鈴木清順監督の題名だけは昔から良く知っていた映画「ツィゴイネルワイゼン」を初鑑賞。撮影や照明に構図の美しい映像で何やら良くは分からないけれど妖艶で不気味で不思議でユーモラスで残酷な妙な世界観でまったり展開してゆく映画です。惹きつけられるものはありますが少々怠くも感じられもしたり。だけど深く理解出来てなくとも突拍子の無い描写や展開が急に出てきたり映像的にハッとする瞬間があったりするので目が離せません。女優陣がとても綺麗に撮られていて素敵でした。演劇みたいでもあり映画的でもある独特の世界感で最終的には全てあの世の出来事?という事で良かったのかな?何でもありの自由な創作と芸術的な映像美と変態的な拘りというか演出が炸裂した和風な空気感のある変わった魅力のある映画でした。



