どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

さようなら、銀座シネパトス

2013年03月31日 | 映画
今日は銀座シネパトス閉館の日。
最後の上映映画「インターミッション」で合成の仕事で関わらせて貰えて良かった。この劇場では渋いB級映画とかここでしかかからないような映画をよく上映してくれていて、なかなか上映されてる事に気付かないけど見つけたら喜んで行ったものでした。印象に残ってるのは「悪魔のいけにえ4」で初めてこの劇場に行ったのはジャック・リヴェット監督の「ジャンヌダルク」だったと思う。上映中に電車の走る音が聞こえたりで最初は驚いたが、スクリーンでなかなか見れないような映画が見れるのと、何処か懐かしい映画館ならではの味わいがあって憎めなかった。
僕にとってはちょっと遠いのだけがネックでした。
そんな愛すべき映画館がまたひとつ今日で無くなるという事で多くの映画ファン、劇場のファンが集まって最後を見届けました。
大学時代の友人がその様子を一日ネットで中継していてそれを見て過ごし最終上映に劇場へ向かいました。
満員で入れずパンフとDVDを購入してから友人の仕事ぶりを観察したりして外で最後のイベントを見守りました。
気温は寒いがとても暖かい雰囲気があり、愛された映画館だったんだなぁと実感。歴史の一頁に参加出来たような感じ。
僕は学生時代は大阪だったので昔を懐かしむと、ここより大毎地下という名画座やバイトしていた松竹角座という劇場が色々な映画との出会いや思い出
があるのだが、そのどちらも今は無い。なんだか寂しいものです。
閉館後に映画「インターミッション」に関わったスタッフとして残れて打ち上げにも参加。劇場の人やキャスト、スタッフと名残惜しく遅くまで飲んで映画話したりして過ごせました。
みんないい人ばかりで暖かい場でした。
監督や劇場の方々にご苦労様とありがとうという気持ちでいっぱい。
合成作業した女優さん等とも少し話せた。
深夜過ぎにお開きになってからスタッフで二次会へ。朝まで。そしてそのまま会社に向かいました。

そして、明日からも「インターミッション」は別な劇場で上映される事が決まったそうです。生で電車の音が聴けないのはアレですが映画でも聞けますよ。ちょっと変わった映画愛に溢れた映画です。是非、見て下さいませ。




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「アウトサイダー」

2013年03月31日 | 映画
DVDで久々に映画「アウトサイダー」を鑑賞。高校生の時だったかな?テレビ放送されてたのを見てラストに感動して涙した大好きな映画です。
今日久々に見て完成度の高い映画で映像や音楽、そして役者の良さを再認識したのだが、最後に感動で、涙したかというとそうではない。何度も見たからとかもあるのかもですが、やはり高校生の時と今では感情移入する感覚が何か違うようになってしまっているからだろうと思う。
それでも好きな映画には違いないんだけどね。高校生の頃に見る事が出来て良かったと思う。
当時の感動ポイントはマット・ディロンがコンビニで◯◯して逃げて・・から最後まででした。
当時は最初そこまでぐっとは来なかった「ランブルフィッシュ」という映画の方が後後まで印象に残るものがあり、好きな映画です。こちらは劇場で見ました。モノクロの陰影と粒子感も音楽もデニスもミッキーも良かった。
「アウトサイダー」の完全版っていうのがブルーレイで発売されてるから見てみたいですが、公開版で映画として完成されてると思うので、あまり尺が長くなっても良いとは思えないのですが、今ならまた違った見方も出来て見応えはあるのかもしれない。
いつか見てみたいとも思います。


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