昨日は午後から地元のある会議に出席したのだが、途中、休校になった自転車に乗った中学生らしき一団に出会った。
学校では生徒同士の感染の恐れから休校にしたり、教室を開放する際にも生徒同士の間隔をあけるように指導されているらしいが、こんな若者たちが終日、家にこもれるわけがない。
また、その会議では、自粛要請されていない園児を連れた親子が「子ども文化センター」に行ったら、楽しみにしていたオモチャが一切触れなくなっていたという報告を聞いた。
徐々に息苦しくなりそうな気配が出てきている。
政府の新型コロナウィルスに関する政府対策本部の専門家会議の風景を報道で見ると、かなりの中高年の大人たちが並んでいる様は世の中の動きとは違和感を感じてしまう。
むしろ感染のリスクが高いのではと心配するのだが、さすがに「リスク管理」に長けている安倍晋三は決してそんな会議には長時間おらず10分以内には退席しているらしい。
それもテレビカメラ持った報道陣が出ていた後は、用意された原稿を読んで即座に出ていくらしい。
そんな短時間会議でまたもや「強烈なリーダーシップ」を発揮したらしい。
「また唐突 首相決断 後手批判に指導力演出 中韓入国者の待機要請」(毎日新聞)
「入国制限は遅すぎたか 透ける中国への配慮、指導力演出」(朝日新聞)
"政府が、武漢を含む湖北省からの「入国拒否」を表明したのが1月31日。その後、対象を浙江省にも広げた。一方、米国などは2月上旬に中国全土からの入国禁止措置に踏み切っていた。日本政府の対応は「初動は完全に失敗」(自民党ベテラン)と与党からすら批判が上がっていた。"https://t.co/CPAuZz1KA7
— 福地慶太郎(朝日新聞記者) (@kei_fukuchi) March 5, 2020
不思議なことに、毎日新聞も朝日新聞も「指導力演出」という語句を見出しに使っていた。
東京新聞は穏健な見出しだが、東京新聞労組のツイッターと関連ツイッターが本質をついていた。
「<新型コロナ>中韓からの入国規制 首相表明 ビザも停止 指定場所で2週間待機へ」(東京新聞)
中国、韓国からの入国を規制する突然の政府方針には、専門家から疑問の声が上がっている。 「何も聞いていなかった。今はそうしたことをする段階なのだろうか」 政府対策本部の専門家会議メンバーの押谷仁・東北大教授(ウイルス学)は、困惑した様子で受け止める。「危険な地域から人を受け入れないことは感染症対策としてはあり得る。ただ、危険な地域は東南アジアや米国などにも広がっており、全部やらなければならなくなる」と指摘する。 専門家会議は、国内で局地的に発生している小規模な患者集団(クラスター)を生み出さない取り組みを重視しており、押谷氏は「まずは国内の対策に力を入れるべきではないか」と疑問視した。 国立病院機構三重病院の谷口清州(きよす)臨床研究部長は「事実上、入国制限に近い対策だが、既に国内に感染が広まっていると考えているなら意義は薄れてしまう」と受け止めた。 その上で「全体の戦略として、国内の感染をいっぺんに終息させられる段階だと考えているならば、入国させないことに意味がある。ただ、その場合は国内でも広範な外出自粛など、より強力な対策が必要かもしれない」と指摘した。 |
「一斉休校」要請。
— 東京新聞労働組合 (@danketsu_rentai) March 5, 2020
中韓からの入国者「隔離」方針。
いずれも、ろくに議論もなく
唐突な独断専行。
政策決定のプロセスがヤミの中。
暴走に暴走を重ねる政権。
独裁を止めるのはメディアの使命だ。
2日前、官邸の事情に詳しい某氏と話をして、右が割れたのが安倍首相にとって最大の危機と聞かされた。昨日、今日の動きを見ると腑に落ちる。慌てて百田他と会食し、中韓に対する強硬策を取る。国民の安全よりも、政権の安全のために最強の支持基盤のご機嫌を取ろうとする。これこそ国の危機。
— 山口二郎 (@260yamaguchi) March 5, 2020
石平さんによると
— Shin Hori (@ShinHori1) March 5, 2020
「安倍首相は、医学の専門家の意見ではなく、日本国紀の著者・編集者である百田さんと有本さんの意見に耳を傾けて、中韓からの入国制限に踏み切った」
ということになります。 https://t.co/8In3Z6VzgJ
某百田さんが「安倍さんが入国拒否に動き始めたのは自分と某有本さんとの会食の影響」と呟いてるの見ちゃったんだが、彼はこのツイートで「日本の首相は分野の専門家でもないお友達との飲み会与太話でホイホイ国政を動かしちゃうヤバい奴なんだぜ」以外の何がアピールできると思ってるんだ。
— 山猫 (@il_gatt0) March 5, 2020
専門家の意見を聞かずに、お友達の意見を聞いて、国家の危機よりも、自分の支持層を優先する安倍晋三。
今回も専門家の意見を聞かずに決定したというのは、もう安倍晋三は本当におかしくなっていると見て間違いないという声もネット上では見かけたが、決しておかしくなっているわけではなく、3月4日の国会で忘れかけた「桜疑惑」に対する新たな追及に狼狽し、わが身の保身のため、目くらまし作戦として「指導力演出」を狙い>唐突な独断専行に走ったのであろう。
桜前夜祭答弁は完全破綻 今さら「飲み放題じゃなかった」 https://t.co/0Evvlb7Vbx #日刊ゲンダイDIGITAL
— john Alexander (@john72352990) March 5, 2020
嘘から出た誠に自らが地獄を招く訳です、辻褄を合わせた積りがあぶ蜂取らずに成り強いては絶句する程に話しの筋道が崩壊する安倍晋三。
参院予算委
— 但馬問屋 (@wanpakuten) March 4, 2020
“桜を見る会、前夜祭”
福山議員
「オータニで同じ“鶴の間”。600人の宴会。2時間で通常料金、450万円。総理は施設料も含めてと言っている。3分の1だったとしても150万。ということは料理は無料ですか?」
安倍首相「?え?こ、…これはニューオータニが出した?」
動揺しすぎw pic.twitter.com/my1eWFDPiG
おさらいしてみると、ホテルニューオータニで、桜を見る会の前日に、安倍後援会によって開催された「前夜祭」で、参加者がそれぞれ5000円を払っていたことは、すでに周知のこと。
その5000円について、福山議員は「参加者が払ったのは、5000円ポッキリ、つまり消費税は内税だったことになる。
消費税に該当するのが、端数が出るが、約370円。残りは4630円で、そしてホテルのパーティでは、サービス料が一律にかかるということを念頭に質問した。
福山議員「サービス料も含まれていますね。これが含まれていなければ、安倍事務所への寄付・補てん行為となるので、そんなことはないと思いますが。 安倍晋三「すべてが入っている。」とそれを認める。 |
サービス料は10%となっているので、これが約420円。
さて、残り4210円で、施設利用料と飲食を賄ったことになる。
福山議員「各社メディアの取材によれば、この日は飲み放題だったと聞いている。ニューオータニの飲み放題の価格設定は2500円~3000円です。安い方の2500円として、先ほどの4210円から引きますと、1710円の残高となる。800人の宴会ですから、136万8千円で施設料(広間代)と食事代を出さなければいけません。」 |
この質問に対して安倍晋三対「飲み放題」であったことを否定しながらも、「あくまでホテル側が、ホテル側による、ホテル側の設定であるという答弁で安倍晋三はごまかそうとした。
オジサンは2年連続地元の商工会議所主催の「賀詞交歓会」に出席したが、約500名ほどの出席者での立食であったがテーブル上にはビールと日本酒が用意され、壁際にはケータリング会社の社員らしき人が、赤白のワインとウィスキー等を自由に配っていたことを思い出す。
こんな多数出席の立食では「飲み放題」以外は対応はできないことは明らかである。
福山議員「お手元に配った資料をご覧ください。桜を見る会ではないのですが、オータニで鶴の間600人での宴会です。重要なのは『鶴の間』です。18時から20時まで2時間で通常料金450万円です。たしかにこれは、料理をたくさん出せば割引になるのは当然です。ただ、総理は『施設料も含めて』と言っているので、『タダ』ってことはないと思うので、450万円が3分の1だったとしても、150万円です。さっきの残りは136万8千円です。ということは、料理は無料ですか?総理。」 安倍晋三「この、ニューオータニの明細、ニューオータニが出したん・・デスか?ニューオータニから直接・・それは違いますよね?じゃ、これを出されることをニューオータニから了解を取っておられる・・?」 福山議員「契約者の方から了解を得ました」 安倍晋三「え・・ではニューオータニではないということ?え・・いやいや、ニューオータニが直接ここに出したという資料ではないですね?」 福山議員「ここにってどこに?」 安倍晋三「ニューオータニがこの委員会に。いや、出典っとと書いてあるので・・」 |
福山議員は、これを「お客さん」である誰かから、取り寄せたのであるが、安倍晋三は即座にそれを理解せず、「オータニからこんなものが出てくるはずがない」という前提で、狼狽しているように見えるのがよくわかる。
おそらくオータニとは、今井補佐官経由で強固に裏で話がついているらしいことが、ここから窺われる。
これを、「着席の宴会なので、立食の価格設定とは大きく異なる」と主張する安倍晋三に福山議員はこう突きつける。
「立食と着席では、着席は料理代が高いので部屋代は安くなるんです。立食は高いんです、料理代が低いから。でもどっちにしても、飲み物代も一人2500円でなかったとしても、1人2000円はふつうはかかります。その時、これ、2時間で450万円なんですから。これが3分の1になっても、料理代はタダですよ。5分の1になっても、料理代1000円、ですよ。」 |
あくまで、ホテル側が、ホテル側による・・・と答弁して自分は知らないと言い逃げる安倍晋三。
そこで、福山議員は、オータニの明細書を請求するように参・予算委の理事会に要請したのだが、翌日の5日に、「晩さん会契約、公表遅れ 菅官房長官が謝罪―即位関連式典」という報道があったが、「随意契約」した「業者との契約内容の公表が遅れた」ことを謝罪したのだが、この業者がホテルニューオータニである。
「予算2000万円超の1.6億円で随意契約 首相夫妻主催「夕食会」、ニューオータニ東京と」によれば、昨年の4月の桜を見る会の前夜祭の費用の不足は「後で十分埋め合わせする」という合意が安倍晋三側とホテル側で合意があったのではないか、という疑惑は決して晴れるものではないであろう。
さらに安倍晋三にとってはもう触れられたくない加計学園に関しても、あらたに「韓国人受験生を全員不合格 加計学園獣医学部に『不正入試』疑惑」という疑惑がもちあがっている。
なぜ、韓国人受験生が全員不合格なのか?
そもそも当時加計学園が獣医学部を創設する時に、四国枠とか韓国からの留学生を募集することが目玉であった。
しかし四国枠も入学者がほとんどいないようなので、考えられるのは100億円ともされる補助金が目当てだったという疑いも出てくる。
韓国人受験生を全員不合格の原因はこれか?3年間の93億円の補助金が2020年3月4日で終わり。時期悪いよね https://t.co/ddP6Z4xr4d
— aobachannel (@AObachannel) March 5, 2020
そしてその補助金は今月の4日で終了してるとなれば、もはや韓国人学生は不要ということになり、立派な補助金詐欺という安倍晋三がらみの新たな疑惑が増えてきた、とオジサンは思う。