どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「白い罪と黒い嘘」「夏の厄病神」

2004年11月16日 | 自主映画
今日は八丁堀リトルシアターという所へ自主映画の2本立てを見にいく。八丁堀って何処?ヤフーで行き方調べて行く。今日の映画の主役、鹿野さんと待ち合わせてまずは御飯を食べる。オムライスとビール。久々に色々とじっくりお話する。そして劇場へ。小さいけども立派な劇場。椅子も良い。まずは「白い罪と黒い嘘」という映画。よくお会いする美間さんの監督作。彼の映画を見るのは初でワクワク。色んなロケーションに凝った撮影等、とても一生懸命に作ってあるのが感じられて好感もてる。さっき食べたばかりだけど最近お腹の調子がおかしくてまたしてもお腹がグルグル鳴って止まらない。笑える程です。横から何度も小付かれてた。真面目な映画なのに笑いを誘ってごめんなさいです。そんな訳でなかなかお話に入って行けず少しついていけなかったが途中から話に入って行けて主人公の女性に感情移入出来る。病名忘れたけど鬱病のような何か。それと医者の彼氏のお話あたりから面白くなり、勝手に先を読んでしまい自分の考えるような所ともなんとなく一致して最後はネタバレするから書かないけどなるほどな展開です。よく話が練られてます。しかし、拳銃やドラッグの必要性がよく考えると不明。しかし酷い事する男の話ですね。そこで心動かされました。どちらかというと女性に感情移入して見た映画でした。
次に「夏の厄病神」という鹿野さん主演の映画を見る。鹿野さんも今日初めて見るようです。
とにかく撮影が綺麗で長い間も映像が美しいので見れちゃう映画。オシャレ系っちゅうやつやね。ああいうのを僕も撮ってみたいと思うけどいつも被写体の表情の方に惹かれてしまいすぐに寄って撮ってしまうのだ。低予算で引きの綺麗な画を撮りたくても撮れないというのもあるけど・・ロケハンとか撮影準備を相当ちゃんとやってる贅沢な作りの映画だと思った。
鹿野さんの表情も「油揚げ」とは違った一面が見れて良かった。チラシにもあったカットの表情がいいね。なんか顔が長くなった?海と朝焼けのロングショットが美しく印象的。こちらはどちらかというと男の方に感情移入して見れました。お話は後で聞いたら僕の理解していたものとは違っていたようですがなんか切ない不思議なハッピー感?のある映画。後で帰りの電車の中で本来のお話をよく考えてみたが、たしかにその方が納得出来る話ではある。だけど僕の勘違いして理解したお話の第一印象も捨てがたい。どちらにしても主人公の女性の心理が所どころで理解しにくい面があります。結婚式前日に何やってるの?海なんか来ちゃって?って。それで、僕が間違って理解したのは新郎が事故で亡くなった少し後だと思った訳です。まあ、もっぺん見てみたい映画ではあります。僕は勝手に映画を違った物語に変えて理解して納得するのが得意みたい。今までも色んな映画をそうやって見た事がある。それらは想像力を刺激してくれた訳で結果的に違っても後々まで印象に残っている映画が多い。
家に帰ってもまだお腹グルグル鳴ってます。なんなんですかね?卵ですか?なんか生まれそう。(笑)この前の「二花子の瞳」や今日の「夏の厄病神」を見て僕も映像美しいロングショットや風景をうまく使った映画を今度は作ってみたくなった。「この羽根はね・・・」でそちら系に挑戦してみたが、もっと屋外にて全身サイズで人物を撮影するような映画を撮ってみたいね。現在制作中の「MILKMAN2」はこれとは全く逆だけど・・これは反オシャレ系で一般的美しさでなくダークな中の映像美と汚さと追求したいね。わざと映像も荒らす予定だし。これでダークな馬鹿系をとことんやりつくしてからオシャレ系は次に挑戦しよう。また「天使の羽根」でやろうかな。写真は今日の映画の舞台挨拶。監督さん2名と役者さん2名。

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