正月に生まれて初めてインフルエンザに罹患しました。
現役時代はインフルエンザ予防接種(ワクチン)の代金が企業から援助される時代がありました。
毎年、ワクチンを真面目に接種しながら罹患した連中を腹の底で笑っていた記憶があります。
しかし、いざ自分がインフルエンザと診断され、体の隅々が痛み自由が利かない状態になって、感染症の威力を実感しました。
特に高齢者は高熱状態を認識することが鈍くなり39.4度の体温でも特に異常を感じなかったものの、手足に力が入らない状態になり初めて医者にかかった次第。
完治するまでは2週間ほどかかり、今日から湯治と称してしばらく家を離れます。
その間はいつもの「つぶやき」はお休みして、代わりに国内外の珍しい景色をお届けします。
今日と明日は「深く澄んだジャパンブルー」と題して全国の「青の絶景」を紹介します。
【日本全国「青の絶景」-1】
神の子池/北海道
北海道斜里郡清里町の「神の子池」は周囲220m、水深5mの小さな池で、水が澄んでいるので底までくっきりと見えます。 また、水温は年間通して8度と低く、倒れた木が青い水の中に腐らずに化石のように沈んでいます。その隙間を朱色の斑点を持つカラフトイワナの一種であるオショロコマが泳ぎ、何ともいえない不思議な美しさの景観をみせてくれますよ。 この「神の子池」という名前は、摩周湖(カムイトー=神の湖)の伏流水からできているという言い伝えからそう呼ばれているそう。摩周湖はほかの湖と違い、湖に流れ込む川も流れ出す川もありません。それでも、たくさんの雪解け水が流れ込む時期になっても水位が変わらないのは、湖の周辺にある神の子池などの伏流水を湧き出させているからなのです。 |
青い池/北海道
北海道上川郡美瑛町白金の「青い池」の水面には、無数のカラマツや白樺が立ち枯れており、見る角度や時間帯・季節によって、コバルトブルーやエメラルドグリーンなどさまざまな色合いに変化します。 池の水面が青い理由は、近くの白金温泉から流れ出るアルミニウム含有の地下水が美瑛川の水と混ざり合い、その水に光が反射して青く見えるからだそうです。 |
もちろん夏の眺めも絶景ですが、冬の夜は、たった10分間ほどですが、雪が降り積もった凍った水面をライトアップし、その美しさは冬ならではの神秘的な絶景です。 |
十二湖/青森県
青森県深浦町の「十二湖」は、標高150m~250mの起伏の多い台地に約4平方キロメートルにわたって点在する33湖沼群の総称です。それがなぜ、「十二」なのかというと、展望地から見下ろすと12の池が見えるから。 そのなかでも「青池」は、十二湖の代名詞ともいえる存在です。まるで青インクを流したように見えるさまは神秘的で、太陽と見る角度により、色が変化する幻想の世界のよう。 また、「青池」のほかにも湧水が「青森県の名水」にも選ばれている「沸壷の池」など、すばらしい風景の連続が楽しめます。 |
五色沼/福島県
福島県北塩原村の「五色沼」は、磐梯山の北側、裏磐梯と呼ばれる地域にある大小30余りの小湖沼群のことです。 緑・赤・青など、さまざまな色の沼が点在し、磐梯朝日国立公園に指定されています。また、2016年にミシュラン・グリーンガイド1つ星に認定されています。 |
四季や天候、時間帯などによっても、少しずつちがった色にみえるさまざまな色の沼があり、エメラルドグリーンやコバルトブルーなどの沼は美しい色で、神秘的な雰囲気を醸し出しています。 |