DVDで「デス・クローン」を鑑賞。なんでこんな下らなそうな映画を見る気になったかというと2008年だったかの新作映画の予告で合成バレバレのミニチュア効果やら人形バレバレの特殊メイクの宇宙から来た巨大ネズミと戦うというような無茶苦茶なものを見てしまい下らなそうだけど逆に見たいぞ!と思った映画があった。当然そんな馬鹿げた映画は日本で公開される訳もなく(多分ね)見る事もないんだろうなとは思っていたのだが、この映画の監督名を覚えていたのでした。その名もジェフ・リロイって人で実は日本でDVD化されてる作品もあったという事で今回その映画「デス・クローン」を見る事となったのです。
2001年の映画らしい。ビデオで撮影された酷い画質の完全なる自主映画のようです。しかしちゃんと日本語吹替え版も付いてましたという事で途中から吹替え版で鑑賞。
いやぁ~下らなかった。
チープで下品。だけどパワーと情熱は感じたし下手くそだけど昨日見た「パラノーマル・アクティビティ」よりもなんか好感は持てたのが不思議な所。
読める展開もあるけど意外性ではこちらの映画の方があって楽しめた。というのもなんでそんなどうでも良いような場面で手作りのミニチュア合成だとか手の込んだ事やってくれるの?と思えるようなトンデモ演出をしてくれるからです。そこは正直笑えるんですけどその心意気がなんとも嬉しいもんです。携帯で電話すると長い間と編集になり何がしたいのかと思いきや、宇宙にまでカメラは飛んで人工衛星を描写してまた戻ってくるというような事をやってくれはるのです。
突っ込み所もいっぱいだけど、低予算で一生懸命に?作ってるのは分かる。
車のミニチュア爆破シーンは案外良く出来てたよ。
女殺人鬼もクローンという事で同じ女優を使って何度も登場させる事が出来る事になってる上にパッケージにあるような同時に沢山登場する場面なんて何処にもなく1人づつしか出ない(出せない)んだけどカット割とかで同時に2人までは一緒の場所にいるように無理矢理見せてたり不都合やら難点なんかを逆手に取って逆に面白く見せようとする辺りが自分の映画「油揚げの儀式」でもやって逆に楽しんだ映画作りの面白さを個人的には感じれて楽しめた。
レンタルビデオ屋でパッケージに騙されて借りてしまった人にとっては残念な映画かもしれないが、おいらは最初からこういう下らない映画である事を期待して借りたので、期待通りの映画で大変しょうもないけど楽しめました。
上記で書いたネズミの映画の予告篇はこれ!「Rat Scratch Fever」
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