ようやく晴れたので、ツールド沖縄対策のロング練へ。目標は、しばらく走っていなかった奥多摩湖経由の風張峠。補給食等万全の装備で出発。ホイールは、沖縄で使う予定のWH9000−C50−TU。
今回の目的は、ツールド沖縄100km対策なので、極力休憩は無しで、補給も走ったまま、信号等以外では足付き無し。
それと、苦手な下ハンポジションの練習。今月号のサイクルスポーツでポジションごとの空気抵抗値を実験していたが、ブラケットポジションより下ハンポジションの方が顕著に空気抵抗が少なかった。同じスピードで走るにせよ、省力化することは後半の疲れの出方に違いが出てくるだろうし、全力で走った時の到達スピードも違う。それにやはり、ロード乗りたるもの下ハンで巡航してなんぼという様式美の問題もある。
そんなわけで、信号の少ない多摩川沿いを下ハンで流していたのだが、案外走れるものである。最近、三本ローラーで下ハンポジションの練習をしていたことも効いているのかもしれない。ブラケットポジションと下ハンポジションのペダリングの違いとして、前者が腹の筋肉を使って体重をペダルに乗せるのに対し、下ハンは大臀筋の屈曲でペダルを回しているような感覚がある。
青梅を過ぎ、登り区間に入ってもスピードを乗せて走っている感覚があり、多少は強くなっているのかなと思った。
そして、寄り道でありながら、今日のもう一つの目的、御岳山下の大鳥居からロープウェー駅までの激坂のSTRAVA記録狙い。ここは、平均8.4%の激坂が2.3km続く、僕の知る限りでも屈指の激坂。しかも、前半は比較的なだらかで、走るにつれ斜度が大きくなっていく。滑り止めの水玉模様に揺られながら、ダンシングで激坂を登る。斜度もさることながら距離も長いので、ハンドルを振る腕が疲れてしびれてくる。が、登り始めでトルクをかけた時、タイヤが妙にヨレる感覚がし、登るにつれ後輪の感覚が頼りなくなってくる。
御岳山の観光客を避けながらなんとか息も絶え絶えで登り切った。6分56秒で全体6位。
そして、すぐに後輪を確認。スローパンクだった。いつ空いたのかわからないが、タイヤに穴が空いていたので、ここに何か刺さったのだろうというのがわかる。今日刺さったのかもしれないし、先週刺さったのかもしれない。対応をどうするか考える。一応、替えのタイヤは持っていたがTUFOの非常用のタイヤなので替えたとしてもまともに乗れないことと、そもそも交換に失敗してしまう可能性も高いことを勘案し、タイヤに空気を足してだましだまし山を降りることにした。幸い、青梅駅まで行けば自転車屋がある。
タイヤとホイールを気遣いながらまさにだましだまし、青梅駅まで到着。ちょうど開店したクロチェリスタで、タイヤを購入し交換してしまった。残念ながら、CORSA CX3 も新型CORSAもないとのことなので、CORSA SCに。サイドが黄色い。交換の際に、非常用に持ち運んでいたリムテープを使ってもらったのが、このリムテープをサランラップに包んで持っていたのが失敗。破れたサランラップがリムテープにくっついて、いちいち剥がすのが面倒になってしまっていた。店長には面倒をかけてしまった。
タイヤ交換後は、奥多摩へ登り直す気力も体力もないので、秋川街道(二ツ塚峠)を登って下り、少し脱水気味になりながらも帰宅。当初の目的ほどは走れなかったが、120kmを走り、獲得標高1,171mとまあまあのトレーニングとなった。