悲しいこと、辛かったことをどう乗り切ればいいのでしょう。そのときは何もせず、何もできず、朦朧状態で時間だけが過ぎて行ったように思います。
気がつけば年単位の時間が過ぎ、ようやく昨日のことではなくなっていた、と言うようなことのある人生もあります。
街角で声を掛けられました。子供の同級生だった子のお母さんです。ぱっと見には、どなたか分からなくて、多分かなり怪訝な顔をしたと思います。
名乗ってくれたので、ああそうか、と分かりました。
彼女にもずいぶん辛いことがあったような、人の噂に聞いていました。人には知られたくない事もあるでしょうから、一緒に泣いてあげられる、悩んであげられるほどの仲でもなかったので、自然、足が遠のきました。
時が流れ、顔も少しふっくらし、もともと穏やかな話し方をする人でしたが、より穏やかに、にこやかに、私の理想の”良いお母さん”はそのままでした。
お孫さんも1人いるとの事、まだ未成年の子もいるようですが、ずいぶん落ち着いた様子でした。
そこで赤外線通信でメルアドの交換しようと取り出したのに、なんと言うことでしょう、私のほうが上手く使えないんです。情けない、鈍くさい!!
仕方がないので口頭で電話NOを読み上げることにし、またお話しましょう、と言うことで別れました。
夏が終わる頃、連絡してみたいと思います。
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