新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

岸田文雄政権の起死回生策は北朝鮮訪問なのか

2024年02月24日 11時56分12秒 | 維新の会

アップダウンが激しい最近の気候で、2月に「夏日」と「真冬日」が同居することは、未だかつて経験のないことだった。
 
関東地方は週末の3連休の土曜日だけが天気が良いとの予報通り、今日は朝から暖かい日となった。
 
しかし裏金事件の「容疑者」連中の中では来週から始まる「政倫審」出席予定者は安閑としてはいられない。
 
ところが明らかになった政倫審の中身も、質疑応答は「非公開」の上で「1人1時間」の制限を自民党がゴリ押しして、しかも、「議事録」も作成しないらしい。
 
そもそもが虚偽答弁しても一切のお咎めもないといういう、まさにアリバイ作りの場みたいな政倫審が、いかに無意味なものかを改めて明らかになってきている。
 
裏金の弁明を『非公開』にするなんて…自民は『1人1時間』を主張、しかも『人数制限』疑惑まで
  






 
まあ、これで国民の怒りが旧安部派「5人衆」に集中すれば、岸田文雄の「思うツボ」なのであろう。
 
そんな岸田文雄は内閣支持率の劇的な向上策を狙っているらしい。
 
『金正恩総書記がゴキゲンないまこそ、この固い扉をこじ開ける…!』岸田文雄首相が全力を注ぐ22年ぶり電撃訪朝計画『驚愕の条件』
 
条件は整った。あとはゴーサインを待つだけだ」—。支持率が下がる一方でも、岸田総理が不敵な笑みを浮かべているのは、一発逆転の秘策があるからだ。訪朝作戦の裏側を緊急リポートする。
■三代目という共通点
「総書記の考え方が、最近ようやくわかってきたんだ。言ってしまえば、彼も私と同じ世襲政治家だ。どこかで父や祖父を超えたい、認められたいという気持ちがあるんだろう。私にはよくわかるんだよ……」
岸田文雄総理は最近、近しい議員らに北の総書記・金正恩についてこう話しているという。
為政者は総じて孤独である。複雑な歴史を持つアジアの為政者であればなおさらだ。閉ざされた扉の隙間から、総理と同じく三代目の政治家である金正恩の声が聞こえてきたのだろう。「今こそ、二人でこの固い扉をこじ開ける時ではないか」と—。
「北朝鮮との諸問題を解決するためにも、金正恩委員長との首脳会談を実現すべく、私直轄のハイレベルでの協議を進めてまいります!」
1月30日の施政方針演説で高らかにこう宣言した岸田総理。例年同じような文言が繰り出されるだけに、多くの人は「今年もまた、実現できない目標を掲げるだけ掲げたんだろう」と適当に受け取ったに違いない。
ところが、今回ばかりは様子が違うという。
岸田総理は小泉総理以来22年ぶりとなる訪朝を本気で見据えています
と明かすのは官邸関係者だ。
■官邸関係者が明かす総理の思惑とは
「というのも、金正恩総書記がいま、大変ゴキゲンなんです。海外からの訪問と支援を積極的に受け入れる態度を示しており、その中でも日本の優先度が高いというメッセージを送ってきているのです。
これを知った総理は『総書記の機嫌が良い今が訪朝の最大のチャンスだ。とにかく下手に出ていいから、実現させよう』と水面下で指示を飛ばしています」
なぜ正恩はご機嫌なのか。それを紐解く前に、この一年の日朝の動きを振り返りたい。
そもそも岸田政権はこの一年間、本気で訪朝の可能性を模索してきた。
「安倍政権下で長く外務大臣を務めた岸田さんは『外交の岸田』を自負している。総理在任時に大きな外交成果を成し遂げたいという意欲をもっていますが、今の日本に、わかりやすく成果を出せる外交課題は少ない。そこで、万に一つも実現すれば支持率が劇的に上がる『訪朝』に心血を注いできた。岸田総理は『訪朝できれば15%は支持率アップが期待できる。そうすれば、秋の総裁選でも勝てる』と発破をかけてきました」(同前)
実際、重い門戸は少しずつではあるが開いてきた。この官邸関係者が続ける。
「昨年3月と5月の2度にわたり、北朝鮮の労働党の幹部と日本政府の関係者が、東南アジアでハイレベル会談を行っています。秋にも平壌に政府高官を派遣することまで話が進んでいたのです。
その後、一度北からのメッセージは途絶えましたが、今年に入り『ラブコール』が届きました。能登半島地震が発生した直後に、金正恩総書記の名前で『新年から地震によって多くの人命被害と物質的な損失を受けたとの知らせに接し、遺族と被害者に深い同情と慰問の意を表する』という見舞いの電報が、岸田総理宛てに送られたのです」
■正恩を見抜いたプーチン
北朝鮮が日本へ慰問電報を送ったのは、'95年の阪神大震災以来29年ぶりのこと。東日本大震災の時でさえ、電報はなかった。異例の事態に官邸は慌て、林芳正官房長官が1月6日の記者会見で金正恩に感謝の意を伝えた。これもまた、異例の対応だった。
「日本側はこの見舞いの電報を、昨年から送り続けてきた訪朝要請への北からのアンサーだととらえています。岸田総理にしても『苦しい災害の時に総書記からいただいた言葉に、日本国民も励まされた。直接感謝を述べたい』というのは、訪朝の名目になる」(同)
こうしたメッセージのやり取りを通じて、日本政府の高官らはこう確信したという。
「すべての反応が迅速で誠実さを感じる。金正恩総書記はご機嫌で、訪朝受け入れにも前向きだというサインだ」
40歳になったばかりの北の総書記の機嫌がいい理由は意外なところにあった。
まもなく開戦から3年目を迎えるウクライナ戦争。当初はウクライナの踏ん張りがロシアを苦しめていたが、現在はロシア優勢に傾いている。
■煽て倒される金正恩
そのロシアの窮地を救った重要なプレイヤーが、正恩なのだ。外務省関係者が解説する。
「プーチンからの武器支援の懇願を受けた正恩は、100万発を超えるウクライナ攻撃用の砲弾や、自爆型ドローンをロシアに贈りました。
老獪なプーチンは正恩の性格を見抜いていて、戦争前は『小僧扱い』をしていたのに、支援を仰ぐ時にはとにかく正恩を『素晴らしい指導者で、次世代のアジアの中心を担うリーダーだ』とおだて倒した。
昨年9月にはロシア極東の宇宙基地でプーチンと正恩の会談が行われましたが、この時プーチンはロシアの大統領専用車に正恩を乗せるなど、5時間にわたり接待したのです。
また昨年11月21日、北朝鮮が軍事偵察衛星の打ち上げに成功した際、正恩のもとにプーチンは即座にお祝いの電話をかけ、『素晴らしい進歩と指導力ですね!』と褒めたたえた。
実はこの時、同時に習近平からも電話がかかってきていたのですが、正恩はプーチンの電話を優先したのです。北朝鮮の後見人である習近平を待たせるなど、従来なら考えられない。プーチンの褒め殺しがしっかり効いているのだと分析しています」
■実は日本を必要としている
こうした情報を得た岸田官邸は、とにかく正恩の機嫌が良くなるよう畏敬の念をちりばめたメッセージを送り続け、ロシア同様、日本に気持ちが向かうような働きかけを続けているという。
一方の正恩にも、岸田総理に早く会わねばならない理由がある。対トランプ外交の支援者になってもらいたいのだ。
11月の米大統領選で2度目の当選の可能性が高まるトランプ前大統領。彼の再登板を誰よりも望んでいるのは、実は正恩だという。
ここで重要なのが、日本の役割である。前出・官邸関係者が解説する。
「3度の米朝会談を行ったにもかかわらず、北朝鮮はトランプから何の譲歩も提案も引き出せなかった。これについて北の高官や外交専門家の間で落胆が広がると同時に、彼らは『なぜ対米交渉が失敗したのか』を徹底分析しました。
そこで出てきたのが『国際社会のリーダーのうち、誰一人として北朝鮮のサポートをしなかったからだ』という結論でした。特に、日本の安倍総理がトランプ大統領に『多少は北朝鮮にも譲歩すべきだ』と伝えてくれていれば、結果は変わっていたとみているのです。
来るべき第二次トランプ政権に臨むためにも、日本との関係を改善しておく必要がある。そのためにも、岸田政権が待望する訪朝を実現させる機運が、北の中枢でも高まっているのです」
■総理は北朝鮮にお土産を用意
とはいえ、北朝鮮とてタダで岸田総理を迎えるつもりはない。岸田政権は正恩の機嫌をさらに良くするための何らかの「お土産」を用意しなければならない。
それにも、すでに検討は進んでいるという。官邸関係者が続ける。
「『人道支援』の大義名分のもとに、北朝鮮に食糧支援や水道施設などの技術支援、学校建設などが行われることになる。その規模は数十億円になるとみられています。同時に、『国交正常化の暁には、日本から1兆円規模の経済協力を行う』という約束もちらつかせ、さらなる交渉の窓口を開くという考えです。
安倍政権時代なら、『拉致国家にタダで支援するとは何事だ』と保守勢力が騒いだはず。ところが、安倍さんは亡くなり、政治資金問題で安倍派も消滅した。自民党内にも横やりを入れてくる議員がいなくなった。
岸田官邸は拉致被害者家族にもアプローチしており、ご家族の方々も『被害者全員の帰国が実現するなら、人道名目での支援には反対しない』と話しています」
安倍派の消滅に、人道支援への理解……岸田訪朝を妨げる要因は国内にはないのだ。
あとは正恩の気分ひとつなのだが、その機嫌の良し悪し次第で起こりうる最大の懸念事項がある。
北朝鮮が突発的に韓国への攻撃を開始する可能性だ。
1月11日、米国の著名な北朝鮮分析サイト「38ノース」が、〈金正恩が戦争の準備をはじめており、突然韓国を攻撃するリスクがある〉と警告する報告書を発表した。核戦争が起こる前にの行動分析に定評のある研究者らの発表は、防衛関係者らに衝撃をもって受け止められている。
■核戦争が起こる前に
報告書の執筆者の一人、ミドルベリー国際大学院のジークフリード・ヘッカー氏が解説する。
「現在の朝鮮半島の状況について、朝鮮戦争以来のどの時期よりも危険だと認識しています。
北朝鮮が公式に発表した文書・声明を分析した結果、この2年間で金正恩が韓国に向けて発する言葉が極めて攻撃的になっていること、かつミサイルの発射等の挑発行動が異常な回数であることなどから、『韓国に対していつ戦争を仕掛けてきてもおかしくない』という結論に至ったのです。
小規模な軍事衝突も含めての話ですが、最近の世界情勢も鑑みると、小さな衝突が南北の全面戦争になる可能性もあります」
2月7日には韓国・世宗研究所のサイト上に緊急論文が掲載された。金正恩が昨年末に突然「有事の際に韓国を『平定』する準備を進める」と発表したことを受けて、
〈金正恩の南北関係断絶の意志はこれまで以上に強固で、南北関係の回復はほぼ不可能にある。
北朝鮮は戦術核兵器や核魚雷を用いる覚悟があるため、小さな武力衝突が短期間内に核戦争につながる可能性を排除できない〉
と強い警告を発している。
■6月か7月に訪朝へ
日本に対して門戸を開く一方で、北朝鮮は韓国に対する挑発行動を続けている。ささいな火遊びが戦争に発展すれば、岸田の訪朝など吹き飛んでしまうだろう。
懸念を抱えながらも、訪朝という唯一の支持率V字回復策に懸ける岸田政権。では、その時期はいつなのか。
まず、今の金正恩にとって最も重要なパートナーはロシアだ。したがって、プーチンよりも先に岸田総理が訪朝することはあり得ない。
プーチンに先を越されはするが、それでも米大統領選が本格化する夏までには、正恩は岸田を平壌に招き関係構築を図るはずだ。国会が閉会する6月あるいは7月。それが、岸田政権が見据える訪朝のXデーである。
「今、北朝鮮に対して、具体的に様々な働きかけを行っています。トップ同士の関係を構築していくことが極めて重要で、私自ら必要な判断を行っていく」
2月9日、衆院予算委員会で正恩との首脳会談の可能性について問われた岸田総理は、珍しく力を込めてこう答弁した。梅雨の雨雲に包まれた日本列島に、突然の雷撃がとどろくのだろうか—。

 
こんな話はかなりの精度で広がっているようで、スポーツ紙もこんなコラムを発していた。
 
【政界地獄耳】チャンスなのか罠なのか 北朝鮮との「新しい未来」は開けるか
 
★来週の政倫審開催で揺れる国会だが、水面下で北朝鮮とのハイレベル協議が急速に進み始めた。発端は今月9日の衆院予算委員会。前外務副大臣・山田賢司の質問だ。首相・岸田文雄が施政方針演説で北朝鮮の拉致被害者について「最重要課題」と位置付けたことを受け、「今までの協議とどう違うのか」と問いただした。首相は「私直轄のハイレベル協議は私自身が主体的に動いてトップ同士の関係を構築」と説明した。山田は首相に「一刻の猶予もない」と畳みかけると、首相は「諸懸案解決に向け、(朝鮮労働党総書記)金正恩(キム・ジョンウン)との首脳会談実現すべく進めている」と自信を見せた。
★ここまでの答弁では、いつもながらの答弁の印象はぬぐえないが、15日、北朝鮮の朝鮮中央通信が反応。金正恩の妹で党中央委員会宣伝・扇動副部長、金与正(キム・ヨジョン)が個人の見解としながらも「日本が政治的決断を下せば両国は新しい未来を共に開ける」「日本が北朝鮮の正当防衛権に言いがかりをつけたり、拉致問題を障害物にしなければ首相が平壌を訪問する日が来る可能性もある」と、極めて示唆的なアドバルーンを揚げた。
★おおかた、さまざまな水面下の動きを表面化させるために両国が仕掛けた部分はあるだろうが、官邸も外務省もこのシグナルを重要視している。ことに首相が投げかけたボールに談話という形を取りながら答えた部分に1つの回答がありそうだ。首相も答弁の中で拉致に対しての怒りを抑えて答弁しており、事態が首相の人気取りだけではなく長期的なやりとりの中で生まれた発言であることがうかがえる。元衆院副議長・衛藤征士郎が会長を務める超党派の日朝国交正常化推進議連も動きだし、首相訪朝を後押ししたい考えだ。北朝鮮はロシアと蜜月が伝えられ、強力な後ろ盾を得て外交に自信を持っているが、チャンスなのか罠(わな)なのか、協議が進むことを願いたい。

 
一筋縄ではうまく進まない北朝鮮との交渉なのだが、故安倍晋三が何度も交渉したプーチンに結局は莫大な支援金だけを持ち逃げされた事実を、岸田文雄は知らないはずがないのだが、プーチン程狡猾ではない若干40歳歳だが、政敵を公開処刑するような人物であり、人道上の支援として食糧支援を行ったところで、ロシアのような蜜月関係は容易ではない。
 
東南アジアでハイレベル会談という水面下の交渉が今後はさらに深く水面下に沈没しないとはだれも保証できないのではないだろうか、とオジサンは思う。 
 
        
 
   

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