陶磁器を作るのに
鋳込(いこ)みと言う方法で作っています
まあ・・ロクロもやりますが
ロクロはフリー・ジャズのような感覚ではないかと思いますが
鋳込みは設計図を引いて石膏型をつくり
粘土の水分を何%にして、そこにケイ酸ナトリウムを何%まぜて・・・
などという緻密な作業をやらねばなりません
それも長いことやっておりますと
料理の味付けのように
ちゃんと計らないで、目分量と言いますか
感覚で調合したりすることがあります
良い子の陶芸家の皆さんは真似しないでね(^_^;)
そんなことを繰り返しているうちに
何がなんだかわからなくなって
変な泥が出来てしまいました
オーマイガーというやつでございます
こういう時は原点に戻ってちゃんと計って
ちゃんとした材料を使えばよいのですが
目の前のこの泥はどうする?
いろいろ調べてみましたら
ベントナイトを混ぜたらどうだろうと言うところにたどり着きました
ベントナイトとはスメクタイトの仲間でして
化粧品とか建築とか猫砂とか食品にも使う時があるとも聞きますが
ゲル化の作用がありまして
水っぽいものをまとめてくれるという代物
石膏の型に流し込むために粘土をトロトロの泥にしたのに
それをゲル化させるとは何たることか?と思いながら
1キロ220円ほどのベントナイトを買ってきて
0.5%ほど混ぜてみました
すると・・・
何ということでしょう(*_*)
ちょっと改善したのであります
それで気を良くして
もっと入れたらどうなるか?と(おいおい良いのか?)
1%にしたものをテスト中
この結果は数日後
ベントナイトと聞いて
「夜食」と思ってしまった自分
弁当の夜
そしてまたダンシング・オールナイトも連想してしまったのでありますが
おじさん現象なのでありましょうか?