新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

NHKはぶっ壊すものではなく国民の手に取り戻すもの

2019年07月31日 11時08分41秒 | マスメディア

8月1日からの臨時国会を迎えるにあたって、参議院が動き始め山本太郎の「当事者主義」が早くも現実的になった。
 
れいわ2議員の国会内での介護費用、参議院が負担へ


日頃厳しいコメントが集まるあるサイトでも好意的な声が多かった。
 
★「税金から給料払ってるのに、何でこの二人のために更に税金使うの」みたいな事云ってる人をネット・リアル問わず見るけどそうじゃない。きっかけがこの二人なだけで、重度障碍者全てに必要な投資なのよ。 れいわ新撰組 政治 社会 福祉 障碍者 これはすごい
★とりあえずの暫定処置としては議会で負担して、恒久措置としては"重度障害者の職場での支援についても、早急な制度の見直しを政府に求める"ちうあたりで落とし所だわな。
★早速切り込んできた。れいわが議席取って面白くなってきたな/こういうのが、野党がやるべき与党への責任追及。漢字の読み間違いとかどうでもいいことに時間を割くとか民主党はイケてなかった。問題意識の差だな。
★ 議会に迷惑とかほざく連中が無視したい本旨「公費負担の対象を職場にも広げることで、重度障害者が働きやすい環境を整えるきっかけにしたい考えがある」↓体調不良欠席に文句があるなら先に丸山ほだかや甘利に言え。
★“重度障害者の職場での支援についても、早急な制度の見直しを政府に求めることで一致した” 登院する前から政治的な進展をもたらしてる、やはり当事者が当選する意義はある
★「れいわは、介護費用を職場とみなされる参院が負担することに否定的で、運用ルールを変えて公費負担とするように求めている」(記事中)ということはあまり知られずに、れいわは批判されていたような。
★"現状では多額の自己負担をするか、職場が負担する必要がある""現状では資金に余裕がある職場でしか重度障害者が働けなくなる懸念がある"
★“公費負担の対象を職場にも広げることで、重度障害者が働きやすい環境を整えるきっかけにしたい考え”この2人は何も自分たちの都合だけで「ごね」てるわけじゃないのよね。
★第一ステップとして正しく迅速な対応。国会自体は党派性がなく、やるべきことをやるスタンスで、とても良い。国会図書館も野党議員にも求めに応じて資料を探すサービスを提供している。
 
そもそも、現在の公費負担のある重度訪問介護という障害者向けの制度は、厚生労働省の運用ルールでは、主に自宅利用を想定しているため、職場での利用を対象外としているらしいが、これは重度障害者は社会進出などしないで、おとなしく家で寝ていろという発想からであろう。
 
まさか、これほどの重度障害者が2人も参議院議員に当選するということは厚労省側も「想定外」であったが、自民党の党利党略から生まれた「特定枠」を見事に利用した山本太郎の作戦勝ちといえよう。
 
今後は、彼ら2人の参議院での一挙手一投足(?)が国内外から注目を集めるに違いない。
 
世の中には、こんな動きが気に食わない連中も多くいるが、立場をわきまえず発言するトンデモ政治屋がいる。
 
日本維新の会の松井一郎氏 れいわ議員に介護費は『自己負担で』」という記事では、松井一郎は、「どなたにも適用できるよう制度全体を変えるならいいが、国会議員だからといって特別扱いするのは違う」というあたかも正論ぶっていたが、制度全体を変えるにはどのくらいの時間がかかるのか、少なくとも大阪府知事も経験した者なら分かるはずである。
 
なにしろ、制度全体を変えるための国会が開かれておらず、その国会の議員になったものが、現行制度では仕事ができないになら、当面は2人の「職場」である参議院が負担するということは理にかなっているはずである。 
 
そして、「国会議員は高額所得でスタッフも付く。政治家は個人事業主だから、事業主の責任で(費用支出に)対応すべきだ」という発想は、重度障害者は国会議員にはなれない、という考えが頭の隅にあったのであろう。
 
そういう意味では、山本太郎が投じたこの一石の効果ははてしなく広がっていくはずである。
 
このトンデモ政治屋はこんなことをほざいていたという。
 
松井市長『国会議員の受信料未払い通るなら大阪市も』
  
その「N国」という参院選中には「諸派」扱いの際物であったが、いざ政党要件を得てからは、さらに欲望がひろがり参院議員の「不良債権」を集め始めているという。
 
「政治に影響力のない人ほど、政治についてたくさん語るべきなのです。」というスタンスでドイツ在中のこの人がそんな風潮の危うさに警告を発している。
 
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<「N国」を面白がる危うさ>
 2019.07.31 毛ば部とる子
まさか、ここで「NHKから国民を守る党」、通称「N国」を取り上げる日が来ようとは思わなかった。
「この国の政治は、このくらい底が抜けています。ハイどうぞ、心ゆくまでご覧あれ。」
と言われているような気さえする。
東京やその近郊の市町村区の議会に、じわじわと議員を増やしていたころから、イヤな感じはしていた。
まさかこんなに早く国会に打って出るとは思わなかったし、こんなに早く結果を出すことになるとも思わなかった。
当選した後も、間髪を入れず、「戦争しないと」の丸山議員や、渡辺喜美氏を引き込むことで話題性を作り、他の既成野党なんかよりもずっとメディアの露出が多くなっている。
国会で、スキャンダル等で孤立し、居場所がなくなっている議員に声をかけ、憚ることなく「政治活動費2300万円をすぐに振り込みます」などと言って、意識低い系議員をスカウトして回る。
議員会館に入ってすぐ、こうした議員の部屋をピンポンして勧誘に回っているというのだから、驚く。
まるで新聞勧誘だ。
この勧誘に、大臣経験すらある議員さえよろめくというのだから、政治の末法を見ているような気分だ。
N国の立花代表は、立候補の手続きに行く時だと思うが、タクシーの中で、選挙のためのお金だと言いながら、現金を見せびらかしている動画をYoutubeにアップしていた。(故鴻池氏風に言えばレンガというやつをいくつか。コンニャクどころじゃない。)
なんでも、年利5%・・だったろうか、利子をつけて政党助成金で返すという約束でYoutube視聴者から資金借り入れしたとか言っていた。
ちなみに、小西洋之議員のツイートによれば、政党助成金を借金返済に充てることは、法で禁じられているそうだ。
いったいどういう人たちが、N国に投票したのだろう。
考えられるのは、
立花氏の差別発言などに共感するコアなファン
NHKに不満を持っている人
ふざけた政権放送を面白いと感じた人」などが考えられる。
しかし、本当にNHKに不満があって、ここに投票したというのなら、悲劇だ。
政見放送を見れば分かるが、NHKは彼にとって、おそらく「釣り」でしかない。
真剣に、公共放送をなんとかしようという発想ではないことは、政見放送を見れば一発でわかる
今回の選挙では、マスコミは有権者に重大な損害を与えたと思う。
まず、選挙があること自体を、あまり話題にしなかったこと。
これで、投票率は激減した。
あれだけ、ブームを起こした「れいわ」を一切報じなかったこと。
これは意図的に「秘匿した」と取られても仕方がない。
仮に、あの演説に集まったボリュームの人が、タピオカティーの店に並んだとする。
絶対にマスコミが来て、取り上げるだろう。
「今何が起きてる?」を伝えないマスコミなど、あり得ない。
今回の黙殺は、政治的な話を意図的に避けたマスコミに重大な責任があると思う。
そして、N国の本質を選挙前にきちんと国民に知らせるべきだった。
「おもしろ政党」としてではなく、その主張の本質を。
そして何より、横暴に受信料を徴収し、政権にぶら下がった報道しかしないNHKの存在が罪深すぎる。
NHKは、ぶっ壊すのでもなく、スクランブルにするのでもなく、政府が持つ人事権、予算決定権を切り離し、独立性を与えるべきだ。
NHKの取材力、ネットワーク力、速報力は、国民の財産だ。
これを有効に使って、国民の情報力を底上げするべきで、「ぶっ壊される」べきではない。
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まさにその通りであり、一昔「自民党をぶっ壊す!」と威勢の良い言葉を発していた男がいたが、結局、自民党はぶっ壊れなかったという歴史を思い出す。
 
たしかに今のNHKは、籾井勝人が会長になってから、そして経営委員が安倍晋三の息がかかった連中が占めてから、完全に「アベ様のNHK」と揶揄どころか蔑視される存在になっている。
 
しかしNHKという組織全体が腐っているわけではなく、現場レベルでは良質なドキュメンタリーを作り放映している。
   
露骨な安倍政権批判はできないが、ジャーナリストとして矜持を捨てていない記者たちも存在する。
 
やはり、ここは「「NHKから国民を守る」のではなく、公共放送としてのNHKを国民の手に取り戻すという運動をすべきであろう、とオジサンは思う。         
      
 


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