新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

小池百合子の虚飾の魔法は七夕にとける

2024年05月10日 11時55分50秒 | 小池百合子

「池に落ちた犬はたたけ」ということわざがあるように、どうやらこの女帝も叩かれ始めているようである。
 
小池都知事さすがに意気消沈…自業自得の補選惨敗、国政進出消滅で3選出馬にも黄信号」という記事程度ならまだいいのだが、元全国紙社会部記者の新 恭が小池百合子のこれまでの足跡を暴いていた。
 
男はみんなエッチわよ!」小池都知事の学歴詐称問題を朝日新聞が「報じたくない」ワケ 記者サーの姫から虚飾の女帝へ
 

若き日の小池百合子は、男性新聞記者たちにとって“姫”のような存在だった。男たちは紅一点の彼女に、こぞって活躍の場を提供した。「カイロ大学を卒業した唯一の日本人女性でアラビア語が堪能」という評判が徐々に定着していく。姫はその“虚像”を最大限に利用してマスコミ界や政界を駆け上がり、今は東京都知事のポストに納まっている。このように特異な経歴を持つ小池氏だからこそ、学歴詐称疑惑は7月都知事選を控えた有権者にとって重大な意味を持つ。にもかかわらず、朝日新聞などの大手メディアが、この疑惑をまともに取り上げないのはなぜなのか。元全国紙社会部記者の新 恭氏が解説する。
■乙武氏、落選。朝日新聞の「おかしな記事」に注目
衆議院東京15区の補欠選挙に出馬した「五体不満足」の著者、乙武洋匡氏は予想以上の低得票に沈み、落選の憂き目を見た。
候補者9人中5番目の1万9655票。当選した立憲民主党の酒井菜摘氏との差は実に3万票近くもあった。
小池百合子東京都知事に担ぎ出され、その全面支援を受けることで強気になりすぎたゆえなのか、裏金問題でイメージの悪化した自民党の推薦を拒否し、無所属で出馬したのだが、頼りにした小池旋風は最後まで起こらなかった。
乙武候補の敗戦について、大手メディアは、総じて小池都知事の人気の衰えという観点から報じている。たとえば4月30日の朝日新聞。
乙武氏の選挙は文字通り小池氏が仕切ったものだった。3月末の定例会見で、都民ファ政経塾の講師役などで縁のあった乙武氏の擁立を初めて公表。12日間の選挙戦のうち9日間も応援に入った。・・・「自分以外の選挙で、こんなに力を入れているのは見たことがない」(側近)という奮闘ぶりだった。・・・それだけ注力した末の惨敗だけに「勢いがなくなったと言わざるをえない」(都幹部)とみる声があがる。
小池知事が全力を挙げて応援しているのに「負けすぎ」(乙武陣営)の結果に終わったのは、選挙に滅法強いと思われてきた小池氏に「勢い」がなくなったからだという。
■なぜ朝日新聞は学歴詐称問題に「触れたくない」のか
たとえ乙武氏の過去の女性問題を蒸し返されようと、自公の推薦がなかろうと、小池氏に「勢い」があれば乗り越えられただろう。だが、そうはいかなかった。
それなら、なぜ「勢い」がなくなったのかを分析するのがメディアというものである。
が、この記事にはそれらしい記述が見られない。
分析するまでもない。再び小池知事を襲っている学歴詐称問題の影響だろうと目星はつく。
肝心なところに触れることなく、選挙の敗因に関する記事を書こうとするから、おかしな具合になる。
大手メディアはこれまでずっと、小池知事の学歴詐称問題の報道には消極的だった。
その理由として考えられることの一つは、「カイロ大学を卒業した唯一の日本人女性でアラビア語が堪能」という「小池百合子像」をつくり上げ、小池氏が政界で出世の階段を駆け上るお膳立てをしたのが、まさに大手メディアそのものであったという事実だ。
■「アラビア語ができて、優雅な女性」サンケイ新聞も絶賛
小池氏が初めてメディアに登場したのは1976年10月22日の「サンケイ新聞」だった。
当時のエジプト大統領夫人が来日したさい、正式な通訳や接待役は別にいたが、小池氏はアテンド役の末席にもぐりこんだ。
同紙は大きな紙面を割いて彼女の紹介記事を書いた。以下はその一部。
夫人に影のごとく付き添ってエスコートするコンパニオンは—アラビア語ができて、優雅な女性で、エジプトをよく知る人。そんなむずかしい条件にピッタリの女性が見つかった。・・・ひとり4年間、エジプトのカイロ大学に学び、日本人女性としては初めて同大学で学士号を獲得、ちょうど10月11日に帰国したばかりだ。
東京新聞もその5日後の紙面に「この9月、日本女性として初めてエジプトのカイロ大学文学部社会学科を卒業し」と写真入りで小池氏を取り上げた。
■天下の朝日新聞が決定づけた、小池百合子「虚飾の人生」
ノンフィクション作家、石井妙子氏の著書「女帝 小池百合子」には、小池氏がエジプトから日本に帰国した後、どのようにしてマスコミ界に居場所をつくっていったかが詳細に記述されている。
大きな役割を果たしたのは朝日新聞だった。
1978年2月1日の同紙夕刊に「小池百合子さんの大統領夫人会見記」と銘打たれた記事が大々的に掲載された。
まだ無名といってよかった小池氏が、ジャーナリストでも中東研究者でもないのに、エジプト大統領夫人に一問一答形式でインタビューした記事である。
ワンピース姿の小池氏が夫人と向き合う写真もつけられている。
小池氏がカメラマン役の兄とともにエジプトの大統領官邸に乗り込み、夫人にインタビューしたのを朝日新聞の旧知の記者に売り込んだようだ。
話の内容は洋服のセンスとか、たわいのないものだったが、天下の朝日が小池氏をあたかも中東専門家のように扱った事実は、その後の小池氏の運命を決定づけた。
■若き小池百合子に「チャンスを授けた」男性記者たちのスケベ心
石井氏はこう書いている。「朝日新聞に限らず、各社の男性記者たちは、小池にさまざまなチャンスを授けた。中東通としてテレビに登場する新聞記者の大半は、アラビア語を解さない。男社会の中で生きている彼らは小池のような女性に一様に甘く、親切だった」
その後、小池氏は日本テレビの「竹村健一の世相講談」のアシスタントキャスターに抜擢されたのをきっかけに放送界に足を踏み入れ、1988年にはテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」初代メインキャスターに就任し、名を広く知られるようになる。
元首相、細川護熙氏に誘われて「日本新党」に入ったのが政界入りのきっかけだが、細川氏に小池氏を推薦したのも元朝日新聞記者の伊藤正孝氏だったといわれている。
■朝日新聞、予想どおりに「告発」をスルー
「ウソをつかせ続けてきたメディアの責任も重い」と指摘するのは小池氏がエジプトに留学していたころの同居人、北原百代さんだ。「女帝 小池百合子」のなかで、1976年、すなわち小池氏がカイロ大を卒業したと主張する年に、小池氏は進級試験にさえ落第し、卒業はしていないと証言している。
北原さんが月刊「文藝春秋」5月号で発表した手記によると、小池氏が東京都知事になったころ、北原さんはある決心をした。
事実を自分の胸にしまい込んでいていいのだろうかと不安にかられ、メディアに伝えようと思い立ったのだ。
そこでまず朝日新聞に配達証明郵便で手紙を送った。「小池百合子さんは学歴を詐称している。自分は同居しており、全てを知っているので話を聞いてくれないか」という内容だった。
ところが、朝日新聞からは全く連絡がなかった。聞きたくない話だったのだろう。
北原さんの言うことが事実なら、小池氏の「カイロ大卒」という肩書を記事に利用し、事実として世間に流布してきた朝日は、結果的に学歴詐称に加担したことになる。
いまさら「訂正記事」など書きたくない、知らなかったことにしよう。そんな意思が感じられる。
だからこそ、今年4月30日の「乙武氏補選惨敗」に関する記事で、小池知事の「勢い」の衰えに言及しながら、その根本原因である学歴詐称問題にはひと言も触れなかったのではないか。
■記者サーの姫を守り続ける、都庁記者クラブの閉鎖性
朝日新聞だけではない。そもそも都庁記者クラブ加盟の大手メディア各社は、小池知事の元側近、小島敏郎氏(弁護士)が文藝春秋に告発手記を発表した後も、ほとんどといっていいほどこの問題を報じていない。
追及しているのは週刊誌やネットメディアだけだ。
都庁クラブの加盟社は、新聞6紙(朝日、毎日、読売、産経、日経、東京)とNHK、民放テレビ5局(日テレ、テレ朝、TBS、フジ、テレ東)、民放ラジオ2社(文化、ニッポン)、通信2社(共同、時事)である。
記者クラブは、広く発表の場を提供してはいるが、官庁が記者にサービスするという観点からは、いわば行政側と記者の“サロン”としての側面を持つ。
閉鎖的な情報空間のなかで、ともすれば情報を一手に握る行政トップに嫌われないよう記者側が忖度しがちである。
とりわけ小池知事の場合、自分に好意的な記者を優遇する傾向が強いといわれ、知事に邪険に扱われまいとしてシッポを振る記者の姿が想像できる。
■文藝春秋がジャーナリズムの砦として機能
文春砲や海外メディアが報じ、ネット界隈で騒がれても、新聞、テレビが沈黙を続ける。
最近ではジャニーズの例でも見られた構図だが、それは記者クラブを中心に各社横並びの取材を習わしとするマスメディアの深刻な病弊である。
乙武氏の落選に関する記事を書くとき、ネットの世界を賑わしている小池都知事の学歴詐称問題を抜きにして、本質を伝えることができるだろうか。政治の実相を抉り出すことが可能だろうか。
新聞やテレビ局が学歴詐称問題に知らぬ顔をしてくれたにもかかわらず、東京・江東区の有権者が小池知事に冷ややかになったのは、間違いなく文藝春秋の報道とネットの拡散効果によるものだ。
■小池氏が予感する宴の終わり。虚飾の魔法は七夕にとける
もはや、選挙に関してもネットの影響は無視できない。東京15区の結果を見ればよくわかる。
誕生したばかりの日本保守党から出馬した飯山陽候補が2万4264票を獲得し、乙武候補を上まわる4位につけたのだ。組織はなく、資金も乏しい新参政党としては異例の集票である。
党代表である作家、百田尚樹氏ら参加メンバーがそれぞれにネット動画番組を持ち、人気を集めているからこそできる芸当だろう。
小池氏は東京都知事選(7月7日投開票)に立候補するかどうか、まだ態度を明らかにしていない。乙武氏の選挙結果を見て、どう判断するのだろうか。選挙に強いという“小池ブランド”はもはや色褪せてしまったのかどうか。
出馬する限りは、エジプト政府のバックアップを頼みに「カイロ大学卒業」を押し通すしかないが、その場合、小島氏が公職選挙法違反(虚偽事項公表罪)で刑事告発するかまえを見せている。
もし立候補を取りやめるなら、小池氏がどんな理由をつけようと、刑事告発を恐れたとネット民の多くに見なされるだろう。
本来、政治家は実力で評価されるべきであり、学歴などどうでもいい。だが、小池氏の場合は「日本女性初のカイロ大学卒業生」という稀少価値を売り物にして、マスコミ界や政界を駆け上ってきたのだ。
それがウソだとしたら、これまで、彼女の言うことを真に受け、せっせと虚像をつくり続けてきた新聞、テレビの責任はどうなるのか。
いつまでも権力者お仕着せの記者クラブに頼る旧弊から脱却できないなら、今後ますますネット民の人口が増えるこの社会から容赦なく置いてけぼりを食らうにちがいない。

 
ところで、政権の維持が怪しくなってきた岸田文雄は、国民の怒りを何とか収めようとしてなのか「やってる感」を始めていた。
 
自公、規正法改正案で大筋合意 企業献金に言及なし
 


  
   

 
こんな姑息な対応をしようとしているときに、タイウリーな記事が出てきた。
 
中国新聞が安倍元首相「現金100万円手渡し」報道… “こんにゃく”疑惑で真実味帯びる「森友事件の100万円寄付
 
《「選挙に強い安倍自民」の最大の理由がコレだったのか》《派閥議員らにとって、安倍さんはカネを配る「花咲か爺」のような存在だったんだな》――。SNS上では揶揄する声が目立つ。
「中国新聞デジタル」が9日、故・安倍晋三元首相が2013年7月の参院選で、東日本の選挙区で争う同党公認候補に現金100万円を渡していた疑いがあると報じたためだ。記事によると、匿名を条件に中国新聞の取材に答えた人物は、参院選の応援演説に入った安倍氏と個室で面会した際、A4判の茶封筒を渡され、その中に白い封筒に入った現金100万円が入っていたという。
 公訴時効が成立しているとはいえ、政治資金収支報告書への記載がなければ政治資金規正法違反(不記載)などに当たる可能性が高い。中国新聞は2019年の参院選広島選挙区を巡る公職選挙法違反(買収)事件でも、河井克行元法相(61)=実刑確定=が、当時の安倍首相から現金2800万円を渡された疑いを示すメモが検察に押収されていたことをスクープしている。
 一連の報道が事実であれば、安倍氏は選挙の度に候補者に現金を渡していた疑いが強くなるだろう。
 永田町では「表に出せない」カネで、1000万円を「れんが」、100万円を「こんにゃく」などいう隠語で呼んでいるが、使途の公開が不要な「官房機密費」や、今国会でも焦点となっている「政策活動費」など億単位のカネを自由に扱えた安倍氏にとって、「こんにゃく」を手渡すことは通常の“政治活動”の感覚だったのかもしれない。
政策活動費も機密費も使途を公開しなくていい、というから賄賂性が高くなる
 こうなると、今さらとはいえ、俄然、真実味を帯びてくるのが2017年に発覚した「森友事件」でも話題となった「安倍氏からの100万円寄付」の話だ。
 国有地が8億円も値引きされ、学校法人に払い下げられた前代未聞の事件では、当時の森友学園理事長が安倍氏の妻の昭恵氏から「領収書は結構です」と言われて現金100万円を受け取った、などと国会の証人喚問で証言。真偽を巡って国会質疑でも繰り返し取り上げられたものの、結局、真相は闇のまま終わった。
《政策活動費も機密費も使途を公開しなくていい、というから賄賂性が高くなる。もうやめるべき》
《報道が事実であれば、総理大臣自らがカネで票を買うという違法行為を犯していたことになる》
 政策活動費の使途公開を巡っては、自民、公明両党の協議が続いているが、中国新聞のスクープもあり、ネット上の意見はほとんどが政策活動費そのものの「廃止」か「全面公開」を求めている。

  
 




 
安倍晋三がキックバックをやめようと言ったのはキックバックの金をすべて自己の管理にしたかったからで規則を守るとか良心が痛むとではなく、ましてや正義の立場からやめようと言い出したのではないということが明らかになったということであろう。
 
さらに言えば、当時、桜を見る会の支出が問題になり、ホテルオークラ側も隠し通していたがメディアに追求されていた事をきっかけに、キックバックをやめようと言い出したとのかもしれない。
 
周囲の安倍派幹部は、この状況から一時的な避難策としか理解していなかったので、キックバックが再会する事は当たり前の話だったと思っていたのだろう。
 
そうなれば安倍晋三が正義で幹部が悪という構図ではなく、安倍晋三も安部派幹部も一蓮托生だったというこなのだろうと、オジサンは思う。     
 
【参考】

参院選で安倍の陣中見舞い100万円スクープは立派>    
  

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