長年、「バカと戦ってきた」作家が休養宣言をしていた。
「日本は「保守=バカ」の国に…面倒でもいかれた連中の掃除は必要だ」
昨秋に少し体調を崩し(咳や逆流性食道炎など)、長年の疲れもたまってきたので、本連載「それでもバカとは戦え」は、しばらくお休みさせていただきたいと思います。
この連載が始まった約6年前、最初に私は「バカを放置するのか、それとも戦うのか」という話をしました。「非学者論に負けず」という言葉があるように、バカは最強です。自分のおかしさに永遠に気づくことがないので、議論しても説教しても無駄だし、反発を浴びるだけ。 しかしそれでも、日々の生活を守るために、面倒でもいかれた連中を社会から除去しなければなりません。自宅の前にゴミが落ちていたら、ほうきとちり取りで掃除をする。いくら掃除しても、時間がたてばまたゴミはたまっていく。それでも掃除は必要です。それと同じで、バカと戦ったところで、バカがいなくなるわけではありません。安倍晋三が物理的にいなくなっても、社会が病んでいれば第2の安倍、第3の安倍が出てくるだけです。だから、小手先の対症療法では不十分で、病気そのものに思想的にアプローチする必要があります。 私事で恐縮ですが、今回私は「『保守思想』大全──名著に学ぶ本質」(祥伝社)を上梓し、「近代の病」と戦った40人の思想家の言葉を引用し、保守の本質をまとめました。本来の保守は、近代理念の暴走を警戒する知的で誠実な態度のことです。 一方、わが国ではエセ保守が跋扈しています。新自由主義者、単なる反共、権力におもねる乞食言論人、情弱のネトウヨ、卑劣なヘイトスピーカー、デマゴーグ、反日カルト、陰謀論者といった保守の対極にある連中が、白昼堂々と「保守」を自称しています。結果、わが国では「保守=バカ」という等式が成り立つようになりました。わが国の凋落の背後にはこうした知的混乱があります。 近代国家を成立させる原理であるナショナリズムですら、ほとんど正確に理解されていません。大阪府や兵庫県、あるいは大手メディアで発生した愚劣な諸現象を見ても、近代大衆社会は最終段階を迎えたようです。この狂気の時代において、正気を維持するには、われわれは保守思想を振り返らなければなりません。 |
フジテレビの組織的な不祥事問題において日枝久という「取締役・相談役」という諸悪の根源をやめさせろと、フジテレビの企業内組合が、一気に大量に増加した組合員を背景に、日枝退任を求めストライキ通通告をしていた。
そんな組合の動きに対して、フジテレビの朝の情報番組にコメンテーターとして顔を出している2人の人物が、文春砲の一部の記事の訂正に関して激しく文春を攻撃していた。
特に激しく文春批判をしていた輩がこいつらである。
古市が「文春は廃刊しろ」と言う理由 pic.twitter.com/9dJ04J7pW4
— 125 (@siroiwannko1) February 1, 2025
「#とれたてっ」という番組で『週刊文春』は廃刊にした方がいいとコメントしました。それは今回のフジテレビ問題の「修正」に関して責任を取るという意味もありますが、文藝春秋社で働く社員を含めて、『週刊文春』が多くの人を不幸にする仕組みだと思うからです。…
— 古市憲寿 (@poe1985) January 31, 2025
「#とれたてっ」という番組で『週刊文春』は廃刊にした方がいいとコメントしました。それは今回のフジテレビ問題の「修正」に関して責任を取るという意味もありますが、文藝春秋社で働く社員を含めて、『週刊文春』が多くの人を不幸にする仕組みだと思うからです。…
— 古市憲寿 (@poe1985) January 31, 2025
普段は「自由」とか「市民の権利」とか言っていたくせに、 自分を重用するフジテレビやお友達が文春砲喰らった途端「廃刊しろ」などと口走る古市憲寿なんて信頼できるはずがない。本当の戦争が起きた時もこいつが「私は権力者の味方です」とばかり嬉々として国の言論封殺に協力する姿が目に浮かぶ。 https://t.co/NzopWtgS45 pic.twitter.com/iJNUiI1z2b
— skews (@wasgijsky) January 31, 2025
日本を破壊したクソバカ総理の礼賛擁護要員として、最もらしい肩書をつけて無理やり世に出た奴が何を言う。あやふやな肩書を『芥川賞作家』という確かなものに変えたかったのか、他人の小説を『参考文献』としてリライトし、選考委員を激怒させた奴が出版社批判とは笑わせるhttps://t.co/clsk5XMTmk https://t.co/D4IIz8ppNQ pic.twitter.com/qNeriY4dN0
— れべっか (@NKpGG7hBkqoVeDH) February 1, 2025
古市憲寿
— skews (@wasgijsky) February 1, 2025
三浦瑠麗
橋下徹
日枝君お気に入りフジテレビ常連コメンテーター3人組、
コロナ時代に「自由の意味と価値」「法的根拠」を盾にあれだけリベラルを叩いていたのに、フジが追い詰められた途端、田中康夫氏曰く「雑誌ジャーナリズム焚書坑儒」運動でフジを擁護。自由と法的根拠は何処に行った? https://t.co/g0iROyHpQQ pic.twitter.com/ujuxKmbJIA
古市憲寿氏、唯一、権力にも怯まずに報道をしていると思われる最後の砦の文春をここぞとばかりに叩く権力の犬ってことがよくわかりました。 https://t.co/Y7dCeYTbRS
— 豆大福 (@qwerty4126) February 1, 2025
古市憲寿・三(浦瑠麗)橋下徹らは、フジテレビしか出番がなかった連中なので、そのうち消えていなくなるかもしれない。
ところで、フジテレビ労組に関してこんな感想を書いていた人がいた。
「2025.02.03 労働組合を考える―フジテレビの奇跡」
銀行で労働組合の活動をするとは夢にも思っていなかった。 入社した銀行の組合は分裂していた。ユニオン・ショップで自動的に加入した組合は明らかに会社のための多数組合だった。転職も考えたが将来に夢を託して少数第一組合へ加入、少し辛い選択だった。55歳で退職するまで仕事と組合活動に打ち込んだ。出世をしなかったかわりに多くの素晴らしい友人に恵まれた。 退職後、それまで大きな比重を占めていた組合活動は胡散霧消した。その後の三つの職場は組合活動と無縁だったが、労働運動については関心を持ち続けてきた。 <存在感を示した労働組合> |
フジテレビ労組は昔から民放関連組合の中でも給与水準はダントツであり、春闘などは全く関心がなかったらしい。
l今後少しでも本当の「労働組合」として再生してほしいものである。
さて、日本の政治は再生が可能なのか?
「石破総理とともに安倍政治を終わらせます!」村上誠一郎総務大臣が思い描く日本の未来」
戦国時代に瀬戸内海を支配した村上海賊の末裔は、「正論」を叫び続けた末に、ついに閣僚に返り咲いた。彼が思い描く今後の展望とは—。総務大臣の村上誠一郎氏本人に話を聞いた。 むらかみ・せいいちろう/'52年、愛媛県生まれ。'86年に愛媛2区から出馬し、初当選。大蔵政務次官や財務副大臣などを歴任した根っからの「財政規律派」 ■実は別の大臣を打診されていた! —石破茂政権が発足し、総務大臣に就任されて4ヵ月が経ちました。村上さんは小泉純一郎内閣で国務大臣(行政改革・地域再生・構造改革特区担当)、内閣府特命担当大臣(規制改革・産業再生機構担当)を務めて以来約20年ぶりの入閣となります。 「着任して、総務省の業務の幅が広いことに驚きました。国民民主党さんが主張している『103万円の壁』の引き上げにしても、昨今話題の選挙とSNSの問題にしても、すべて総務省に関係する問題なんです。先日の記者会見で元SMAPの中居正広さんの女性問題についても質問を受けました。総務省が放送行政を所管しているためです。とにかく忙しくて、最初の1ヵ月は4~5時間睡眠でした」。 —石破総理からはどのような打診があったのでしょうか。 「実は当初、他の大臣をどうかと言われていました。でもその頃、私の母が大腿骨を折って体調を崩していたんですよ。その大臣職は海外出張が多いから、もしかしたら死に目に会えないかもしれない。それで少し悩んでいたところ、今度は総務大臣の打診がありました」 「昨年の5月頃、元副総裁の山崎拓先生と相談して、総裁選で石破さんを担ごうと決めました。山崎先生が私を含め議員10人に声をかけてくれたのですが、集まったのはわずか5人。しかもそのうちの3人は他の候補者の支持に回ってしまいました。残ったのは中谷元さんと私だけ。しかも中谷さんは人柄が良いから総裁選の選挙管理委員を引き受けて総裁選の応援ができなくなくなり、残ったのは私一人に。そこからなんとか推薦人20人を集めて、告示後は毎朝一番に選対本部に通いました。 「命がけでよくやられていると思います。昨年の臨時国会でも野党の質問に辛抱強く丁寧に答えていましたね。私も例えばある日は、衆議院と参議院の総務委員会で合計5時間、与野党の質問に答えました。全部で35問ほどありまして、一人で答えたら大変でした。朝6時半に家を出て、7時に役所に着いて、2時間レクチャーを受ける。国会が終わったらヘトヘトになりますよ。でも、石破さんの場合は一人で7時間やるんです。それに加えて外交もあるでしょう。もし私が同じことをやったらとっくに天国に行ってますよ(笑)」 —しかし、少数与党で政権基盤が安定しません。 「自民党として政治資金問題のお叱りを受け止め、政治改革を進めなければなりません。また喫緊の課題である『財政再建』と『金融緩和の出口戦略』と『社会保障と税の一体改革』の3つを実現する必要があります。少数与党であっても野党と熟議のうえで改革を進める。これが石破政権の存在理由だと思います」 —国民民主党は「103万円の壁」引き上げを求めています。 「玉木さんが何を勘違いしたのか、『村上総務大臣が号令をかけた』と。私にそんな力があったらなんの苦労もありませんよ。 『103万円の壁』の見直しはいいんだけれど、いまの日本の財政状況を見たときに許容できる範囲とできない範囲がある。玉木さんは私の国務大臣時代に財務省から秘書官として来てくれていましたが、そのときに『大臣、財政規律は大事ですよ』と言っていたのは彼ですよ」 「もし、選挙のためのパフォーマンスが重要と考えているのであれば、それは政治の王道じゃない。最近はSNSなどを駆使して票が取れればいいという人が多いですね。見映えするところだけつなげて動画にして、それを見た有権者たちが投票する。でもそういう形だけに騙されては大変なことになると思います」 「何も石破さんは選挙を弄んでいるわけじゃない。与党で過半数を割っているのだから、『いつでも勝負に出るぞ』という姿勢を見せるのは当然のことです」 —参院選を前に党内で「石破おろし」が起こるとの噂もある。 「それは難しいのではないでしょうか。昨年の総裁選には9人が立候補しましたが、その中で次も出られそうな人はあまり多くありません。強いてあげれば高市さんか林芳正さんかとも思いますが、国内外の難しい課題に自民党が一丸となって対処することが必要なこの大切な時期に、はたしてそうしたお気持ちをお持ちでしょうか」 「そんなことをやっている場合でしょうか。そもそも総裁選で石破さんが選ばれたのは、日本の民主主義を守らなければいけないという自民党の最後の良識が働いたからでしょう。 「いま日本が直面する問題に対応するためには自民党だけでなく、オールジャパンで人材を結集する必要があります。一昨年、外務大臣の岩屋毅さん、国民民主党の古川元久さん、立憲民主党の篠原孝さんらと政治家・石橋湛山を研究する超党派の会を立ち上げたのですが、いまや皆さん政治の中枢にいますね」 「選挙制度も絶えず見直しをしていかなければならないし、行政区分のあり方も考え始めなければいけないと思っています。 石破政権は野党の動向を見定めながら、ヨタヨタしているように見えるでしょうが、今日明日の日本を見ているのではなく、50年、100年先を見据えた政治に取り組んでいるのです」 |
本来の政治家は、「今日明日の日本を見ているのではなく、50年、100年先を見据えた」政治に取り組むことは当たり前だが、最近の異常な物価高に日々喘ぐ国民たちは50年も待つことはできず、これでは道端で倒れた人に対してを救急車を呼ぶのではなく、先を見据えた立派な病院を作ります、と言っているように聞こえてしまう、とオジサンは思う。