前から気になってた映画「止められるか、俺たちを」を5.1ch 大画面にて鑑賞。今年パート2が公開されて関係者から是非見てね!と言われていたのだが前作見てないので前作見てから…と思ってたら上映終わっちゃったのでした。名前は有名な若松孝二監督の伝記映画というか助監督の女性をメインにした独立系映画制作の活動の様子を描いた作品でした。1969年から70年代前半が舞台となってますが低予算のせいか小道具やら街や服等が結構現代風だったのは気になったりもしましたが内容が面白かったので段々と気にならなくも見れました。テンポ良くライト感覚で楽しく可笑しく見れましたが最後は暗い展開もありました。良かったのはグダグダと飲んだり喋ったりしてる何でも無い日常みたいなのが何かリアルに感じられる瞬間があって学生時代に映画作ってた頃や自主映画撮って打ち上げで飲んだりしてた時間や光景を思い出すものがありました。当時の政治的背景や文化についてはリアル世代では無いのでピンと来ない所はありましたが知らないゆえの興味深さもありました。若松孝二監督の作品もちゃんとは見た事無かったんですがスチル写真とかはいくつか記憶に残っていたものもありました。
役者陣が何気にちょいちょい豪華で主演の門脇麦さんがとても良かった。いつも幸薄い感じの役が多い印象ですが今作では時折見せる笑顔なんかも素敵でユーモラスな面が良かったのですが最終的にはいつもな幸薄い暗い役柄となってました。そういう役が上手いんだけどちょっと重い気分になってしまいました。でも全体的には面白く見れた映画でした。
続編のパート2は80年代が舞台との事でリアルに知ってる時代だしどんな内容かは詳しくは知らないけど見るのが楽しみです。
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