いつもジムのマシーンの上で、滴り落ちる汗がイヤホン端末を滑らせながら、残り時間のカウントダウンの表示をにらみながら、この曲が終わるのとどちらが早いか、戦闘モードで聞いている龍雲さんの曲を、たまには家で穏やかに聞いています。スピーカーやラインの品質でいかに音質が良くなるかも重々感じています。
なんで中抜けで、なんで中抜けにしてしまったのだろう、この三十年近く。昔からのファンだった、なんて大きな顔をして言えないこの空白を、この4年数か月、取り戻せるはずもない時間を、毎日ジムや就寝時に、おそらく一日も欠かさず聞いていると思います。今はこれらの歌声に、どれだけ救われているでしょう。
聞いていると、笑うときもあるし、泣くときもある。胸が痛くなったり、感心したり。一番は声質の素晴らしさ、滑らかに旋律を自在に歌いこなせる上手さは、私にとって唯一無二のシンガーです。
もう少し気づくのが早かったら、もっともっと私の人生に潤いを与えてくれたことでしょう。あの、初めて聞いた時の衝撃を忘れてしまっていた自分を、言いたくないけと、悔しいです。
経時変化は誰にも平等にやってきます。昔の龍雲さんは昔のCDで、今の龍雲さんを聞くために、京都以来のライブに、また行けることが喜びです。