・




自公民の年金改革への「新合意」検討
これも何度も言うようですが、社会保障全体で考えるべきで、医療・介護費を切り離していると後々財源枯渇により大幅な国民負担増が強いられることになるでしょう。いずれの党も利権や族議員に配慮するのではなく、国民のためになる将来の日本という国家をきちんと示して欲しいものです。

民主党も野党としての役割をきちんと担ってほしいですね。政府に全て押し切られてしまってます。