どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ビデオドローム」

2023年01月30日 | 映画
ブルーレイで「ビデオドローム」を大画面で鑑賞。高画質で見る特殊メイク効果は今見ても凄くてインパクトがありました。
初めて見た時は内容には付いていけないけど何か凄い!という圧倒感がありましたが今日は内容的にも以前より理解も出来つつ興味深く見れました。随分と古い映画となりましたが未来を予見しているというかデジタル時代となった今から見ても分かるような部分と懐かしきあの時代の空気感や映像に対する感覚みたいなものを感じたりしつつ見れました。クローネンバーグ監督の趣味というか変態的な感覚が強烈で印象に残る映画ですね。
最新作も見たのですが基本的にはこの映画と描いている内容は全く同じように感じました。







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「スタンダール・シンドローム」

2023年01月30日 | 映画
ブルーレイで買ったままちゃんと見直して無かった映画「スタンダール・シンドローム」を7.1ch 大画面にて久しぶりに鑑賞。
初期のCG映像とか見て改めて思い出すと結構昔の映画になりますね。サラウンド環境で聴く音楽や音響効果はとても良くて特に頭に残る音楽は素晴らしかった。何でも上から弾いても下から弾いても同じ曲になるという実験的な音楽だったようです。
この音楽と映像の相乗効果というか、どんどん狂気の世界に入り込んでゆく感覚がとても良くも恐ろしく哀しい複雑な気持ちになる映画でした。
何度かLDでも見てたけど色々としっかりと良く出来た映画だったなと感じました。
初めて見た時は犯人探しの視点で見ると読めちゃう部分もあって消化不良気味な感じもありましたが犯人探しじゃない視点で見ると色々と深く興味深い映画だったように思いました。
今見ても斬新な映像効果に素晴らしい音楽にとても痛い描写等、良かったです。
今作で昔から1番ゾッとする場面というのは冒頭の美術館でのカラバッジョのゴーゴンの生首の絵へのズームでした。音楽の盛り上がりとか色々な効果があそこで最大限の盛り上がりを見せてます。その後にそれを超えるものが無かったのが作品の評価を今迄、自分の中で高めるものが無かったのですが今日見直して色々と評価も上がりました。
ブルーレイは劇場公開版より長い完全版との事でしたが何処が違ったのかは分かりませんでした。






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