その昔、1990年代の頃はブログを簡単に作成する無料のサイトなどは存在(?)していなかった。
そのためHTMLのタグを用いて縦横無人に週一回ほどのブログを作成し公表していた。
同時に、読者のコメントを受け付けるため個人のメールアドレスを公開していた。
まさか、そのアドレスが悪用されるとは「WINDW95の初心者にとっては夢にも思わなかった。
そしてそのアドレスは特定業者に渡り、複数の「SPAMメール」配信業者に広がってしまった。
しかし、クレジット会社や通販サイトで使用しているアドレスなので廃止するわけにもいかず今日に至っている。
おかげで毎朝無料メールソフトを起動するたびに、おびただしいSPAMの処理に時間を取られるのだが最近は楽しみになっている。
しかし一度だけ、使用しているクレジット会社からのメールを開き、ログインしようとしたところ拒否され、試行錯誤の末ユーザーIDとパスワードがロックされたことがあった。
その後再度ユーザーIDとパスワードを登録しようと試みたが、今度はクレジットカードの詳細な情報を入力するように求められ悪戦苦闘の末とりあえず15桁のカード番号とセキュリティコードを入力した記憶があった。
しかしその後毎月送られるのクレジット会社からの利用明細を見て10数万円の利用金額が印字され、驚いてカード会社のトラブル窓口に連絡したところある日の夜間に高級ブランドショップからネット注文があったことが判明し、カード情報が盗まれたことに初めて気が付いた。 カード会社はオジサンの毎月の利用状況を把握しており、調査の結果不正使用による事故であり、カード会社が弁済するということで決着がついた次第。
世の中にはオジサンと同年代の御仁が状況は異なるがパソコン使用中に詐欺にあったという報告をしていた。
「詐欺の手口にご注意を!(鈴木耕」
いやあ、まんまと詐欺メールに引っかかっちまったよ。 詐欺メールなんかには絶対に引っかからない自信を持っていたぼくだったのだが、その裏をかかれてしまったのだ。 その手口をここに書いておこう。 みなさんも引っかからないように……と。 某月某日、頼まれた書評原稿を書いている時だった。その際、フェイスブック(FB)に知人が投稿した文章を参照したくなって、何気なくFBのキイを押したのだが、そのとき何か別のキイに触れてしまったらしい。とたんに、パソコン画面がフリーズーーーーッ! 画面が真っ黒になってしまったのだ。 何が起きたのか分からず、しばしボーゼンとするぼく。少し間をおいて、画面によく分からない表示。「あなたのパソコンは乗っ取られました……」というような文面。 詳しい内容は憶えていない。それほどボーゼンとしていたのだ。しばらく画面と格闘してみたが、まるで画面は動かない。マウスのカーソルも動かない。電源を切ろうとしても、なぜかこれも作動しない………困り果てた。 次に「これを解除するには、次の電話番号へご連絡ください」といった意味の表示が出て、0101888✕✕✕……という番号が示された。怪しいとは思ったが、なにしろ書きかけの原稿を放っておくわけにはいかない。とりあえず電話してみた。 思えばこれがよくなかったのだが、焦っているぼくにはそれしか方法はないと思われた。 電話はなぜか英語の応答で、やがてそれが転送されて、「はい、コチラはマイクロソフトのサポートセンターです。ドシマシタカ?」と、片言日本語のお兄さん(?)が登場。 ここで怪しいと気づくべきだった。しかしお兄さん、こちらの事情もよく聞かずにまくしたてる。 「あ、トラブルですね。ワタシはマイクロソフトのシニア・マネージャーの、ジャック・ウィリアムスです。ドシマシタカ?」と畳みかける。そして、このキイを押せだのあっちのキイを打てだのと指示してくる。 ともかく向こうの言いなりにキイボードを操作していくと、とりあえずぼくのパソコンが動きだした。ここがミソなのだ、動き出したのだから……。 その上で、これは「トロイの木馬」という詐欺メールの手口で、このままにしておくと、このパソコンは操作不能になってしまうと言う。 ではどうすればいいのかと聞くと、これを元に戻すには「マイクロソフトのセキュリティシステム」を購入する必要がある、と言うのだ。 うむ、カネの話が出て来たな、と、ぼくの「セキュリティ危機感覚」がピカピカし始めた。だから、ここで止めておけばよかったのだ。 でもとりあえず「それはいくらくらいかかるんですか」と聞き返したぼくが、うん、バカだったよな。 「これは、2万円です、いーですか、ニーマンエンです」と繰り返すジャック・ウィリアムス兄さん。だいたい、この名前もやたら偽名っぽいじゃないか。でも、こちらにそんなことを考える暇を与えないように、敵はマシンガン・トーク。そのうちに、またしても画面がフリーズする。 「あ、またカタマリましたネ。このままだと、ゼッタイダメですネ」 これでこちらはKOされる。 「近所にコンビニ、ありますか? コンビニですネ」 「ありますよ」 「ソコ、チカイですか」 「5分くらい」 「では、そこへ行って、BitCashカードを、ニーマンエン分買ってきてください。それでOKネ」 まあ、2万円でなんとかなるなら、こちらも急いでいるし焦っているのだから、仕方ないか。というわけで、コンビニに出かけた。その間もジャック兄さんが言う。 「電話は切らないでソノママにしておいてクダサイ。無料よ。電話代はムリョーです、コチラ持ちですからね、イイですね、切らないでネ」 つまり、連絡を絶やさないでおくのが向こうの狙いなのだ。いったん電話を切られてしまえば、もう連絡がつかなくなって詐欺は成立しなくなる。でもそれは、後でぼくが冷静になってから気づいたこと。その時は焦っているからそこまで気が回らない。 で、2万円分のカードを買って戻ってきた。 ところがここからが面倒だった。 「はい、カードの裏のヒラガナのIDを、コチラの指定するトコロへ入力してくださいネ。はいドーゾ」 そこへぼくは「ふみこき……」なる16文字のひらがなIDを入力した。すると……だ! 「あ、チョット待って待って。お客様、いま、間違ったキイを叩きましたネ。それ、無効、ムコー、ダメね」 えっ、えっ? なんだよ。確かに入力ミスで、違う字を打ち込んだけれど、すぐに訂正したじゃないか。 「テーセー、ダメね。これ、ムコーになりましたヨ。もう、このカード、ムコーね。仕方ないですね。もう一度、カードを買ってきてください。すぐにニューリョクしないと、トロイの木馬に、お客様のパソコンは食い荒らされてしまうネ」 食い荒らされるなんて、なかなかの日本語を使う。 「でも、そんなのおかしいでしょ。一度打ち間違えたからって、無効になるなんて」 ぼくも反撃するが、でも焦っている。時間はどんどん過ぎていく。ジャックあんちゃんの言うように、ぼくのパソコンがどんどん食い荒らされてはたまらない。乗り掛かった舟(そう思わせるのが敵の戦法だが、焦っているぼくにはその判断ができない)。 もう一度、カードを買い直した。この間も、電話はつなぎっぱなし。これもよく考えれば、おかしい。 さて2度目。 「もうイチド、さっきとオナジに、ひらがなIDをここに、ニューリョクしてください」 そう画面に場所が指定される。今度は打ち間違えないように、慎重に入力する。だが、ぼくの指はけっこう太い。「そ」という字を打つのに、キイボードが隣り合ったsとdを一緒に打ってしまった。そのために「sd」が表示された。すると、ジャックめ、勝ち誇ったように言った。 「あ、ダメ、間違えたネ。これで、また無効、ムコーになりました」 えっ、えっ、そんなのアリかよ。 「もいちど、カード買ってきてもらうしかないですネ」 「冗談じゃないよ。そんなにお金ないし、第一おかしいじゃないの、それ」 「ダイジョーブね。オカネ、戻りますから」 「え、戻るの? どうやって?」 「ワタシから、すぐに現金書留ね。お客様のところへ、アシタ10時にゲンキンカキトメで、ムコーになったカード分のオカネが戻ります。シンパイないですネ。アナタ、ソンありませんネ」 「ウソだろ。だいたい、現金書留が時間指定で着くなんて聞いたことがない」 「ジカンシテ、なんのこと? 大丈夫ダイジョーブ、あした朝10時にゲンキンカキトメとどくネ」 彼がそう言うと、今度は画面に現金書留の画像があらわれた。ご丁寧に封筒から現金が少しはみ出している画像だ。凄まじいほど手が込んでいる。ああ、ここまで準備周到なんだ。だけど、これではっきり詐欺だと分かった。 今の若い人たちは「現金書留」なんか知らないだろうから騙されるかも知れないが、これは、現金を送るときの特別な書留郵便だ。ぼくらの学生時代(1960年代末)には、現金書留は実家からの仕送りには絶対必要な命綱だった。世の中はまだほとんどが現金取引。預金口座を持っている学生なんて、聞いたこともなかった時代である。今では、そんなものを使う人は絶滅危惧種だろう。それに時間指定で郵便が届くわけもない。 「これ、詐欺だね!」とぼく。 もう何万円か使ってしまったから、さすがに頭に来ていた。だがそれも敵は織り込み済みらしい。 「詐欺、ありません。これ、ワタシね。ワタシ、マイクロソフトのカタよ」 そう言うと、今度は突然、画面に〈Jack Williams〉という名前の、ちょっとイケメンの白人男性の写真が映し出された。そこにはご丁寧に〈マイクロソフト・シニアマネージャー〉との肩書までついている。もうどこまでも用意周到である。 だけど、「マイクロソフトのカタ」って日本語、おかしいだろ。もっと勉強しろよ! さらに画面が変わると、CPU使用グラフ(?)なるものが表示され、それが着々と作動して、次第に元に戻りつつある…というような感じが見える仕掛け。 「ほら、ようやく70%ほどまでカイフクしました。あと30%は、やっぱりカードが必要ですネ。どうぞはやくカードを買ってきてください。そうでないと、どんどんヒドイことになりますネ」 「もう金なんかないよ!」とぼく。 「そんなことないネ。あなたクレジットカード持ってるでしょ。いくらでもオカネおろせるはずヨ。すぐにコンビニ、行ってきてください」 こんなやり取りで、もう時間は2時間近く経っている。ぼくははっきりと、これは詐欺だ! と確信した。 数万円使ってしまったけれど、騙されたぼくがアホだったのだ。いくら書きかけの原稿がダメになりそうで焦っていたとはいえ、あまりにうかつだった。 「やっぱりこれは詐欺だよね、ジャックさん。もう終わりだ!」 「そんなことありません。チガイマス。ワタシ、マイクロソフトのカタです。ワタシ、正式なカタですよ」 なおも粘るジャックあんちゃん。 「お客様の電話番号オシエテください。明日10時、イラッシャイますか? また電話しますから。ゼッタイです」 「何をいまさら、ジョーダンじゃない。いい加減にしろよ!」 電話番号なんか教えるものか。ぼくの言葉は、けっこう怒気を含んでいただろう。 当然ながら、翌日10時に現金書留など届かなかったし、再度の電話もなかった。 翌日、ぼくは会員になっている「PCデポ」を訪ねた。いつも親切に、ぼくのようなド素人に丁寧に教えてくれるスタッフの応対で、なんとかPCは回復した。 |
まあ、仮にノートパソコンの場合は画面がフリーズした場合、通常の電源断では復旧しないので必ずバッテリーを一旦外すことにしている。
さて、詐欺に関してはさておいて、危うい日本の宗教関連の危険性について警鐘を鳴らしている御仁もいる。
「本澤二郎の「日本の風景」(5434)」
<アメリカも国際社会も日本会議・靖国・伊勢・出雲の天皇教神道「神の国」を警戒し、日本を信用していない!>
ドイツのヒトラー・イタリアのムッソリーニと天皇ヒロヒトの日本が世界を相手に戦争をした80年前を、世界の日本研究者は忘れてくれたであろうか。NOである。今を生きる日本人は、近現代史を学ばなければ国際社会は受け入れてくれない。露骨すぎる中国敵視政略に、中国やロシアという核大国も警戒している。日本軍国主義復活の研究論文は、中国や韓国のみならず米国の学者も書いて、国際社会に警鐘を鳴らしてきている。 |
昨日、今日と関東地方は小春日和の晴天が続いているのだが、内のオバサンは天気予報を見るたびに予報通りにならないと毎回怒っているのだが、最近の天気予報は、
「従来のシステムを90%以上も上回る精度。Google開発の「気象予測AIモデル」が変える未来の天気予報」らしい。
しかしながら、健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士の河合薫はこんな指摘をしていた。
「元お天気お姉さんが断言。どんなにAIが進化しようとも天気予報を100%当てるのは不可能な理由」
■そこが気象予報士の腕のみせどころ。AIは風を読めるか これもAI、それもAI、気が付かないうちにあれこれAIの時代に突入しました。 お天気の世界も例外ではありません。 米Googleは2018年までの40年間の気象データをAIに学習させ、「GenCast」と名付けた天気予測AIを開発し、19年の予測をした結果、地表の温度、降水量など1,300を超える指標の約97%で、世界最高水準の予測モデルENSを上まったと発表しました。 米Googleは他にも、米海洋大気局(NOAA)が実験導入するモデルなどを開発し、中国の華為技術(ファーウェイ)も天気予測AI「盤古気象模型」を公開。どちらも従来の大型スーパーコンピューターと同等の精度が得られたとか。 日本でも理化学研究所の研究グループが、現行の数値予報とAIを組み合わせて、ゲリラ豪雨を予測するシステムを開発し、予測できる時間が5倍に延びたそうです。 おそらく今後は急速にAIの天気予測が広がり、いつでも、どこでも、簡単に「自分の頭の上の天気」がかなりの精度でわかるようになることでしょう。 とはいえ、天気予報を100%あてるのは…無理です。大気には「初期値がわずかに違ったときに、その後に巨大な差となって表れる予測不可能性=カオス的性質」があるので、どんなに優秀なAIが登場しようとも「ハズレ、空振り」は絶対に避けられません。 例えば、ある地点の気温が13.2℃と観測されても、真の気温の値は13.2212℃かもしれないし、13.2213℃かもしれない、この微妙な差が予測を狂わせます。 しかも、現行の数値予報でも超得意分野とあまり得意な分野があったりするので、その差が時間を追うごとに予測の精度に影響を与えたりもします。 あくまでもこれは私の感覚ですが、数値予報は風速の予測はかなり当たるのですが、風向はそこまで正確じゃない。それが結果的に気温予測の精度を下げる。AIにもそんな得意・不得意があるはずなのです。 実際、ハリケーンや台風の進路は高い精度で予測ができても、その勢力の推移については予測精度がかなり低いことを検証した論文もあります。 つまり、「人」の力が不要になることはない、と私は信じているのです。 私がお天気ねーさんをやっていた頃も、「気象庁の数値予報の精度は高い。でも、極端な現象を予測するのは下手。ここが気象予報士の腕のみせどころなんです!」なんてことをインタビューを受けるたびに言っておりました。 実際そうですし、私が「大当たり!」を出す時はきまって、勘ピューターに従った時でした。 天気は地震と違い「備える」ことができる唯一の自然現象です。しかし、その備えの壁を、最も簡単に破るのが「予測できなかった自然の威力」です。雨や風の強さであり、雨や雪の量であり、持続する時間です。 ■人ならではの感覚を磨く訓練」の大切さ かつて天気予報は、全国の地方気象台の気象の専門家たちが、空を見上げ、風を感じ、雲の流れや、視界の変化を念入りに体感し、記録して行っていました。 私はそういった人たちにお天気の基礎を徹底して教わりましたから、人にしかない、人ならではの感覚を磨く訓練の大切さが忘れられないやしないか?と心配 なのです。 気象学者らが積み上げてきた天気予報の手法を、AIが性能で上回るようになっても毎日天気予報をしていた予報官の勘ピューターをAIは上回ることができるのか? |
オジサンの子供頃に「Mrジャイアンツ」と呼ばれた選手がいたのだが、当時は勘が鋭く、コンピューターのように正確ということを長嶋茂雄の「勘ピュータ」と呼ばれたことがあったことを思い出す。
しかしのちに 「長嶋茂雄の『勘ピューター』はウソだった!資料室にこもって映像をチェックし…」という記事がでたのだが、天気予報も同様に天気天気予報官の「勘ピューター」も豊富な情報を基にした鋭い分析能力のたまものなのだろう、とオジサンは思う。