新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

同じお笑い芸人でも品格差が際立つこの2人

2019年06月03日 12時40分09秒 | マスメディア

気のせいなのか、最近のテレビのニュースから政治関連の報道がまったく消えてしまったようである。
 
1月から始まった通常国会は6月28日まで開かれているのだが、今年は安倍政権の思惑通りに国会運営が行われ、4月1日の「新元号フィーバー」から5月1日の「代替わり即位」による皇室の政治利用パフォーマンス、そしてそんなお祭り騒ぎが静まりかけた頃、トランプ大統領の国賓待遇としての過剰な「おもてなし」にマスメディアが協力し、国民の目を破綻している安倍政策から遠ざけられてしまったからである。
 
その結果、野党が唯一テレビ中継で存在感を発揮できる予算委員会が数か月も開かれていないという異常事態になっている。
 
言葉通りに解釈すれば、来年度の予算を審議するのが予算委員会であり、国の総予算やこれを実施するのに必要な法律案などを審議するのだが、昔からあらゆる政府の政策に付随する審議が行われてきた。
 
この数年間は安倍晋三夫妻により森友学園への国有地異常安値払下げ疑惑から始まり、安倍晋三の個人的な「腹心の友」への異例な便宜・利益供与が発覚した加計学園獣医学部新設疑惑等々、安倍晋三が予算委員会で窮地に立たされ右往左往するさまがテレビでも放映されていた。
 
今年は4年に一度の統一地方選挙と3年ごとに行われる参議院選挙が同じ年に行われる12年ぶりの亥年選挙と言われる。
 
そして前回の2007年の亥年選挙の年に、当時の安倍晋三首相は参院選挙で大敗し、その後の臨時国会で病床から政権放棄を宣言してしまい、さらに2年後に民主党に政権を奪われたというまさに安倍晋三にとっては大きなトラウマがある。
 
今年の参院選では「絶対に負けられない」という気持ちが高じて事あるごとに「悪夢のような民主党政権云々」と公言するようになり、テレビメディアは政権を忖度して「安倍晋三首相」のイメージダウンにつながる場面を排除するようになった。
 
その結果が、2019年度予算成立以降の予算委員会の「開店休業」どころか「閉店」状態という事態になっている。
 
予算委 開かれず 衆院3カ月、参院2カ月
 
                      【東京新聞より】

「内政に行き詰まれば国民の目を外に向けさせればいい」という政権の常套手段があるが、最近では外交上の成果がまったくない安倍晋三にとっては「安倍内閣で解決をする」とうわごとのようにつぶやいている「拉致問題」に関しても、お得意の「やってる感」を拉致被害者の前では繰り返していたが、最近は、「前提条件なしに金正恩朝鮮労働党委員長との会談を目指す」と言い始めていたのだが、あっさりと「無条件会談『厚かましい】 北朝鮮、安倍氏方針に反発」と北朝鮮から一蹴されたらしい。
 
さて、相変わらず悲惨な事故や事件が絶えない最近のご時世だが、特に死傷事件で加害者が自殺してしまった場合、正確な殺害動機が闇のままになってしまう。
 
そんな時には、加害者の過去の生い立ちから周辺の人たちの様々な証言や、さらには加害者の部屋から家宅捜索令状により、根こそぎ品物を押収し、犯罪に至る動機を推測することになる。
 
本来ならば全容が明らかになって公式発表されるまでは静観してればよさそうなのだが、テレビメディアが「芸能ゴシップ」並みの番組を垂れ流している。
 
「情報番組」と装いながら、本来の活躍の場がなくなってしまったらしいお笑い芸人をコメンテーターとして雛壇に座らせて、ワイドショー化させている番組がやけに多くなった。

決して専門的な知識や見識を持ち合わせていない連中が、「良く分からないのですが・・・」という前置きをしながら、番組の進行に合わせるかのようなコメントを発することは見ていて哀れになってしまう。 
 
若いお笑い芸人の中には「ネタ」としてあえてボケぶりを演じることもあり、それを他の芸人がツッコムという、正に予定調和な場面が延々と続くこともある。
 
こんな番組は「お笑い番組」として時間つぶしに見る分には、大して害にはならない。 
 
但し、どのようなお笑い芸人を起用するのかは、そのテレビ局の品性が大きく左右するものである。
 
最近では「トンデモ解説委員」と言われたフジテレビ 解説委員 平井文夫。
 
丸山氏に辞職勧告した議員は自分も失言だけで辞めてくれるんでしょうね


さて、川崎市登戸で発生した児童等20名を殺傷した事件では、その後加害者が自殺したことをうけて、テレビ各局で「拡大自殺」ということを広めてしまった片田珠美という精神科医がいた。
 
それを受けて、「立川志らくの的外れな反論 ツイッターで川崎殺傷事件『犯人は一人で死ね』に言及」と1人の落語家のツイッターが大きくネット上では議論沸騰していた。 
 
そんな最中、先ほど紹介したポンコツ解説委員がいるフジテレビで、レギュラー出演しているお笑い界の「重鎮」ヅラしている輩がトンデモ発言をしていた。
 
松本人志、川崎殺傷事件に『唯一の救いは、花を持ってきてくれる人がすごく増えています』」 
 
人間が産まれてくる上で不良品って何万個に1個絶対これはしょうがないと思うんですね。それを何十万個、何百万個にひとつぐらいは減らすことはできるのかなって、みんなの努力で」と示した上で「正直、ボクはこういう人たちはいますから絶対数。その人たち同士でやりあって欲しいですよね
こんな発言に対しては真っ当な批判の声は多かった。

ところが同じ日に、同じお笑い芸人でありながら、松本人志と対極に位置すかのような芸人の発言が大きな共感を生んでいる。

爆問太田 『一人で死ぬべき』に『すぐ近くにいると思うの。彼のような人は』」 


安倍晋三との会食を嬉々として宣伝するお笑い芸人に対してかつては安倍晋三に対して正面からこう言っていた芸人がもっと多くのテレビ番組で正論をしゃべってくれればいいのだが、少なくとも品性欠落しているフジテレビでは無理であろう、とオジサンは思う  

   
 

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