新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

ついに「野党共闘」が壊れ「与党共闘」が誕生か

2022年02月15日 11時55分04秒 | 政治

今まで見たことがないほどのまったく緊張感のない国会中継。
 
「泡のないビール」または「炭酸なしのーダ水」みたいな岸田文雄内閣のポンコツ閣僚の答弁が続いている 

昨日の国会報告で立憲民主党の大串博志が自ブログで怒り嘆いていた。
 
新規陽性者数すら正しく確認できない現状は大問題だ
 

今日の予算委員会で、我が党の質疑者から問われたことに対して、後藤厚労大臣が答えた内容は衝撃的でした。
①現在の新規陽性者、重症者数、死者数に関する数字は、HERーSYSシステムへの入力が間に合っていないことから、実態を正確に表していない
②ワクチンの1日100万回接種がいつ達成されるかはわからない、したがって、いつどれだけの方々が3回目接種を受けられるかは明確には言えない
③クラスターが頻発している、高齢者施設へのワクチン3回目接種も2月中に終えられるとは言えないし、つ終えられるかわからない
①について。新規陽性者数、重症者数、死者数が正確にわからないで、そもそも政府として適切に判断を下し、対応することは可能なのでしょうか。まん延防止措置を延長するのか、緊急事態宣言を発するのかは、このような基本的な数値が正しくわかってはじめて判断できるのではないでしょうか。目をつぶって車を運転しているようなものです。
そして②、③について。鍵となる対策、すなわちワクチン接種に関して、はっきりとした方針、目標を持たず漫然と取り組んでいる姿勢以外の何ものでもありません。
今私たちが知り得る数値だけ見ても、重症者数、死者数は不気味に増加しています。ワクチン3回目接種がもっと早ければ、失われずにすんだ命も多いのではないか。
そんな深刻な状況下で、こんなにいい加減な対応を続けていていいのか。私たちは、国会において、さらに問い続けていかなければなりません。

 
そもそもかなり以前から「医療逼迫」と指摘されている中で、感染症対策の3原則である「検査」、「診断」、「隔離」、「治療」の最初の「検査」が追い付かない状態が続いている。
 
したがって毎日報告されている全国各地の新規陽性者、重症者数、死者数はかなりのタイムイラグと抜けがあり、実態を正確に把握することすら困難で、もはや崩壊状態らしい。
 
ましてや遅れている3回目のワクチン接種に関しては「有効期限」のワクチンに対する不安も出始めているという。
 
3回目接種に“期限切れ”ワクチンが使われ不安拡大…安全性と有効性に問題はないのか?
 
こんな指摘がされていた。
 
「ファイザー製のワクチンも、モデルナ製のワクチンも世界中で争奪戦となっている貴重なものです。どの国も入手できたら、少しでも早く、少しでも多くの国民に接種しようとシャカリキになっている。だから、せっかく入手したのに、いつまでも使わず“期限切れ”となることなど、本来、あり得ないことです。これは厚労省の責任ですよ。多くの国が必死になって接種を進めているのに、日本の厚労省は、医学的な根拠もないのに、8カ月の間隔を空けることに執着したり、予約がないと接種させないなど、接種促進を妨げてきた。現場も知らないのに、自分たちで決めようとした結果です」
医療ガバナンス研究所理事長の上昌広
 
先の緊張感のない国会では野党間で最近こんなことが起きている。
      
立民 維新 国民など 国会対策で実務者協議へ 野党間の連携図る

国会対策での野党間の連携を図るため、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党などは、今後、実務者が協議していくことになりました。
国会対策をめぐって野党側は、去年の衆議院選挙前は、日本維新の会を除く立憲民主党など4党を中心とした枠組みで、定例で協議を続けていましたが、衆議院選挙後は、行われていませんでした。
しかし、予算審議の進め方など連携が必要な場面もあるとして14日、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、それに、無所属議員の会派「有志の会」の実務者が会合を開きました。
そして、今後は毎週会合を開いて、情報交換などを行っていくことを確認しました。
立憲民主党としては、衆議院選挙前と同様に、共産党も参加してもらいたい考えでしたが、一部に反対があっため、共産党とは個別に協議していくことになりました。
会合のあと、立憲民主党の奥野国会対策委員長代理は、記者団に、「野党第1党として、各党からまんべんなく要望を聞き、情報を伝えたい。共産党も参加できるよう、引き続き調整したい」と述べました。
共産 小池書記局長「野党としての立場が問われる」
共産党の小池書記局長は、記者会見で「日本維新の会が与党の補完勢力で、野党でないことは明確だ。定例協議に日本維新の会が加わり、共産党が外れて別扱いされるのは、野党としての立場が問われる」と述べ、不快感を示しました。

 
せっかく昨年の総選挙では立憲民主党候補に一本化するために自候補を下ろして協力した共産党は黙ってはいられないのは当然であろう。 
 

 
220215 野党国対枠組みから共産党が仲間外れ
 
この動画に寄せられたコメントでは、コアな立憲民主党支持者離れが明らかになってきている。
  
「枝野&福山体制の時は、批判されても、気持ちはわかるけどこういういいところもあるよ、と説明できたけど、今の新執行部には全く共感できない。小川淳也議員も期待外れ。このままなら次の選挙は立民には投票しない。」
 
「どうかとは思うが、共産はずしは昔からあった。でも、維新を入れるってなんだ?野党の看板も外したほうが良いのでは?」 
「私は選挙で立憲と共産が同じぐらいの割合で、候補者調整したのなら『一方的な別れもあり』だと思います。『貸し』がないわけですから。ただし立憲が有利に調整して、そのおかげで当選した議員がいるのに、貸しを返さぬまま一方的な別れは「恥知れよ」です。政治主張や政治理念の前に『人として』の問題です。」
 
最近ではこの期に及んで「共産党との共闘連携は白紙にする」と公党の代表として軽く発言し、政界全体の信頼を失っている立憲民主党代表・泉健太。
 
どうやら既に党内のコントロールはできず、幹事長・西村智奈美も手の施しようがないらしい。
 
ましてや国対委員長・馬淵澄夫の仕切りの悪さで野党第1党の国会審議での存在感もない。
 
党内からは「昨年の衆院選挙の野党共闘が問われているが今やってるのは与党共闘に他ならない」と物分かりのいい国対に諦めモードだという。
 
岸田文雄内閣を追及する前に、立憲民主党は既に機能不全で漂流中といわれても当然であろう、とオジサンは思う。
 
  
 【付録】
悪名高き日本の「入管施設」における違法な制圧という名を借りた暴力行為が公然化されていた。
 
『うるさい、静かにしろ!』 入管施設『制圧』の実態 映像入手
  
「倒そう、制圧、制圧」。手袋をはめた制服姿の入管職員が、収容されていた日系ブラジル人男性を6人がかりで押さえ込み、「痛い、痛い」と叫ぶ男性の腕をねじり上げた。「痛いじゃねーんだよ」「うるさい、静かにしろ」。職員の大声が響き渡る。これは、男性が東京入国管理局(現・東京出入国在留管理局、東京都港区)に収容されていた際に職員による暴行でけがをしたとして、国に損害賠償を求めた裁判で東京地裁に提出された証拠のビデオ映像だ。入管収容施設で外国人が職員に暴力を振るわれたと訴える裁判が相次いでいる。入管の収容施設で、何が起きているのか。前編と後編に分けて伝える。【上東麻子/デジタル報道センター】
暴行を受け負傷したとして国を提訴
 訴状などによると、2018年10月5日、東京入管に収容されていた日系ブラジル人、アンドレ・クスノキさん(35)は入管職員から、茨城県牛久市にある入国者収容所「東日本入国管理センター」に移送されると告げられた。クスノキさんは友人が面会に来られなくなることや、同じ年に同センターで自殺者が出ていたことから移送を希望しないことを伝え、理由について尋ねたが、決定事項だとして入管側は話し合いをしなかった。
 クスノキさんは、この4日後の移送の際に、多数の入管職員に床に倒されて押さえつけられたり、腕をひねられたりされるなど暴行を受けて負傷したとして、国に500万円の損害賠償を求めて19年8月に提訴。東京地裁で審理が続いている。
 これに対して国側は裁判で、クスノキさんが「移収(移送と収容)を拒み、入国警備官の職務執行を妨害したことから、クスノキ氏及び職員双方の受傷事故などの防止のためにとられた措置であり、入国警備官の正当な職務行為であった」などと主張している。
「暴れんじゃねえ」手錠かける様子も
 その時の様子を入管側が撮影したビデオ映像は、原告側の求めに対して国側が証拠として裁判所に提出した。法務省は「強制力を伴う制止」や隔離措置などを行う場合、適正に行われたことを後に立証するためにビデオ撮影で記録すると、要領で定めている。毎日新聞は約20分間のビデオ映像をクスノキさんの代理人弁護士から提供を受けた。メディアで公開されるのは初めてで、その映像を見てみよう。
 「制圧」は、移送を告げられた4日後の18年10月9日の朝、東京入管内で行われた。映像には、手袋をはめた多数の男性職員が居室に入ってきて、トイレに机をバリケードにして立てこもるクスノキさんを引きずり出し、うつぶせに倒して床に押さえつけて「制圧」し、手錠をかける様子が生々しく映っている。
 「痛い、折れる……」。クスノキさんは苦痛に顔をゆがめるが、職員たちは「折れてないよ」「暴れんじゃねえ」などと答えている。組み伏せた後は、うつぶせのまま5人で担ぎ上げ、出所の手続きを行う部屋に運ぶ。途中、何度も「腕痛い」「痛い」と悲鳴を上げるクスノキさん。「指示に従わねえから、こうなるんだろー」「静かにしろって言ってるんだ」と職員の怒声が響く。
 入出所手続き室に着くと、クスノキさんは青いマットの上に再びうつぶせで組み伏せられた。「茨城の入管行くから」と告げる職員に、「なんで、なんで俺行くんだよ?」「あそこは自殺した人もいるんだよ」と訴えるが、職員は答えない。途中から制圧に加わった大柄の男性がクスノキさんの頭を両手で押さえつけ、体重をかけると、クスノキさんは「あーっ」と苦痛で声を上げ、顔をゆがませている。制圧は十数分間続いた。
「話し合いたかっただけ…」
 現在は一時的に収容を解く「仮放免」となっているクスノキさんへの取材によると、クスノキさんは制圧で抵抗する力を失い、その後、血が付いた手と顔を洗い、牛久に向かうバスに乗せられた。途中、痛みと屈辱でずっと泣いていたという。
 移送翌日の10月10日、東日本入国管理センター内の診療室で医師の診察を受け、「左腱板(けんばん)不全損傷」と診断された。押さえつけられた頭は痛みが残り、数日間、鎮痛剤を飲まなければならなかった。診療所の医師からは長期の肩のリハビリか手術が必要と言われたという。現在も肩に痛みが残り、腕が上げづらい状況が続いている。


 
 

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