Netflixで「メルトダウン:今語られるスリーマイル島原発事故」というドキュメンタリー映画を鑑賞。全4話のシリーズでした。
当時のニュース映像と関係者のインタビューで構成されていて、とても興味深い内容となっていました。色々と知らなかった事も知れました。「チャイナ・シンドローム」という映画がありましたが事故後に作られたものだと思ってましたが事故前に作られていて事故の数週間前に公開されていたんですね。後にチェルノブイリ事故もありました。スリーマイル島原発事故の流れを改めて見ると日本の福島原発事故の事を思い出されるものが沢山あり同じような問題や構図が見れました。なので感覚や気持ちも良く分かり引き込まれて見れた。
改めて放射能の恐ろしさを感じたり出来ました。スリーマイル島原発事故は大事には至らなかったのが幸いですが日本は2基も爆発してしまうという大惨事になってしまいましたからね。事故後の経過なんかが現在詳細が伝わって来ない廃炉計画とか再稼働とかについても考えさせられます。
正直、原発事故の後どうなるのか?どうなっているのか?等、殆どが分からない事ばかりで分かっているのは金がかかるという事と危険と隣合わせだという事。
隠蔽体質や嘘とか昔から変わらない問題や生かされない反省点なんかを見せられた気もしました。
今作で後半描かれる技師の勇気ある行動はどうなるか分からない状態で最悪の事態を避ける為のもので正しかったと思います。
ですが人生を変えられてしまいましたね。
会社側の方のインタビューもちゃんとあり良かったですが無責任な言動が目立ちましたね。時々腹が立ちましたが彼の視点では正しい事だったのは伝わりました。
「シルクウッド」という昔見た映画も見直したくなりました。初めて原子力ムラの怖さを知った映画でした。
なかなか見応えのあるドキュメンタリー・シリーズでした。