新・定年オジサンのつぶやき

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「安倍政治を踏襲」している「岸田はどこを向いて政治をしているのか」

2022年10月28日 11時43分02秒 | 岸田統一教会内閣

どこかのスポーツ新聞のコラムに「山際大志郎更迭で野党の疑惑追及は手打ちに」と題する記事があり、そこにはこう書かれていた。
 
「本来ならば攻勢を強めるべき野党は一丸となって旧統一教会問題特別委員会を衆参で設置し、この問題を問い続けるべきだったのではないか。その意味では早いうちからこの与野党協調協議会を作ることで、事実上、野党による自民党の教会との接点の中心にあるといわれる党政調会長・萩生田光一や衆院議長・細田博之らへの疑惑追及は打ち方やめとなる
 つまり岸田政権は山際の更迭という区切りをつけ、野党に首を差し出し、野党の攻勢に屈したように見せているが、これからは教会の被害者救済だという理屈で、ほかの教会関係議員への追及をやめるという手打ちに近い対応を示したのではないか」
 
やはり再度この更迭の裏側を確認する必要がある。
 
岸田首相が泣きついたか。統一教会べったり山際大臣更迭劇の裏側
   

■遅きに失した山際大臣更迭。政権はさらなる窮地に
統一教会(現・世界平和統一家庭連合)とズブズブの関係でありながら、鉄面皮でウソをつき通し、身内の自民党幹部からも、セトギワ大臣と揶揄されていた山際大志郎経済再生大臣がとうとう辞任した。
記憶がない。記録もない。報道されたのだから事実なのだろう。そんな言いぐさ、通るわけがない。あまりに評判が悪く、野党の攻撃に勢いを与えるばかりとなったため、与党内からも更迭を求める声が上がっていた。
辞任劇のあった10月25日。参院予算委員会の集中審議で、山際氏を更迭するのかと、一部報道をもとに野党議員に問われた岸田首相はそれを完全否定した。山際氏が辞表をしのばせて官邸を訪れたのは、その3時間後だった。
どうやら、数日前から動きがあったようだ。山際氏の答弁では政権が持たないと観念した岸田首相は側近たちと相談のうえ、更迭を決断。山際氏の所属する麻生派の会長、麻生太郎副総裁に電話して了解を得た。山際氏が辞表を出し、岸田首相が受理したという体裁をとっているが、事実上の更迭といえるだろう。
しかしこのタイミング、いささか遅きに失した感は否めない。どうして、臨時国会を召集する前に、手を打っておかなかったのか。統一教会問題に対する毅然とした姿勢がないまま、ズルズルとここまできたために、危機はより深まり、岸田首相の政治勘の鈍さを露呈してしまった。
岸田首相はみすみす政権浮揚のチャンスを逃したともいえるのではないか。ガタ落ちの内閣支持率を反転させるには、大向こうをうならせるような大胆な策をとるしかない。たとえば、かつての小泉純一郎首相が「自民党をぶっ壊す」と言って喝采を浴び、構造改革を進めたように。
かりに岸田首相が、教団と関係の深い萩生田自民党政調会長や山際大臣らを、悪党を成敗するとばかりに更迭し、安倍元首相や細田衆院議長と教団との関係についても調べを進めると公言していれば、現下のようにひどい状況には陥っていなかっただろう。
岸田首相の決断が遅れた背景には、山際氏の後ろ盾といわれる甘利明氏に気を遣ってきたこともある。昨年の総裁選で岸田氏の勝利に貢献した甘利氏は党幹事長となり、同じ麻生派の鈴木俊一氏と山際氏の入閣を強く進言し、実現させた。甘利氏にとって山際氏は、同じ神奈川県が地盤であり、ともにエネルギー政策などに取り組んできた子飼いの政治家だ。
だから、岸田首相が“山際更迭"の腹を固めたあと、麻生氏のみならず甘利氏にも了解を得ていたことは容易に想像できる。ひょっとすると、甘利氏が岸田首相に泣きつかれて、山際大臣に引導を渡したというのが真相かもしれない。
山際氏は、統一教会にとって、よほど重要な政治家なのではないだろうか。10月19日の参院予算委員会を見ていて、つくづくそう思った。
山際氏は2011年にナイジェリア、16年にネパールへ海外出張し、統一教会関連団体のイベントに参加したことが明らかになっている。
小西洋之議員(立憲)が、ナイジェリアとネパールへの渡航費が政治資金収支報告書に記載されていないことに着目し「統一教会に出してもらったのではないか」と質したところ、山際氏は「どちらも自費だった」と答えて、その理由を語り始めた。
「海外出張に関しては、学生時代から海外で動物学の調査研究を行っていたので、政治活動だけでなく、あわせて自然環境や植物の観察を行うことが常だった。このため政治資金として処理するのは自分のポリシーに反する。ネパールに出張した目的は大地震からの復興状況を確認するためだった。ナイジェリアについては、私はずっとアフリカをテーマに政治活動をしてきた人間で、貧困、人種、環境などアフリカの問題の縮図のようなところなので機会があれば訪問したいと思っていた」
つまり、ナイジェリアへは主としてアフリカ問題への個人的関心で、ネパールには大震災からの復興状況を視察するために行ったというのである。それなら政治資金を使うのに何らはばかるところはないように思えるが、それはともかくとしても、なぜ、たまたま個人的関心にしたがって渡航した先で、統一教会関連団体のイベントが行われているのかの説明がつかない。
誰が考えても、山際氏は統一教会のイベントがあったから渡航したと考えるのが妥当だろう。旅費を教団が出したのではないかと小西議員が疑うのも無理はない。
小西議員は「ネパール、ナイジェリアとも詳細に記憶されている」と皮肉り、ならば「統一教会関連についても記憶しているはずだ」と迫った。
それでも、山際大臣は「どちらも、副次的に(スケジュール)を合わせたので、その会合については記憶していない。前から申し上げている通りです」と言い張った。教団関連のイベントは副次的なものなので記憶していないという言い訳が、いかに不合理なものかは誰だってわかることだ。
「ネパールの会合で山際さんがスピーチしている写真がある」「ナイジェリアで文鮮明夫妻と会ったか」と小西議員がたたみかけても、山際氏は「記憶はない」「記憶の限りではお会いしていない」と繰り返すばかりだった。
これまでに報道などで指摘され、山際氏が出席を“後出し"で認めた統一教会がらみのイベントは、2010年の韓国におけるセミナー、11年のナイジェリア会議、16年のネパール会議のほか、2013年の「平和大使協議会」、18年に開かれたアフリカビジョンセミナー、2019年に都内で開催された会合などがある。
18年のアフリカビジョンセミナーについては、子どもたちから花束を受け取る韓鶴子総裁とステージ下で見つめる山際大臣の姿をとらえた写真が、教団のホームページに掲載されていた。
当日は山際氏ら2人の国会議員が出席し、祝辞を述べている。機関誌『世界家庭』2018年8月号によると、「2011年にナイジェリアで3、4時間にもなる真のお父様のメッセージをお聴きしたとき、言葉を超えた真実を感じた」というのが祝辞の内容で、ナイジェリアの会議に出席した山際氏のスピーチであることが強く推測される。
山際氏と韓鶴子総裁が一緒におさまった写真も最近、インターネット上にアップされている。19年10月に名古屋市内のホテルで撮影された10人の集合写真だ。自民党国会議員7人と教団側の3人が横一列に並び、真ん中に立つ韓総裁の真横に山際氏が位置しているところを見ても、教団から好待遇を受けていることがうかがえる。
これだけ教団と親密な間柄でありながら、山際氏は、指摘されたほとんどのことに「記憶がない」「記録は廃棄した」などと主張しているのだ。これでは、岸田首相が匙を投げたくなるのも、うなずける。
振り返れば、8月の内閣改造で山際氏を経済再生担当大臣に留任させたこと自体、岸田首相にすれば悔やんでも悔やみきれないのではないか。そのころにはすでに、教団との繋がりが指摘され始めていた。山際氏と教団の関係についてはある程度、官邸も把握していたはずである。
内閣改造が行われた8月10日の記者会見で、岸田首相はこう語っている。
「政権の骨格として、松野博一官房長官、林芳正外務大臣、鈴木俊一財務大臣、斉藤鉄夫国土交通大臣、山際大志郎経済再生担当大臣には留任いただきます」
山際大臣は政権の骨格を担う1人だから留任させたという。そして、こう続けた。
「今回の内閣改造に当たり、私から閣僚に対しては、政治家としての責任において、それぞれ当該団体との関係を点検し、その結果を踏まえて厳正に見直すことを言明し、それを了解した者のみを任命いたしました」
つまり、山際氏は経済再生担当大臣を続けるにあたって、統一教会との関係を点検し見直すことを岸田首相に約束したはずである。
ところが、山際氏は記憶がない、記録もないと言い続けている。それでは点検のしようがないではないか。自分から言うのは損だと思っているのか。よほど知られたくないことを隠していて、それにつながるかもしれない材料を公表するのが怖いのか。とにかく黙っておいて、報道されたら、仕方がないからそれを事実と認めるというのを原則としてきたフシがある。
しかし、それは愚かなことだった。安倍・菅政権下で、モリトモ・カケ・サクラなどの疑惑が浮上するたび、知らぬ存ぜぬとウソをつき通してほとぼりが冷めるのを待ち、逃げ切りをはかる流儀が横行したが、それに倣おうとして墓穴を掘った形だ。
ともあれ、野党のいちばんのターゲットを閣外に放逐し、岸田首相はひとまずホッとしているだろう。だが、新たな不安も、もたげてくる。矛先が他の閣僚に向かい、“辞任ドミノ"とやらが起きないとも限らないのだ。統一教会との癒着だけでなく、政治資金や資質の問題も浮上している。
統一教会と政治の根深い癒着構造を断ち切るには、政権の命運を賭して大鉈を振るう覚悟が必要だ。岸田首相にそれができるだろうか。

 
「山際氏は、統一教会にとって、よほど重要な政治家なのではないだろうか」という疑問が事実ならば、重要な政治家が閣僚から外されたことは旧統一協会側からしても大きな損失かもしれない。
 
これが「辞任ドミノ」になればせっかく洗脳した自民党の有力議員たちを失う恐れがあるという旧統一協会側の危機感と焦りから、スラップ訴訟をまたもや起こした。
 
旧統一教会が新たに“名誉毀損"で提訴…『反社会的勢力の「定義は困難』安倍政権時の閣議決定を持ち出し」 
 
   
「反社」の定義うんぬんよりも、その団体・組織の実態からみれば当然「反社会的という表現は妥当なのだが、ネット上では若干の賛否があった。 
◆政府の閣議決定があったとしても、国民の共通認識としては家庭連合が問題のある団体なのは変わらない。問題のある団体を表現するのに、どんな言葉を使うかの問題はあるのかもしれないが、現状は反社会的勢力を使う人は多いだろうし、適切な表現があるというなら、それこそ政府が示すべきだ。
「特異集団」なら名誉棄損を受け入れるというなら、「反社会的勢力」という表現の違いだけで生じる名誉棄損などはほとんどない。
「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」や暴排条例や各業界の指針など法律以外の社会倫理なども活用して対応しているのに、家庭連合だけ法律だけで対応しようという理論はおかしい。
「暴力団対策法」は、これまで対処が困難であった民事介入暴力への対策を効果的に推進するとともに、対立抗争による市民への危害防止のための必要な措置を講ずるために制定。こういうことには民事も関係するということだ。
◆どんな問題にしても、一方的に『定義は困難』や『調査は限界』などと決めつけず野田さんの演説にもあったが問い続け、議論を尽くしていくべきだ。
是も否も、今の時代の流れにしっかり対応出来る法整備なども含めて議論をし続ける事が民主主義。
『今の定義で当てはまらない、今の法律では問題無いだろ?』
と悪知恵の働く輩はつねに法の抜け穴、グレーゾーンを狙っている。
今の解釈なら問題無い、で終わらせず法治国家の法の抜け穴をすり抜けを無くすように法整備をするのも政治の役割である。
逆に反社会的組織と疑われるような組織の片棒を担ぐのはそもそもそれ以前の問題ではあるが。 
◆反社会の定義は法律を無視して暴力や威嚇で金銭などを奪う集団でしょ?法律用語でどのように規定されてるか知らないけど、大事なのは一般の人々の受け止め方。暴力団でも災害の時に大きな貢献を残した組織もある。その組織に助けられた人々は、その組織を反社会とは思ってない筈。多くの宗教団体も悩める人の力になってると思う。けれども、霊感商法は暴力団のミカジメ料と同じ。同じような集金組織でも暴力団は「反社会」としてレッテルを貼られて霊感団体はいっぱしの宗教団体のまま。被害者団体を生むような新興宗教は暴力団より悪質な集団だと思う。
◆「反社会的勢力の定義は困難」と政府が言ったのは、桜を見る会などに反社会勢力と思われる人が招待されている事実が明らかになったため、逆にその人たちは反社会勢力ではないと言う必要があり、この見解に至ったと記憶している。芸能人が反社会勢力との付き合いで芸能界を追放されているのに政治家は許されるという理不尽を感じた。
ただ、今から思えば桜を見る会にも旧統一教会が関与していて、反社会勢力の定義が困難という見解を引き出させた可能性もある。
今回の訴訟のために、安倍政権の見解が利用されたというよりは、この見解そのものに旧統一教会が関与していたのではないかと考えてしまう。
もしそうなら、旧統一教会は、自分たちが働きかけて政権から得た見解を、今度は裁判に利用しようとしているということになる。
これを真顔でやるのがこの教団の恐ろしさ。
司法にまで介入されることのないように願う。

 
ところで、旧統一協会との癒着から更迭された閣僚は当然だったのだが、閣僚ではないが総務相配下の政務官としてその根本的な資質を問われているのが、「杉田汚水脈」と酷評されているご存じの杉田水脈。
  
杉田水脈氏の資質問う声 立川談四楼『政界にいる意味ない』松尾貴史『品性の問題』」 
 
自民党の杉田水脈議員の言動に批判が殺到している。
 杉田氏はジャーナリスト・伊藤詩織さんに対する中傷投稿に「いいね」を押した一件で、今月20日、東京高裁は侮辱行為と判断し、55万円の賠償を命じた。
 これを受け、杉田氏は26日に総務政務官として国会で初めて答弁。野党議員から訴訟について聞かれると「係争中ですので、回答は控えたいと思います」を繰り返した。
 さらに総務省が取り組んでいる、SNSの誹謗中傷対策キャンペーン「#NoHeart NoSNS(ハートがなけりゃSNSじゃない!)」について「ご存じですか?」と質問されると、杉田氏は総務政務官でありながら「存じ上げません」と回答。その理由について「すみません。その質問、通告をいただいておりませんので」と釈明したが、場内は大いにザワついた。
 これに落語家の立川談四楼は27日、ツイッターで
と断罪。
 タレントの松尾貴史も同日、ツイッターで杉田氏について「能力の問題。人格の問題。品性の問題。」と〝議員失格〟の烙印を押した。ネット上でも杉田氏の言動に批判の声が多く上がっている。
 
 
 
同じ女性としても許せないと、この姫は、「差別主義者の杉田水脈、初答弁で『控えたい』を繰り返す」とのブログの中で杉田水脈批判の返す刀で岸田文雄を痛烈に批判していた。
 
「岸田もなんでこんな差別主義者を『政務官』に据えたのか理解に苦しみ。
仕事が出来るという訳でもなく、功績を遺したわけでもなく、せめて人に対しての愛が少しでもある人ならともかく、あれだけの差別主義者をなぜ政府の要職につけたのか、岸田はどこを向いて政治をしているのか。
杉田は安倍のお気に入りだったことから、安倍の存命中は守られてきたかもしれないが、もう岸田政権になったのになぜここまで杉田を重用するのか。
こんなお友達優遇まで「安倍政治を踏襲」しなくても。
そこが岸田たるゆえんじゃないのか。」  
 
こんなポンコツ議員も更迭できない岸田文雄政権なので、こんな声も聞く耳は持たない。
 

 
もはや岸田文雄内閣ではなく自民党自体をこの世からなくすことを国民は真剣に考える時ではないだろうか、とオジサンは思う。   
   
 

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