LGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方を巡って、差別発言をした荒井勝喜首相秘書官が昨日更迭された問題で、この秘書官の出身の地元紙では、そもそもの根本原因は、岸田文雄の情実人事で息子を総理秘書が官にしたのだが、その息が一連の疑惑から担当を外されたことから、今回の差別発言の暴露という事態につながったという。
「『身内以外は平気で切り捨て』秘書官更迭で岸田首相へ批判」
・・・前略・・・ 首相関係の取材対応は政務担当の翔太郎秘書官が行うべき仕事。ところが「『懇意の特定の記者へ情報を流している』との一部報道に公用車観光疑惑も重なり、担当から外されている状態」(官邸スタッフ)といい、代わりに記者対応をしていたのが各省庁との連携が本来業務である事務担当の荒井氏だった。官僚の間で「機能不全の秘書官の代理を務めて貧乏くじを引いた」(内閣府職員)との見方が広がるゆえんだ。 「発言は許されるものではなく荒井秘書官の更迭は当然だ」とする局長級の省庁幹部は、決定の速さについて「(総理は)自分の派閥の(寺田稔)総務大臣や(葉梨康弘)法務大臣の更迭に手間どったことから学習したのだろう」と皮肉まじりに論評。「荒井氏の不手際は長男秘書官が招いた面もあるのだから、そろって身を引かせるのが筋。そうでなければ『身内びいき』のレッテルを貼られ、人心はますます離れていく」と指摘した。 荒井氏は横浜市出身で市立高校卒業後に横浜市役所に勤務。上司の勧めで大学に進み国家公務員上級試験に合格した。経産省関係者によると「特に文書の作成能力に優れ事務次官候補と評される」という。2021年10月の岸田内閣発足時から首相秘書官を務め、日々の国会答弁にとどまらず安倍晋三元首相の国葬式辞も執筆したとされる。 市役所OBは「横浜でも国へ行っても悪い評判を一切聞かない人。今回のような発言をしたとは信じられない」と説明。「周りに引きずられたとすれば、国の中枢がそんな雰囲気ということになり深刻だ」と話した。(有吉敏、三木崇) |
そもそも、なぜオフレコの発言内容が即座にメディアに出たことに驚いたのだが、実はこんな事情があったらしい。
現場にいた毎日新聞政治部の記者(女性)は、一連の発言を首相官邸キャップを通じて東京本社政治部に報告したという。
その報告内容を本社編集編成局で協議した結果、荒井氏の発言は同性婚制度の賛否にとどまらず、性的少数者を傷つける差別的な内容であり、岸田政権の中枢で政策立案に関わる首相秘書官がこうした人権意識を持っていることは重大な問題だと判断した。
ただし、荒井氏を実名で報じることは、オフレコという取材対象と記者の約束を破ることになるため、毎日新聞は荒井氏に実名で報道する旨を事前に伝えたうえで、3日午後11時前に記事をニュースサイトに掲載した。これを受けて、荒井氏は3日深夜、再度、記者団の取材に応じ、発言を謝罪、撤回した。2回目の取材はオンレコで行われたということらしい。
そのオフレコ発言を聞いていたその他の在京 大手紙の記者連中は「オフレコルール」に縛られ荒井勝喜首相秘書の発言を「問題だ!」と感じていながら聞き流したということである。
当然ながら朝日新聞や産経新聞にはこんな記事は出ていなかった。
「更迭の荒井首相秘書官『同性婚、社会変わる』 発言要旨と詳報」
荒井勝喜首相秘書官が3日夜、オフレコを前提とした記者団の取材で性的少数者に関して述べた主な発言 ・(同性婚制度の導入について)社会が変わる。社会に与える影響が大きい ・マイナスだ。秘書官室もみんな反対する ・隣に住んでいるのもちょっと嫌だ ・同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる 「完全にプライベートの意見」 荒井首相秘書官は3日深夜、記者団のオンレコの取材で、性的少数者や同性婚に関する自身の発言を撤回した。主な内容は次の通り。 ◆先ほど(オフレコの)囲み(取材)で、やや誤解を与えるような表現をしまして、大変申し訳ありませんでした。同性婚のところで、社会の中で賛成意見を持つ方、反対意見を持つ方、いろいろいらっしゃると言ったが、僕個人がそれに対してどういうふうに思うかと言ったところはきちんと撤回をさせていただきます。それは個人の意見であって、今の公職においての意見では全くなく、完全にプライベートの意見でしたが、ただプライベートの意見であってもこういうポストにある人間が、個人的な意見であっても言うのは望ましくないというところは、全くおっしゃる通りだったので、そこについては完全に撤回をさせていただきます。 岸田政権は、非常に包摂的で格差のない社会を目指すということなので、それは僕も全く同じです。そういう方向に向かって、きちんとしっかり進めたいと思います。基本的には私からの説明は以上です。 ――具体的に撤回する発言はどれか。 ◆私が、個人としてそれに対してどういう感情を持つかという部分です。 ――例えば「隣に住んで~」か。 ◆隣に住んでいるとしたら、どういうふうに思うかとか、そういうところは撤回します。 ――「見るのも嫌だ~」は。 ◆「見るのも嫌だ」とは、さっき言ったと思わない、そういうふうには言っていないです。そこはちょっとミスリードだと思います。「隣に住んでいる」のも、そんなに差別的な発言は個人的には。どっちかと言うと差別のない人間なので、多分、毎日話を聞いてくれている方はわかると思いますが、そういうふうなことは基本的に思わない人間ですけど。若干ミスリードなことを言ったと思いますので、その部分は撤回します。 ――撤回する理由は、発言の中身そのものよりは、公職という立場にふさわしくない発言だったということが理由か。 ◆そうです。中身自体も撤回はしますが。秘書官は、個人的な意見と言ったって、どうしても秘書官として話をしていることになるので、それは秘書官として言うのは適切ではなかったと思います。 ――撤回するというのは、公私を混同した発言だったからという理由か。 ◆そうですね。公私を混同した発言だと思います。 ――発言の内容自体には、問題はなかったと思うのか。 ◆発言の内容は、僕は基本的にそんなに差別をしてる人ではないので、どういう人であっても一緒にきちんと共生して過ごしていくという人間なので、そこに対して、特別差別的な意識を持っているわけではないので、プライベートの意見としてでも、もし差別的なことを思っていると捉えられたとしたら、それも撤回します。 ――ミスリードとは、差別的な発言だと捉えられたというところに対してか。 ◆そうです。実際そういうトーンで言ったのは、事実だと思うので、それは撤回した方がいいと思います。「いや、実はこうだ」とか言い換えるよりは、撤回した方がいいと思います。 ――この件で岸田文雄首相と話したか。 ◆話していません。むしろ皆さんから、いろいろご意見をいただいて「それは良くないですよ」と言われて、それでです。 ――発言があったことは認めたと思うが、撤回以上の方法はあるか。 ◆きちんと真意をしっかりと述べていこうと思いますし、岸田政権の「包摂的な」というところに寄り添ってやっていくのが一番大事かと思います。 ――発言内容を確認するが、(性的少数者が)「隣に住んでいたら嫌だ」と。 ◆はい。 ――「見るのも嫌だ」と。 ◆見るのも嫌だとは言ったと思っていないです、そういうふうには思っていないです。言ったと思っていないですが、やや誤解を与えた発言があったかもしれないですね。「隣に住んでいるとして、同性婚でってなったら、まあそれは嫌な感じを持ちますよね」みたいなことを言ったと思います。 ――「秘書官全員で話しても、皆そういう考えだと思う」という趣旨の発言もしたのか。 ◆考えじゃないかなという。同世代だからという、そういう趣旨で言ったんですけど、そこも撤回します。勝手に他の人の意見を言ってしまうのもあれなので。実際、聞いているわけではないので。すいません、撤回します。 「差別的な意識を持っていません」 ――「同性婚なんて導入したら、当事者よりも多く、国を捨てる人が出てきてしまう」という発言はあったのか。 ◆賛成、反対いろいろあって、反対の人が多いのではないかという趣旨で。国を捨てるというか、嫌だと、この国は嫌だと思う人がいるのではないかと思うという話はしました。賛成、反対の人がいるということは、そう思いますが、そこで捨てると、もし僕が表現していたとしたら、それは撤回します。 ――自身でそういう考えを持っているが発言を撤回するのか、そもそもそういう考えすらないということなのか、どちらか。 ◆はい、後者です。 ――そういう考えはないが、先ほどそういう発言をしたということか。 ◆いや、ちょっと違う表現を使ってしまったということです。 ――自身の考えとは違う表現が、口から出たということか。 ◆はい。 ――それはどうしてか。 ◆ちょっと、私の不徳の致すところですね。 ――「不徳の致すところ」とはどういう意味か。 ◆不徳の致すところというのは、「申し訳ないです」っていうことですね。 ――自分の考えと違うことが、自分の口から出てきてしまった。申し訳ないというのはわかるが、理由の説明にはなっていないが。 ◆やりとりの中で、ちょっと大きく言ってしまったっていうことですね。 ――改めて考えをお聞かせ願いたい。 ◆差別的な意識を持っていません、しっかりと、ともに社会の中で、どういう方であっても、社会の中で一緒に生きていきます。実際、包摂的な社会を作っていくということは、政権にとって大事な課題だということです。 ――社会に与える影響がマイナスだと思う趣旨の発言だったが、国を捨てるという言い方については撤回すると。この社会に与える影響については。 ◆プラス、マイナスはわからないですよね、正直ね。ただ、反対の方もそれなりにいるというのは事実だとは思います。反対の方が多いのではないかという意味で、マイナスと言いましたが、確かにプラス、マイナスは僕が決めつける話ではないので。いろいろ冷静に見ていかないといけないと思います。 ――自身は同性婚に反対なのか、賛成なのかどちらか。 ◆反対も賛成もそれはないです。首相もこの間、(国会で)聞かれて、首相も、今僕がさっき言ったように、公私を区分して、プライベートの意見を言ってはいけないということでしょうし、プライベートの意見もそもそもは、そんな差別意識はないんですよ。公私含めた存在なので、それは賛成でも反対でもなく、ただ社会の中で、国民がどういうふうに理解をしていくのか、どれだけ理解を得られているのかということを見ながら、いろいろと判断していくことだと思いましたね。 政権への影響「首相には申し訳ない」 ――公職であり、政権に対する影響もあると思うが。 ◆個人の発言です。 ――政権の責任も問われると思うが。 ◆私自身はもう慎重に、あらゆる発言を気をつけてやっていきます。 ――政権への影響は。 ◆政権への影響は、ちょっと首相には申し訳ないです。本当に。もちろん僕個人の意見として言って、個人で迷惑を掛けているので、首相自身が、そういうことを言っているわけでも、考えているわけでもないので。 ――同性婚などが理解が得られないということで、いろいろな思いを抱えてる方々に対する思いはないか。 ◆もちろんその方々の、わかりますよ立場は非常に。だって本人は全く悪いことはないわけですからね。世の中の見方、賛成、反対、いろいろあるが、本人たちは何の罪もなくて、僕個人としてもシンパシーはあります。やはり尊重されないといけないというところはあると思います。 ――負の感情の助長などの結果についてはどう思うか。 ◆それは申し訳ないと思います。真意をもう一回、撤回も含めてきちんと伝えることで、そういう負の連鎖が起こらないようにしていくということだと思います。 ――「隣にいるのも嫌」という発言が本意ではなかったにせよ、(性的少数者らを)傷つける結果になりかねない。メッセージはあるか。 ◆それは申し訳ないと思いますので、おわびをして、後はきちんとそういう人たちが浮かばれるように努力をしていくということで報いるということだと思います。 ――国会の審議に影響があると思うが、発言に対して説明が求められた場合は、場を設けて説明する考えか。 ◆どういう形でするかということだと思いますけど、どこが説明するのか分からないですが、(内閣)総務官室なのか仕組みが分からないですが。 ――求められれば説明をするか。 ◆官房副長官なのか官房長官なのかわからないですが、首相が国会で聞かれるのかわからないですが、説明する機会はあるかもしれないですね。 ――自身が求められた場合は、説明する考えはあるか。 ◆首相秘書官は、そういう形にならないのだと思います。秘書官は独立した存在ではないんですよね。 |
この方「首相秘書官室全員に聞いても同じことを言っていた」とも言っていたそうですね。その真偽は分かりませんが…。 ⇒荒井秘書官、LGBTは「嫌」 岸田首相「言語道断」、更迭へ―政権打撃:時事ドットコム https://t.co/TAJHSfDyCk
— Shoko Egawa (@amneris84) February 4, 2023
「国民の知る権利」から公人である首相秘書官の差別発言を公表した毎日新聞は在京大手メディアでは最も「真っ当な新聞」と評価できるのだが、週刊誌の類になれば、週刊文春の「文春砲」が公人を中心とした暴露記事が有名だが、その対極に位置付けられていた週刊新潮は昔から「皇室礼賛記事」満載の極めて保守的な週刊誌であった。
しかし最近はこんな記事を載せていた。
「『陛下専用のベッドに寝そべり…』「“玉座"に座って記念撮影」 皇宮警察OBが明かす衝撃の不祥事」
この記事を読んだ澤藤統一郎弁護士が自身のブログで「たいしたメディア」と「週刊新潮」を見直すかのような記事を書いていた。
「『王様は裸だ』ー 天皇も同じことなのだ」
「週刊新潮」。かつては大嫌いな保守メディアだった。その取材と報道姿勢を唾棄したこともある。が、この頃、齢のせいなのだろうか。あんまり目くじら立てるほどのこともない、と思えるようになっている。もちろん、絶対に身銭を切ってこの雑誌を購入しないという決意に変わりはないのだが。 最新号の新聞広告に、『陛下、“玉座"の「高御座」で「皇宮警察」が悪ふざけしています』『「天皇皇后」初出席の「視閲式」 総指揮官は「愛子さま」を「クソガキ」と罵った張本人』という記事の見出しが、楽しそうに躍っている。この見出しの付け方、なかなかの出来ではないか。 週刊新潮には、皇室ネタが多い。とりわけ、秋篠宮長女の結婚問題については、ことのほかの熱心さだった。おそらくは、売れ筋のネタを、もっとも売れるようにさばいて書いたのだ。読者の側から見れば、あの素材を、あのように調理してくれることを望んだということである。 週刊新潮に限らず、皇室ネタ記事の多くは、皇室・皇族に対する敬意はさらさらにない。表面上は敬語を使っても、内容に遠慮はない。読み手は皇室尊崇の記事などまったく期待していないからだ。「やんごとないお家柄でも、嫁と姑の葛藤は庶民と変わらないのでございますね」「おいたわしや」「おかわいそうに」と言いつつ、実はイジり、貶めて溜飲を下げているのだ。 『陛下、“玉座"の「高御座」で「皇宮警察」が悪ふざけしています』の記事については、ネットで多少読める。 『「陛下専用のベッドに寝そべり…」「“玉座"に座って記念撮影」 皇宮警察OBが明かす衝撃の不祥事 「互いに高御座に座って携帯で写真を撮り合いました」 天皇陛下や皇族方を最も身近でお守りすべき「皇宮警察」で、皇族方への陰口や、パワハラ、不審者侵入などの事態が頻発していることを、これまでも「週刊新潮」は報じてきた。そして今回紹介するのは、即位の礼で用いられた玉座・高御座に座って写真を撮るという悪ふざけが皇宮警察内で常態化していた、という驚きの証言である。 「即位の礼」で用いられた「高御座」 皇宮警察はここに座って写真を撮るという悪質なイタズラを行った。自らの“悪事"を打ち明けるのは、さる皇宮警察OB。(略)昨今の「バイトテロ」も真っ青、常軌を逸した悪ふざけと言うほかない。…皇室への敬意も職務への忠誠心や緊張感もまったく感じられない数々の振る舞い。 ―2月2日発売の「週刊新潮」では、大幹部である護衛部長らが口にしていた雅子皇后への侮辱的な陰口の中身や、皇族に関する根拠のないうわさが吹聴されていた事件などと併せて報じる』 この記事は、皇室・皇族に対する社会一般の関心の持ち方を反映したものに違いない。もちろん、今の世に天皇家を神代から連綿と連なる神聖な存在と思う人がいるはずはない。天皇は敬愛の対象でもありえない。ナショナリズムのシンボルというのも既に無理がある。積極的に、天皇を税金泥棒と悪口を言うことははばかられるが、陰湿な陰口・イジメの対象としてこれ以上のものはない。 『「天皇皇后」初出席の「視閲式」 総指揮官は「愛子さま」を「クソガキ」と罵った張本人』という見出しの付け方が、事情をよく物語っている。自分の言葉として、天皇の子を「クソガキ」とは言えないが、他人の言葉の引用としては「クソガキ」と言いたいのだ。天皇家に生まれる「親ガチャ」はけっして羨ましいようなものではない。 あらためて思う。これほどまでに揶揄の対象とされる、皇室や皇族とはなんだろうか。私は、冗談ではなく本心から「気の毒に」「かわいそうに」と思わざるを得ない。 またこうも思う。実は戦前も、多くの大人たちが天皇や皇室・皇族を揶揄の対象と見ていたに違いない。天皇を神の子孫であり現人神とする「教え」を本気で信じていたはずはない。しかし、天皇を神とする権力の押しつけや、社会的な同調圧力には抗することができなかった。多くの人々が、天皇や皇室・皇族を神につながる一族と信じる振りをせざるを得なかったのだ。権力にとって、臣民どもに天皇の神性や神聖性を心から信仰させる必要は必ずしもなかった。一億臣民に、そのように信仰している振りをさせることができれば、それで十分だったはず。 アンデルセンの「裸の王様」は、恐い話である。本当の自分の姿がわからない愚かな権力者への揶揄の話としてでなく、「王様の裸」に気付きながら、「王様は裸だ」と言わずに、「いかめしくも神々しい衣装をまとっている王様」が見えるような振りをし続けなければならない民衆の比喩の話としてである。 さて、週刊新潮。もしかしたら、「王様は裸だ」と触れ回っているのかも知れない。ならば、たいしたメディアではないか。 |
「その取材と報道姿勢を唾棄したこともある」「大嫌いな保守メディア」の 週刊新潮に対する痛烈な「ほめ殺し」かもしれない。
「自分の自民党総裁の任期までに憲法を改正したい」と嘯いていた岸田文雄なのだが、護憲派のリベラルはかたくなな「護憲」ではなく、「憲法第1章」を削除するとか少なくとも第2条の「皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。」を無くすという改正案を逆提案したらどうだろうか、とオジサンは思う。
【参考】
衆院解散やる気なし?来秋総裁選まで居座るつもり?支持率下落で開き直った岸田首相の「降ろし方」徹底解説〜菅・萩生田vs麻生・茂木の決戦の行方