朝SCUM2000で目覚める。今日の上映会の監督がやってきた。上映の色調整して朝御飯を買って食す。食べたらやっぱりちょいと眠くなる。さて今日は「下倉功個展 ご挨拶」という上映会。初めて作品拝見します。入場無料の名刺替わりのご挨拶という趣旨のもの。
午前の部 ダイジェストでいくつか作品紹介映像が流れてまずは短編から(題名忘れましたが)
8mmの映画。電車内撮影のなかなか面白い映画。うまくまとめられた小品。結構気に入った。だけど後処理で追加されたであろうフィルム傷のイフェクトは少しやりすぎな感が僕には感じられた。FILMで撮影された作品だしそんな事しなくても良かったのに・・とね。
次に長編「クリスマス・イヴ」という作品を見る。撮影技術等、当時のレベルで考えてもよく出来た作品だと思う。ドリー撮影とか照明だとか8mmでしっかりと真剣に作られたのが分かる。
内容は三角関係の恋愛ドラマ。こういうのは僕には作れないなぁ。っていうかあんまり好きなジャンルではない。劇中にもポスターで出てくる「恋におちて・・」に影響を受けた作品だとも思われる。あの映画のラストが僕は好きだが似た感じの場面がある。またしても電車のシーンです。下倉さんの映画って電車がよく出てくるなぁ。と発見!役者がお互いに別の方向を見たまま喋る長回しなシーンが何故か多くて会話で目を合わさない感じが妙に僕には不自然に思えた。主人公の女の人の表情に覇気が無いので見ていて少ししんどい。前半の途中で睡魔が襲ってきて眠ってしまったよう。後半では全部ちゃんと起きてて見れました。前半途中寝ちゃったけども全く支障は無く普通に流れは掴めたし問題無かった。後半がシナリオに展開やひねりがありぐいぐい惹き付けられて見れました。音楽が80年代らしいジョルジオ・モルダーなサウンドで懐かしい。女性の髪型とか街の看板など80年代の空気みたいなのが凄く感じられる作品でした。
そして 午後の部「シルク」の上映。なんとこの映画は4時間もあるのだ!4時間ってシナリオ書くだけでも凄いと思うがどんな映画なの?って感じ。期待と不安が交錯する。上映前に監督が
もの凄く自信無さげな挨拶をするのでこれから楽しみにして見ようとしてるのにそれはないよ!
と思う。不安は凄く分かるけどもあんまり言って欲しくなかったなあ。それで見始める。そしたら、もうビックリですよ。凄く完成度の高い作品で撮影も綺麗だし編集もしっかりしてるし、音楽も絶妙な感じで入ってる、そして何よりも役者陣が素晴らしくいい演技。表情。キャラクターをしている。その演技の間も見入ってしまう芝居をしているので思ったよりも長くても結構見れちゃう。この感じならば4時間でも見れるかも。と思う。主人公の女性の表情が素晴らしくとても変化がある。凄く綺麗に見えたり普通に見えたりと色んな表情。芯の強さとはかない弱さが交錯するいい演技。それだけでも惹き付けられるので見入ってしまった。最初の1時間の後半部分で何を悩んでいるのか謎のまま長い事展開しないので少しまた睡魔に襲われかけたが、2時間目は全く眠らずしっかり見れて続きが見たいぞ!と思った。3時間目の子供との再会後に少しまた睡魔に襲われたがそれでも支障は無かった。4時間目は夢中になって見れました。奇数時間の最後がいつも睡魔に襲われるリズムなのかな?だけど本当にそんな長さを感じさせない映画でした。ウルウルくるところも随所にありました。一番グッと来たのはバーのマスターが男泣きする所です。シナリオもよく練られていて素晴らしい。全体的にまぁ予想は付く話ではあったけども予想通りの展開というかこうなって欲しいなという考えと同じ展開に落ち着いてゆく感じは連ドラの感じと似ている。長尺だし連ドラっぽい所もある。でも連ドラは1話の中で凄く展開するけどもこちらはエピソードは多いけども大きく展開する事柄は結構長い間が空く為、ちょっと集中力が必要になってくる。短くても伏線は十分伝わったし難しいかもしれないがシナリオの段階でもう少し整理がしてあるともっと見やすくなったと思うし、無くてもいいと僕には思えるシーンもいくつかあった。勝手な事を書いているが、もっとこの作品が沢山の人に見てもらえるといいなあと思うからであり、その為にはやっぱりもう少し短くしないと厳しいと思うから。でも、相当な思い入れというか情熱が感じられるので難しいとも思う。そうならばvol.1vol.2と分けてやるのもいいかもです。1時間30分の2本の映画として、1のラストをいい所で終わらせればきっと続きも見たくなってると思う。作品全体としてはとても前向きで美しいテーマを扱っているしだれもが経験するような気持ちが描かれてるので共感する所が多いと思います。
凄い真剣な映画作りへの情熱と手間、素晴らしい役者陣の演技に脱帽でございます。
撮影日誌がネットで読めるらしい。作品を見るまでは読まない事にしていたけど今度、時間が出来たら読んでみようと思う。
午前の部 ダイジェストでいくつか作品紹介映像が流れてまずは短編から(題名忘れましたが)
8mmの映画。電車内撮影のなかなか面白い映画。うまくまとめられた小品。結構気に入った。だけど後処理で追加されたであろうフィルム傷のイフェクトは少しやりすぎな感が僕には感じられた。FILMで撮影された作品だしそんな事しなくても良かったのに・・とね。
次に長編「クリスマス・イヴ」という作品を見る。撮影技術等、当時のレベルで考えてもよく出来た作品だと思う。ドリー撮影とか照明だとか8mmでしっかりと真剣に作られたのが分かる。
内容は三角関係の恋愛ドラマ。こういうのは僕には作れないなぁ。っていうかあんまり好きなジャンルではない。劇中にもポスターで出てくる「恋におちて・・」に影響を受けた作品だとも思われる。あの映画のラストが僕は好きだが似た感じの場面がある。またしても電車のシーンです。下倉さんの映画って電車がよく出てくるなぁ。と発見!役者がお互いに別の方向を見たまま喋る長回しなシーンが何故か多くて会話で目を合わさない感じが妙に僕には不自然に思えた。主人公の女の人の表情に覇気が無いので見ていて少ししんどい。前半の途中で睡魔が襲ってきて眠ってしまったよう。後半では全部ちゃんと起きてて見れました。前半途中寝ちゃったけども全く支障は無く普通に流れは掴めたし問題無かった。後半がシナリオに展開やひねりがありぐいぐい惹き付けられて見れました。音楽が80年代らしいジョルジオ・モルダーなサウンドで懐かしい。女性の髪型とか街の看板など80年代の空気みたいなのが凄く感じられる作品でした。
そして 午後の部「シルク」の上映。なんとこの映画は4時間もあるのだ!4時間ってシナリオ書くだけでも凄いと思うがどんな映画なの?って感じ。期待と不安が交錯する。上映前に監督が
もの凄く自信無さげな挨拶をするのでこれから楽しみにして見ようとしてるのにそれはないよ!
と思う。不安は凄く分かるけどもあんまり言って欲しくなかったなあ。それで見始める。そしたら、もうビックリですよ。凄く完成度の高い作品で撮影も綺麗だし編集もしっかりしてるし、音楽も絶妙な感じで入ってる、そして何よりも役者陣が素晴らしくいい演技。表情。キャラクターをしている。その演技の間も見入ってしまう芝居をしているので思ったよりも長くても結構見れちゃう。この感じならば4時間でも見れるかも。と思う。主人公の女性の表情が素晴らしくとても変化がある。凄く綺麗に見えたり普通に見えたりと色んな表情。芯の強さとはかない弱さが交錯するいい演技。それだけでも惹き付けられるので見入ってしまった。最初の1時間の後半部分で何を悩んでいるのか謎のまま長い事展開しないので少しまた睡魔に襲われかけたが、2時間目は全く眠らずしっかり見れて続きが見たいぞ!と思った。3時間目の子供との再会後に少しまた睡魔に襲われたがそれでも支障は無かった。4時間目は夢中になって見れました。奇数時間の最後がいつも睡魔に襲われるリズムなのかな?だけど本当にそんな長さを感じさせない映画でした。ウルウルくるところも随所にありました。一番グッと来たのはバーのマスターが男泣きする所です。シナリオもよく練られていて素晴らしい。全体的にまぁ予想は付く話ではあったけども予想通りの展開というかこうなって欲しいなという考えと同じ展開に落ち着いてゆく感じは連ドラの感じと似ている。長尺だし連ドラっぽい所もある。でも連ドラは1話の中で凄く展開するけどもこちらはエピソードは多いけども大きく展開する事柄は結構長い間が空く為、ちょっと集中力が必要になってくる。短くても伏線は十分伝わったし難しいかもしれないがシナリオの段階でもう少し整理がしてあるともっと見やすくなったと思うし、無くてもいいと僕には思えるシーンもいくつかあった。勝手な事を書いているが、もっとこの作品が沢山の人に見てもらえるといいなあと思うからであり、その為にはやっぱりもう少し短くしないと厳しいと思うから。でも、相当な思い入れというか情熱が感じられるので難しいとも思う。そうならばvol.1vol.2と分けてやるのもいいかもです。1時間30分の2本の映画として、1のラストをいい所で終わらせればきっと続きも見たくなってると思う。作品全体としてはとても前向きで美しいテーマを扱っているしだれもが経験するような気持ちが描かれてるので共感する所が多いと思います。
凄い真剣な映画作りへの情熱と手間、素晴らしい役者陣の演技に脱帽でございます。
撮影日誌がネットで読めるらしい。作品を見るまでは読まない事にしていたけど今度、時間が出来たら読んでみようと思う。