新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

新元号利用はいただけないが、政権打倒のポピュリズムは歓迎

2019年06月01日 12時49分06秒 | 参院選挙

先月、「『令和』に待った! 矢崎泰久さんら元号差し止め求め提訴」という新元号差し止め訴訟記事を紹介した。
 
訴訟の主旨は以下の通りであった。 
 
「元号の制定は国民が個々に有する『連続した時間』を切断・破壊するものだ」

「元号の制定はこれを『天皇在位の時間』に閉じ込めてしまうものであり、それは日本国憲法第13条が保障する個人の尊厳を侵害する」
 
「世界中で日本にしか残ってないとされる元号制によって自己存在の根源をなす時間の意識を損なう」
 
当然ネット上では賛否両論があったが炎上というほどではなかった。
 
そもそも地裁、高裁レベルでは憲法判断は決して行われず「原告の不利益は認められない」と棄却される可能性が高く、さらに上告しても憲法判断をすべき最高裁では受理すらされない場合が多い。
 
個人的に「新元号」を使用しない自由を保障されていれば、他人が使おうが全くかまわないのだが、国家権力によって使用を強制されることには反対である。
 
とりわけ役所の書類では西暦表示が認められておらず、日付欄には「元号」の選択肢しかない。
 
法的な根拠がない元号使用強制は明らかに、「日本国憲法第13条が保障する個人の尊厳を侵害する」ことになろう。
 
オジサンの年金の振込先の「みずほ銀行」は昨年の10月頃記帳した際には、こんなメッセージが印字されていた。
 
「・・・・これ以降のお取引の日付は西暦で印字いたします」
 
そしてその後は「18-・・」となり今年は「19-・・」と日付が印字されなんら違和感はなかった。
 
ところが、先日、現役時代に会社が作成した「交通費振込」専用口座の通帳を記帳してきた。
 
もちろん退職後には会社からの振り込みはないが、携帯電話費用やインターネットブロバイダ等の引き落としに使っていた。
 
その日付を見て驚いた。
 
「年月日(和暦)と書かれている欄には「1--5-28」と記されていた。
 
大いなる違和感を覚え、即日に残金を全て引きおろし、いくつかの引き落とし企業には口座変更通知を送った。
 
そして最近では、多くの銀行ではこの「通帳」をディジタル化しようとしているらしい。
 
メガバンク、そろり「通帳レス」 三菱UFJも追随 


三菱UFJ 原則デジタル通帳に

 
そういえば以前からお世話になっていたクリニックが最近になって「スマホでの予約」が基本になっていた。
 
午前中は先着順なのだが、午後からの診察時間はそのクリニック指定のアプリをダウンロードすれば簡単に予約や診察待ち人数などが確認できるという。
 
スマホ嫌いのガラ携世代のオジサンたちにとってはなんとも生きずらい世の中になりそうである。
 
さて、昨日は韓国紙の「朝鮮日報」が韓国統一省は確認できないとしているが、「米朝首脳会談の実務幹部を処刑か、金与正氏も『謹慎中』 韓国紙が報道」という驚くべきニュースがあった。
 
身近な幹部や親類でも平気で処刑してしまうという北朝鮮の姿がまたもや露わになったようであるが、こんな状況では「私自身が金正恩委員長と条件を付けずに向き合わなければならない考えだ」と虚勢を張っていた安倍晋三にとっては不都合な状況であろう。
 
もっとも外交では唯一成果が挙げられるとばかりに、ロシアのプーチン大統領とすでに24回も首脳会談を行っている(感)が、残念ながら回数を重ねるごとに内容が後退しておりついにはプーチン大統領から「我が国固有の領土」と言うなとくぎを刺されていた安倍晋三。
 
今月大阪で開かれるG20では議長国として日露首脳会談でなんらかの成果を出すために外相会談を進めてきたが、現実には、「日ロ交渉、月内合意断念 平和条約、領土問題で溝」ということらしい。
おそらく参院選に向けてのパフォーマンスは難しいらしい。
 
一方参院選に向けてますます勢いづいている、「新元号利用」政治団体がある。
 
蓮池透氏、れいわ新選組から出馬表明 今夏の参院選念頭
という野党共闘の枠を外れた選挙戦になることを心配する声がある。
 
しかし大方は大歓迎の様子。
これに対しては、トンデモ陰謀論まがいの声がまたもや出ていた。
このご仁が「隠された事実」と言っているのがこんな怪しげな記事。
 
08 4月 「核兵器」と「原発」と「プルトニウム」と「高速増殖炉もんじゅ」と「北朝鮮」と「拉致被害者家族」の怪しげな関係について。
09 4月 「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」が被害者ではなく、実は工作員の集まりである可能性について。
 
もっとも両記事はほとんどが推測、憶測、伝聞で、明確なエビデンスに基づいているわけではないことは確かである。
  
多くの国民に分かりやすい辻説法で、少々実現性に?がつく政策を列挙して広く大衆のこころを掴むポピュリズムなどと侮ってはならない。
 
最近は「無党派層」ではなく有権者の半数近くを占める「無関心派層」と呼ばれる有権者たちが、真に目覚めて投票行動に移せば少数野党などは存在感が無くなってしまう。
 
願わくば、安倍晋三改憲派が現状より激減するような選挙戦をしてくれれば、日本の将来は開けてくる、とオジサンは思う。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 代替わりで過去をリセットし... | トップ | 「色物」がレインボーに変わ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

参院選挙」カテゴリの最新記事