いつもの通勤時間より遅く家を出ました。途中、電車はノロノロ運転、やっと会社に着いたのですが、前方に今日、会う事になっている人の姿が見えます。約束の時間に少し遅れそうです。
慌てて会社の玄関になだれ込み、急いで応接室に駆けこんだものの、そこでは上司が対応していました。
客の前で、何故遅れたか、ひどく問いただされました。私は、時間の目算が違った、おまけに電車が雨で延着した、と言いわけを、針の筵の上で、この先どうなるんだろうと思いながら、必死に言いわけしています。
時系列で言うとその寸前、学生の私は、欠席した隣町のクラスメーとに、プリントを渡す役目をかったものの、家はどこか知らず、やっぱり雨が降っていました。
社会人から遠のくこと、ウン十年、未だこんな夢を見ました。
よく夢は見るものの、覚醒してからもう一度目をつむると、すっかり忘れてしまうものですが、今日の夢はかなりショックで鮮烈でした。
現実のおはなし、パート時代に、自分の仕事がいっぱいの時、受付の人が来て、私の同室の人宛に面会者が来ています。応接室で待っていますことを伝えてください、と言ってきました。
何度もそういう事があり私は、ハイ、と託りました。
だぁーいぶ経った頃、同室のかの人に、客さん来てたの、聞いてた?と聞かれました。わぁぁっーー、忘れてた!!私、謝りに行きます!とほとんどシャウト状態で言うと、その人は、まっ、いい、いいと言ってそのままそちらに行ってしまいました。
どれも約束の失敗のお話ですが、夢の事例は全くなかったお話です。しかし実際、自覚なく人との約束を違えたのではなかったか、もしくは自分にとって些細と思っている裏切りが、相手にとって大きかったのではないかとか、そんな考えが頭をよぎることがあります。
そんな思いが夢に出てきたのかと思います。苦しめられていると言っていいかもしれません。自分の播いた種です。