どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「恐怖の報酬 完全版」

2018年11月28日 | 映画
新宿でW・フリードキン監督の「恐怖の報酬 オリジナル完全版」を初鑑賞。
仏のモノクロの方の映画は昔16mmでの上映だったかで見た事はあるのですが緊張感があって面白かった記憶が残ってます。だけど物語の詳細は忘れてました。ポスターにもある吊り橋をトラックが渡る場面は旧作でも良く覚えてる場面です。
新鮮な気持ちで見れたのですが前半部分はなかなか話の流れに入って行けず誰がどうなっているのかが掴み辛かった印象です。しかしトラックが走り出してからは俄然入り込んで見れて緊張感もありCGではないリアルな映像に圧倒されました。人間ドラマとしても見応えがありヒリヒリとした男達の関係性も良かった。前半の人物描写や設定をもう少ししっかりと理解して見れてたらもっと良かったとは思います。
どうなるのだろう?と手に汗握る展開でしたが最終的には何とも重くどんよりした結末でしたね。アメリカン・ニューシネマのような感覚もありました。またタンジェリン・ドリームによるシンセサイザーの音楽が良くてカーペンター監督の映画音楽のような良き一体感と効果を感じました。
昔の仏映画の方も見直したくなりました。ブルーレイ出てるから買っちゃおうかなぁと思案中。


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