どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「タップス」

2010年03月06日 | 映画
DVDで「タップス」を鑑賞。随分と昔にテレビ放映されてたのを見て以来です。話の内容はかなり忘れてた。
今やスターなトム・クルーズやショーン・ペンの若き日の出演作として知られてる映画。
内容は軍人学校の生徒逹が学校の閉鎖等を元に学校に立て籠り軍隊的な行動をするというもの。
学校とか名誉とか軍人としてのなんちゃらとかって、そういうみんなロボットみたいに生きてる連中の世界みたいなものって正直毛嫌いしちゃうような面が多く馬鹿じゃないの?って思える所も多いのだが、この映画では結構冷静にいくつかの視点をうまく描いており、その事により軍人の誇りだとか大切にしたい気持ちみたいなものも伝わったし、尊敬出来る所も感じれた。が、人としての挫折を知らない軍隊一筋なエリートくんって恐ろしいよね。なんか洗脳されてるというか軍隊って独特。だけどその統一性とかが大事な世界でもあるので、それは大切。何もしないで文句ばっかり垂れる者ばかりが大きな顔をしているような最近の世間とか問題も多いので色々と考えさせられる面も。
何にせよ複雑に考えずとも人の命程大切なものは無いという事。戦争も同じ事で命を守る為のものであり、また相手も同じ命を持ってるのでそれを奪う行為はいかなる理由を付けても美化すべきものではない。
戦争なんてしない方が一番良いのであるが、世界はややこしい事になってて未だに解決しないのですね。
何気にしっかりとした作りの手堅い演出の映画でした。

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