玄関先にこそ、きれいに咲き誇った百合の鉢を置きたい!
しかしそこには百合の魔の企みが・・
あの執拗な、柔らかなめのワックスのような茶色の花粉に、もう、何度襲撃されただろうか。こちらはめしべじゃないのにぃ。
履いていたズボンを脱ぎ、洗面所で固形石鹸を塗りたくって、くちゅくちゅもみ洗いしても、ハイサイナラ、なんて簡単に落ちる代物ではありません。
3度4度戦ってやっと除去できるくらいの花粉のしつこさです。
こちらも学習しましたよ、人と接触するところには置かない、向けない!やっとこの頃、そんな被害を家族からもほとんど聞くことはなくなりました。
それはさて置き、綺麗です。薫り高いです。
この球根はご近所さんが昨年、見事に咲いたから、と花後に、私の大切なギンガチュームの鉢を指して、”ここに植えなさい”と座席指定で戴いたものです。その方はかなり耳が遠くって、スムーズに会話ができず、”いえ、ここには球根が埋まっています。”と言っても通じず、やむなく植えた次第でした。
眠っていたギンガチュームは陣取られ、行き場もなくなり、腐ってしまいました。(掛詞です)
開花して分かったことですが、この百合は昨年、彼のご近所さんか見事に咲かせていたカサブランカじゃないし・・ひょっとしてわざわざ購入したものをくださったんじゃない?それしかないなぁ。
ご厚意は有りがたく感じております。そのご本人、今、入院中なんです。この百合が咲いているのを見てもらう訳にはいかないのです。お見せしたいけれど、お見舞いに百合はそぐわないとも言いますよね、匂いがきついから。
この百合の咲いているを是非見てもらいたいのですが。