今日は趣を変えて、「白砂漠」と呼ばれるスポットを紹介します。
ホワイトサンデューン/ベトナム
ベトナム南部にあるビーチリゾート「ムイネー」には、ホワイトサンデューン(白砂の砂)とイエローサンデューン(黄砂の砂丘)、ふたつの砂丘があります。 ホワイトサンデューンのなかには美しい湖があり、白い砂と青い湖のコントラストは、絶景の一言。また、ここではボートノリや釣りなど、さまざまなアクティビティが楽しめます。 |
さらに見逃せないのが、4輪バギーで砂丘を走り回れること。砂丘の湖の美しさを堪能したあと、4輪バギーで思いっきり砂丘を走り回れば、日ごろのストレスや鬱憤も一気に解消します。 |
ホワイトサンズ国定公園/アメリカ
アメリカのニューメキシコ州にある「ホワイトサンズ国定公園」は、標高約1,200mの地点にある大砂丘をメインとした国定公園で、アメリカ合衆国国定記念物に指定されています。 砂丘の面積は約580平方キロメートルで、砂は石膏でできています。石膏は熱を吸収しにくいので、日中でも裸足で歩くことができるんだとか。石膏の砂は非常に白く、写真によっては雪と見まごうこともあるほど。 ちなみに、同園には鳥類210種、哺乳類44種、爬虫類26種、植物60種の生息が確認されており、動物のほとんどは夜行性のため、日中は姿を見ることができません。 |
レンソイス・マラニャンセス国立公園/ブラジル
ブラジルのマラニャン州にある「レンソイス・マラニャンセス国立公園」は、15万5,000ヘクタールにわたる広大な砂丘を中心とした国立公園です。 「レンソイス・マラニャンセス」の「レンソンス」とはポルトガル語で「シーツ」という意味。つまり、「レンソイス・マラニャンセス」とは「マラニャンセス州のシーツ」ということです。 その名の通り、真っ白なシーツのような白い砂丘が続きます。砂はガラスのようなツヤのある石英(せきえい)100%でできており、それが太陽光に反射して白く見えるのです。 同所の見どころは真っ白な砂丘だけでなく、雨季になると地下水が増量して、数多くの湖が現れること。これらの湖には魚が生息していますが、乾期にはどうやって生きているのか、はっきりわかっていないのだとか。 日本からの直行便はないため、一般的にアメリカの主要都市で乗り継ぎ約26時間30分でサンパウロまで行き、さらに乗り換えてサン・ルイスに約3時間30分かけて到着。そこからバスでレンソイス・マラニャンセス国立公園に最も近いバヘリーニャスまで、約4時間と長時間の移動が必要です。 |
ホワイトデザート/エジプト
エジプトのサハラ砂漠から続く西方砂漠にある「ホワイトデザート」は、見渡す限り一面の砂、砂、砂…。 ただ、ほかのスポットと違うのは、キノコやライオン、鳥などまるで人の手で使ったかのような奇石群があること。 これらは風の浸食にできたそうですが、実際に観てみるととても自然に作られたとは思えないほど、奇妙な形をしています。 また、夜の景色も絶品で、美しい星空をバックにした奇石群は、まるで別の惑星に来たかのような気分にさせてくれます。アクセスは、首都カイロから南へ約450kmです。 日常ではとても体験することのできない、一面の砂の世界。非常にシンプルですが、そこがミソ。 |