あらためて、「IOCの“炎上トリオ”」の発言と、国民感情を逆なでした発言を「お花畑解釈」でフォローする組織委員会の橋本聖子会長らを晒しておく。
■我々は犠牲を払わなければならない」(“ぼったくり男爵”と表現されたトーマス・バッハ会長)
■緊急事態宣言下の五輪開催に間違いなくイエスだ(ジョン・コーツ副会長)
■アルマゲドンでもない限り実施できる(最古参のディック・パウンド委員)
◆「IOCは五輪を開催するという強い意志を持って取り組んでこられている。そういった強い意志の表れが、強い言葉になってしまっているんだろうなと強く感じる。強い思い、情熱が言葉に出てしまっているのかな」(橋本聖子会長)
コロナ禍の日本に行く際は「たとえ死亡しても自己責任」という誓約書を書かせるほどなので、少なくとも「アスリートファースト」どころか、アスリートの犠牲によって五輪が開催されれば世界中にテレビ中継され、IOCはNBCからの中継料が懐に入り、なんら失うものがないらしい。
2013年のIOC総会で東京への招致が決定し、当時の五輪招致委員会がIOCに提出した立候補ファイルで、「約6000人の要員を配置」し、消火活動や救急業務などをすると表明していたのだが、もちろん、現在のパンデミック状況などは想定されていなかった。
「五輪消防 のべ3万人 救急車 各会場2台超 都計画 共産都議団が調査」
医療従事者7千人だけでなく、
— 米倉春奈 都議会議員(豊島区) (@yonekura_haruna) May 30, 2021
消防関係者も3万人...。
さらに救急車も、24の競技会場に2台以上。
オリンピックの救急体制もかなり大きいことが、共産党都議団調べでわかりました。
救急搬送する消防職員の負担が一層増すもので、この夏はとても無理です💦💦#東京五輪の中止を求めます pic.twitter.com/tTT3eUZaiG
救急体制をめぐっては五輪招致委員会(解散)が2013年に国際オリンピック委員会(IOC)に提出した立候補ファイルで、「約6000人の要員を配置」し、消火活動や救急業務などをすると表明していました。ただ現段階の具体的な体制について東京消防庁は、「セキュリティー」を理由に公表していませんでした。 党都議団の調査に対し東京消防庁は、競技会場に大会期間中、のべ約3万人の消防職員と消防団員を配置すると説明。「平均すると1日1000人くらいで、他県からの応援はない」としています。消防職員には救急隊員も含まれます。『東京の消防白書』(20年版)によると、東京消防庁の職員は約1万8700人。消防団員は約2万6700人です。 救急車については都内に24ある競技会場に「観客用1台、選手用1台」を配置し、大きな会場にはさらに配置する予定としています。五輪組織委員会は6月中に観客数を決めるとしており、今後の計画に変更が生じることも想定されます。 東京消防庁は党都議団に、予備や廃棄する予定だった救急車を使う計画で通常の救急体制に影響を与えないと説明しています。 コロナで搬送困難に 五輪で救急隊は負担増か 総務省消防庁の資料によると、東京都の救急隊は274で救急隊員は2640人(2020年4月1日現在)。都内はもともと救急出動の回数が多く、19年は約82万6千件にのぼります。 新型コロナウイルス感染拡大の波が繰り返されるなかで、救急隊員の負担も増えています。消防庁によると、緊急患者の受け入れ先がなかなか決まらない都内の「搬送困難」事例は、今月17日からの1週間で684件。うち新型コロナの感染が疑われるのは、177件でした。 搬送困難とは、医療機関への受け入れ照会が4回以上で、かつ現場滞在時間が30分以上の事例です。昨年4月から1週間あたり400件を下回ったことがありません。ピークは今年1月の第3週で、1500件を超えています。(図参照) コロナ患者を搬送するためには、救急隊員も防御が欠かせません。救急隊を指揮する救急救命士の男性は「容体が悪化した新型コロナ患者を病院に搬送することもあり、搬送後の救急車内の消毒など業務の量が増えている。隊員が感染しない、感染源にならないように万全な対策をしている。精神的にもハードな面がある」と語ります。 この男性が勤務する都内の消防署の管内には、五輪の競技会場となる施設があります。 競技会場での業務については「まだ具体的な人員体制は決まっておらず、通常の救急搬送に影響が生じない範囲で対応するしかない」としています。 別の消防署に勤める職員の男性は「管内に競技会場が多数あるので、(どう対応するかという)検討を始めている」といいます。 五輪を開催すれば人出が増え、都内だけでなく全国に感染が再び広がることが懸念されています。他県のある自治体の消防幹部は「私たちは自治体消防であり、五輪というイベントのために応援を派遣することなんてありえない。コロナ拡大のなか、日本の誰も五輪で得をしない。得をするのはIOCではないか」といいます。 東京五輪・パラリンピック組織委員会は救急体制について、本紙の取材に「大会延期に伴い、体制については検討中」としています。 都民のコロナ苦理解しているか (星見てい子共産党都議) すでに東京消防庁から五輪組織委員会に消防職員を派遣するなど、五輪開催のために体制が割かれています。IOCのコーツ副会長は、緊急事態宣言下でも五輪を開催できると発言しましたが、コロナで苦しむ都民の状況や現場の苦労を理解しているのでしょうか。都は開催都市としてきっぱり五輪の中止を決断し、新型コロナウイルス対策に集中すべきです。 |
自らの種が生き永らえるために、ウイルスは常に遺伝子の突然変異を繰り返して少しずつだが絶えず変わり続けているという特徴がある。
ウイルスも他の生物と同様に、種の繁栄のために進化しているわけだが人間の細胞内にはいり自らをコピーする際に「コピーミス」という変異を起こす。
現在、世界で猛威を奮っている新たな変異ウイルスは主に4種類で、英国型、南アフリカ型、ブラジル型、インド型なのだが国内では英国型が主力になっており、大阪の感染者数の異常な拡大は大部分が英国型(株)と判明している。
しかし変異株は時間の経過とともにさらに強力に変異していくようである。
「ラスボスなのか? ベトナムでインド型と英国型のハイブリッド変異株が発見」
5月29日の朝にベトナムの保健省がベトナムでインドとイギリスのハイブリッド変異株のコロナが発見されたと発表し、ベトナムの各メディアがそれを報道、ベトナム国内はざわめいた。 そしてニュースはすぐにロイターで報道され、その日のうちに世界中でハイブリッド変異株がニュースとなり、様々な不安と憶測がベトナム国内だけに留まらず、世界中のSNSで語られるようになった。 インド型と英国型のハイブリッド変異株、ベトナムで発見 Newsweek日本版 ベトナムの新型コロナの感染状況は2020年1月の第1波から第4波現在の5月29日まで国内感染者の累計が6713名、死亡者数累計は47名である。 ベトナムの人口は9646万人で日本は1.263億人と、そう大差がない人口のこの二国間で、ベトナムの感染者数は日本と比較して圧倒的に少ない。 また、5月29日のworldometerの世界の新型コロナ感染者数データによると、ベトナムは感染者累計数では世界164位に低い国だ。 日本では台湾の新型コロナ拡大抑込みの成功が有名だが、現在ベトナムは台湾以上に世界的に感染拡大抑込みが成功している国となっている。 これは感染者の流入が元々少なかったわけではなく、流入しても感染拡大防止に必死で努めてきた結果なのだ。 感染者数(5/29時点)で言うと、台湾は感染者数7806名・死亡は99名で159位だ。 日本は73万8千45名、死亡者数は1万2千819名で34位となっている(多い。。。) そんなコロナの抑込みに国を挙げて必死に取り組んで成功させてきたベトナムに、ハイブリッド新種株などと新たな「敵」を現すなど、神はどんな物語をベトナムに与えているのだろうか? ベトナム第4波の勢いが止まらぬ今は、毎日の国内感染者合計は100人台から200人台で推移しているが、感染が拡大している地域はバクザン省やバクニン省の工業団地が多く、またハノイ市で確認された不動産会社の夫婦を中心としたクラスターや数日前から増えだしたホーチミン市での宗教団体を中心としたクラスターで、保健省はこれらの感染経路を探り、徹底的な隔離で対抗している。 ベトナムの人々も指示に従い積極的に拡大防止に取り組んでいて、 ワクチンの接種はすでに始まっており、工業団地の労働者を中心に多く接種されています。 ハイブリッド新種株とは? ベトナム国立衛生疫学研究所によると 、B.1.617.2ウイルス(インドで最初に検出された)のSタンパク質にY144変異を検出されたもので、この変異は、B.1.1.7(イギリス)で検出された変異に似ているとのこと。 今までベトナムで確認された新型コロナの新種株は、B.1.222、B.1.619、D614G、B.1.1.7(イギリス株)、B.1.351、A.23.1、B.1.617.2(インド株)の7株で、いずれも他国で発見されたものだ。 しかし、今回のハイブリッド型は他国で発見されていない株で、まだ名前もない株とのこと。 この株の特徴は、増殖がはやく、空気中への拡散力も今までの新型コロナよりも強い事。また喉にウイルスが集まると急速に増殖し、そのウイルスは空気中に強く拡散するという。 |
おいおい、ラスボス登場かよ。
— 乙武 洋匡 (@h_ototake) May 29, 2021
インド型と英国型のハイブリッド変異株、ベトナムで発見 | Article [AMP] | Reuters https://t.co/ZGfgLzXqD4
インド型と英国型のハイブリッドがベトナムで見つかったという記事。五輪強行するリスクは大きすぎる。選手、関係者、報道陣全てにワクチンをマストにするなら話はわかるが。https://t.co/y6vnLeS1GR
— 三木谷浩史 H. Mikitani (@hmikitani) May 30, 2021
ベトナムでインド型変異株に英国型が混ざったハイブリッド株が発見され、非常に強力なウイルスらしい。
— 北田雅也 (@kitadamasaya) May 29, 2021
世界中から各国の変異株を集めるオリンピックは「東京オリンピック株」を生み出して世界中に死者を出す災厄になりかねないと思うのだけど。
このような事情はすでに政府の分科会の連中も知っているのだが、口では「専門家の意見を聞いて・・・」と言っている菅義偉なのだが、肝心の場面では専門家の意見は拒絶するらしい。
「『五輪、ステージ3なら無観客』言えぬ分科会専門家 政府が難色」
「政府関係者は「もはや引き返せない」と開催中止は検討していないと明言し、収支悪化を防ぐため可能な限り観客を入れる考え。・・・五輪開催は、菅政権の命運を左右する国家プロジェクト」:収支悪化とか、政権の命運とか > 国民の健康 ってことですね? https://t.co/TwHYpzd1RY
— tombo (@Yama_to_Sima) May 30, 2021
コロナ下で、東京オリンピック・パラリンピックは開催できるのか――。この問題について、政府の有識者会議「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の感染症の専門家らが「リスク評価」の提言作成を進めたものの、出せない状況が続いている。人流(人の流れ)の抑制のため無観客開催を求めたり、東京都内の医療の逼迫(ひっぱく)がさらに深刻化したりすることを指摘する内容で、状況を見守りたい政府側の了承が得られず提出できない。政府が開催を目指す巨大事業に、専門家はどう向き合おうとしているのか。 28日の衆院厚生労働委員会。野党議員から分科会で開催の妥当性を議論するよう要望された尾身茂・分科会長は、準備していることをほのめかしつつも「(政府から)今のところはそういうお声がかかっていない」とかわした。「このまま意見を求められなくて感染爆発が起こったら、分科会や尾身会長は職責は全うしたことになるのか」とたたみかけられたのに対し、「(大会関係者に)私の考えは述べるということはあった」と述べるにとどめた。 分科会は感染症の専門家や知事ら17人が所属する政府の有識者会議で、内閣官房が事務局を務める。事前に中心メンバーが提言の案を議論し、尾身会長らが政府と意見をすりあわせるのが通例だ。政府の了承を得られなければ「分科会を開かせてもらえない」(分科会メンバー)のが実情だ。 公式の会合では開催の妥当性を議論していないため、感染症や医療が専門の中心メンバーらは「開催の是非を判断する立場にはないが、感染拡大と医療への負荷のリスクを客観的に述べることが責務だ」として、限られたメンバーだけで提言案をまとめつつあった。 |
メンバーは、分科会の提言などとして正式に公表する方向で検討をしていたが、今月下旬ごろに「専門家がステージごとの対応に触れることを、国が嫌がっている」との情報が伝えられ、提言の発表にストップがかかった。
東京都などに出している緊急事態宣言が期限を迎えるのは6月20日。
政府と大会組織委員会は解除後に、7月23日開幕の東京オリンピックで観客を入れるかどうかなどの方針を打ち出したい考えらしいのだが、この微妙なタイミングに「無観客開催」も含んだ専門家の提言が公表されれば、五輪への逆風が強まる、といった警戒感が政府内にあるとのこと。
五輪を巡っては、専門家と政府・大会運営側で認識が大きくずれている。専門家にはステージ4での開催は困難、ステージ3ではせめて無観客にすべきだとの考えが根強く、それが反映されたのが今回の提言だったのだが、もはや誰にも止められない状況になりつつあり、「敗戦濃厚でも無茶な命令を出し続けた」旧日本軍と同じ道を歩み始めてしまった。
数か月後には「東京五輪株」が世界中に蔓延しても、誰も責任は取らないのだろう、とオジサンは思う。
【付録】
「欧米ワクチンは危険!?<本澤二郎の「日本の風景」(4101)」
新型コロナワクチンは危険