先週から家を離れています。
すっかり夏らしくなったので、いつもの「つぶやき」の代わりに涼しくなる光景をお届けします。
「一生に一度は見たい絶景…極寒の「アイスランド」で思わず涙があふれる感動のスポット」
洞窟に温泉、氷河まで驚異的なスケール!大自然が織り成す氷と雪の世界へ
【アイスケーブ】
氷河が作り出す奇跡の洞窟「アイスケーブ(ice cave)」。自然の力のみで形成された巨大な氷の洞窟で、夏季に氷河を流れた水により、その形状は毎年変化。11月~3月までの冬季のみ入ることが可能になるという、非常に貴重な絶景スポットです。
アイスランド各地にあるアイスケーブの中で最も有名で、「奇跡の青い洞窟」と名高いのが“スーパーブルー”こと「クリスタル・ケーブ」。2019年にユネスコ世界遺産に登録された「ヴァトナヨークトル国立公園」の氷河に位置しています。 危険性もあるスポットのため、個人参加はNG。ガイド付きのツアーのみで参加が可能で、アイゼンやヘルメットなど完全装備で向かいます。強度をはじめ、氷の状態は日々刻々と変化。2度と同じ形のアイスケーブを見ることはできないという儚さも魅力です。 |
【オーロラ】
一生に一度は見てみたい光景として挙がる「オーロラ(aurora)」。北欧では1年のうち200日ほど空に出現していて、整った条件下では3日に1度という頻度で観測が叶うそう。とはいえ、自然環境で動きが激しく変化するため予測が難しい絶景でもあります。 というのも、オーロラは太陽が放出する荷電粒子が地球の磁場~大気で電離する際に発生する光によって構成されており、全てが太陽の活動に左右されるため。アイスランドは国の位置もオーロラの発生条件と好相性のため、高確率で観測が叶います。 空が非常に暗くなる9月~4月の冬季に最も見ることができ、なんと条件さえそろえばどの場所でも観測可能。首都・レイキャビクでもオーロラ観測ができることも。各地に点在する国立公園をはじめとした大自然の中では、さらに豪華なオーロラに出会えるかもしれません。 |
【ヨークルサルロン氷河湖】
「アイスランドの至宝」と名高く、最も著名な氷河湖「ヨークルサルロン氷河湖(Jokulsarlon Glacier Lagoon)」。アイスランドの南東部に位置しており、アイスランド観光においてトップクラスの人気を誇る絶景スポットです。 世界中で大ヒットとなった数々の傑作映画で舞台となっているのもその要因。「007」をはじめ、クライマックスの印象的なシーンに使用されている「インターステラー」など、この世のものとは思えない光景が実在しています。 リラックスしたアザラシや野鳥を観察できる沿岸に、氷の欠片が輝く「ダイヤモンドビーチ」、流れてゆく氷山などに加え、長い時間が作り上げた美しい氷塊に洞窟など、大自然の驚異を目の当たりにすることができます。 |
【ブルーラグーン】
巨大な露天温泉として知られる「ブルーラグーン(blue lagoon)」。ユニークな形状の広々とした温泉エリアが、ミルクを混ぜたブルーのような乳白色のお湯で満ちている、暖かく神秘的な絶景スポットです。 大自然が作り出した絶景かと思いきや、なんとブルーラグーンは人工的に発生したもの。隣接する「スヴァルツエンギ発電所」で出てしまうお湯が元となっており、治癒効果があることが判明したことから一躍人気の温泉地となりました。 お湯はシリカやミネラルが豊富で、疥癬の治療効果も。お湯は子供と一緒に楽しむにも快適な39℃という心地良さで、数々のセレブリティも訪れるほど大人気。サウナや打たせ湯、ラグジュアリーなレストランも併設されており、1日中ゆっくりと堪能できます。 |
【スコゥガフォスの滝】
アイスランドで最も美しい滝のひとつ「スコゥガフォスの滝(Skogafoss waterfalls)」。「スコゥガ川」の一部の滝で、凄まじい水量により晴れた時には必ずと言ってよいほど虹が差すという、ファンタジックなスポットでもあります。 その幅はおよそ25m、落差は最大60m。階段が用意されており、なんと崖の上に登って絶景を堪能することもできます。滝つぼの周辺に広がるフラットなスペースを利用して、滝のすぐ近くまで寄ることも可能です。 観光でも非常に人気が高く、多くのパッケージツアーでも探訪が組み込まれています。下流エリアには魚も多く、夏季は釣り客で盛り上がることも。レンタカーで訪れることもでき、ほど近くの「スコゥガル村」を訪ねてみるのもおすすめです。 寒さ厳しい国だからこその、大自然の神秘に満ち溢れているアイスランド。日本では絶対に目にすることのできない、ダイナミックな絶景が続く氷と雪の世界へと足を運んでみてはいかがでしょうか。 |