どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「えてがみ」「うんべると」

2006年06月24日 | 自主映画
朝に寝て昼前に起きて渋谷へドキュメンタリー映画を観に出かける。UPLINKって場所へ。着いたけども何処が会場なのか分からず入り口付近でウロウロ。お腹空いててちょっと眠い。
それで今日見た映画は「えてがみ」と「あるべらえず うんべると -消え入ぬように-」の2本

「えてがみ」
2度目の鑑賞。最初、思ったより言葉が聴き取りにくくしんどかったけども、途中からちゃんと聴こえてきた。またもや鍋山氏が涙ながらに同僚の死について語る場面で涙が出そうになる。
一度見てるから内容は分かっているのだけども、前回よりも違った見方が出来て色々と語られる色んな生き方について考えさせられる。前回見た時には借金とかして鬱病になった友人にはそれ程、感情移入出来なかった?面もありましたが今回はとても感情移入出来て、しかも最後はなんだか立派に生きてるなぁと感心さえも。自分にも欠けてる色んな面が思い起こさせられる映画でもありました。鍋山氏のキャラクターが実際に会う時となんか印象が違う所もあるのだが、某役者さんの話だと実はドキュメンタリーなんだけども彼は演じている面があるらしい。そう言われてみればそうなのかもしれないが、僕には正直な姿として写ったなぁ。前回同様、えてがみを描いた死んだ同僚とその両親のエピソードがやっぱり良かった。鍋山氏から学ばなきゃいけないと思える所は時間の使い方、人との接し方、一生懸命な所。逆に実は完全ではない所も随所に見えてそこがなんとも憎めないユニークさを醸し出していると思う。どちらにしても魅力的な男である。映画を見る限りはちょっとややこしい面もあるようなんだけども、まだ、実際にはそんな面は見えないのは何故なんだろうなぁ。

「あるべらえず うんべると -消え入ぬように-」
こちらは初めて見る作品。PFFグランプリ作という事でもちょっと期待大で見ちゃいました。
だけども、前もって粗筋を聞いてしまっていたのが良く無かった。ドキュメンタリー映画って内容を知ってから見るのと、何も知らないで見るのとでは印象というか衝撃度が違うよなぁ。最後どうなるのかは知っていたのと勝手に聞いた場面を想像しちゃっていた為、途中で集中力が切れてしまった所があった。前半はとても興味深く見れたのですが・・。凄くよく喋るのでだんだんとあまり、心にしまっている気持ちというのが伝わって来なくて・・。家族の事を大事に思う気持ちは伝わりましたけどね。この映画で一番良かったのはラストシーンでした。子供が生まれて新たな家族を手に入れて、母国の家族の姉と電話で話す表情。愛する気持ち、責任、試練、希望、色んなものが入り交じったなんともすがすがしいというか幸せな表情。なんだかこちらまでちょっとハッピーな気持ちになれました。色んなものに感謝をする気持ちが感じられました。

終了後、飲み会にも参加。鍋山さんはいなかったけども、うんべるとさん、エリモさんもいました。渋谷とは思えないなんとも地方的な居酒屋で食って飲む。最後はお腹パンパンでいっぱい状態に。後半、うんべるとさんの話も実際に少し聞けてコロンビアの実状も知れて日本との差を知る。今日見たドキュメンタリーに出ている人達はみんなそれぞれ凄く頑張っている姿が印象的。なんだか僕も頑張らなきゃなぁ~と考えさせられる1日でありました。と同時に日々のなんでもない事が実はとても幸せでもあるという事も。まぁ、色んな口には出さないけども思っている事がお腹の辺りに渦巻きましたよ。いつか表現しなくちゃなぁ。

で、帰ってスグに横になり眠ってしまうが、またスグに起きてしまい。その後、昨日と同じく朝まで起きてる状況。今日も会社だからまたこのまま出社だなぁ。

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