栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

おそるおそる点火

2011-03-31 06:48:10 | Weblog
午前6時本焼点火。

陶芸の窯詰めと言うのは

棚板をツク足と言う支柱3本で積み重ねているだけなので

地震はとても怖いのである。

そして入っている中身の陶器は

割れ物の代表みたいなものである。

一度火が入ったらあとは運を天に任せるよりないのである。

ガス窯ではあるけれど

ガスを気化させるのに電気を使うので

停電になるとストップしてしまう。

今日は計画停電がないと言うので

夕べ23時までかかって窯詰めを済ませておいた。

あとは

天の神様・地の神様・仏様・アラーの神・キリスト様・マホメット様・シヴァの神様・恵比寿大黒様まで動員して

ヤオヨロズの神様あらゆる神様に祈るしかないのである。

そして今しがた窯を見てきたら

温度計が・・・と言う表示になっている!

なんだ?

地震の影響か?

センサー部分を少し動かしてみたら

動き出して80度を表示したけれど

大丈夫かな?いつもより低くないか?

温度計の神様もよろしくお願いしますよ~。








揺れないで、止まらないで

2011-03-30 23:26:07 | Weblog
計画停電といっても

直前に発表されるのでは

こちらとして計画の立てようがないではないか。

窯焚きと言うのは一昼夜かかるのである。

だから少なくとも二日前には発表してほしい。

それとも

東電側の計画が停電状態なのか?

国会議員さんが

「検討します。」と言うのは

やらないことだし

「ただちに健康に被害がでるわけではない。」と言うのは

そのうち出るよということだろうと推察する。

枝野さんばかり出てくるけど

菅さんはお遍路にでも行っているのか?

テレビが見れないから、良くわからん。

去年の夏の暑さ

この冬の厳しさ

そして地震と

自然が凶暴になっていまいか?

わが町栃木県市貝町の被害状況が発表された

3月24日時点で

負傷者3人

全壊5棟  半壊32棟  一部損壊1670棟

中学校は大きな被害を受け他の施設での授業を検討中とのこと

このような状況で

まだ全国の原発が稼働していると言う事に

とてもとても不安を感じているのは私だけではあるまい。

停電中

トイレに行って

便座に座ったら

あまりの冷たさに飛び上がっちゃったよ。

こんな所にも

知らず知らずのうちに

当たり前のように電気を消費している事に気付かされた。

明日窯焚きの予定なんだけど

今夜はやけに地震が多いな。

やめてくれないかな。

何に祈れば良いのじゃ?


復興のきざし

2011-03-29 22:08:36 | Weblog
朝、灯油とガソリンを入れにスタンドに行ってみた。

あらまぁ~

何事もなかったように

普通に営業していて、まったくすんなりと入れることが出来た。

数日前のあの行列はなんだったんだ?

聞くところによると

1リットル200円で販売していたスタンドもあったそうだ。

ひどいなぁ。

ラジオを聞いていたら

「うばい合えば足りなくなり、わけ合えばあまる。」

そんな諺があるそうで

とても耳に残った。

窯の補修に使おうと

建築用の断熱ウールを売っている店を探してみたが

見つからない。

あるホームセンターに行ったら

「あそこの天井からぶら下がっているやつですか?」

「え?」

見上げると、この間の地震で壊れた天井から

断熱ウールがぶらさがっている。

「そうそう、あれです。」

「残念ながら、最近は置いてないんです。あれを売るわけにもいかないし。・・・」

またある建材店に行ったら

「ないです。」

「扱ってないってことですか?」

「いや、この震災で入荷しないんですよ。」

「そうなんですか・・・。」

お店も地震の被害で

やっと営業しているような状況で

改めて地震の大きさを感じた次第。

聞くところによると

3月の初旬にオープンしたばかりの

真岡のケーズデンキ

地震の被害甚大で

店の前で細々と販売していたとか

この春ケーズデンキに入社が決まった子の

父親が語っていた。

本来なら研修があったはずなのだが

もう直ちに手伝いに来てくれと言われたそうで

緊急事態ということみたい。

買い物に行った妻が

「商品が有るような、無いような・・・薄暗い店内で活気が無いわ~。」

それでも

少しずつ復興しているようだ。




原発情報

2011-03-28 22:41:57 | Weblog
武田邦彦教授が発信している

原発情報で

明日29日とあさっての予報がでておりましたので

ご紹介いたします。

引用はご自由にと言うことですので

転載いたします。

ここから・・・・


原発 緊急情報(37) 明日(29日)と明後日(30日)の被曝予想




福島原発から漏洩している放射性物質の飛散について、ノルウェーとドイツの被曝予想を示します.



これはドイツから発信されている予想で、3月29日正午(ちょうど、今から1日後)の福島原発からの放射性物質の流れです. 幸い西風ですが、やや北に向かっています。また太平洋ではある程度、拡がっています.
このことから、明日は、仙台地方は警戒、茨城方向はやや安心というところです。また太平洋を回って、日本の南の方に少し飛散していますから、東海から沖縄に書けて微量ですが、放射線が検出される可能性があります。




30日まではドイツもノルウェーもほぼ同じ推定を出していますが、30日は風が停滞するので、東北南部から関東の北、仙台まで放射性物質が拡散するようです。特に風が弱い場合は、東の太平洋に流れず、日本列島の中に入り汚染が進むと予想されます.
ドイツの予想はここに示しませんが、ノルウェーの予想よりさらに仙台の方の汚染が予測されています.三陸の方まで汚染が拡がる可能性も否定できません.




31日の予想はまだノルウェーの予測だけしかでていませんが、今度はやや南に放射性物質が飛ぶようです.茨城から千葉方面は警戒してください。
原発に近いところは、原発からの直接的な放射線を浴びることになりますが、10キロ以上のところは放射性物質の拡散ですから風下に行きます。
また、現在のところ福島原発は爆発していませんので、煙は低く、従って近いところから複雑に流れることになります。つまり、上空が西風でもしばらくは、地上の風で拡散します。
気象庁は、今でも「花粉の飛び方」などを予報していますが、早く、放射性物質の動きを発表してもらいたいものです。
ただ、天気予報で風向きは出していますので、風向きに注意して行動をしたら良いと思います.
(この記事は一部、読者の方のご協力を得ました。ありがとうございました。)
(平成23年3月28日 正午 執筆)

武田邦彦

ここまで・・・・


オリジナルはこちらから

これらの予想図でどれくらいの数値を表しているのか

ここでは読み取ることが出来ません。

したがってどう解釈したらよいのか?


余震の心配

2011-03-28 21:10:37 | Weblog
気象庁によるとまだまだ大きい余震が来る可能性があるとのこと。

詳しくはこちらの記事を

油断ならない。

今のうちに、対策をしておいた方がよいだろう。

それからさいたま市に住んでいる知人が

ガイガーカウンターで測定してみたという。

測定値を見てみると

栃木県が発表している宇都宮の数値より高いではないか?

さらに、同じ地点でも土の上・アスファルトの上・地面から1,2メートル・二階ベランダ・三階ベランダ・屋上で随分と差が出ると言うこともわかった。

ここのところ宇都宮市の測定値は0.1マイクロシーベルト毎時程度におちついているが

詳しくはこちら

さいたま市の知人の家の二階・三階のベランダで0.15マイクロシーベルト毎時程度

アスファルトの上にいたっては1.312マイクロシーベルト毎時と9倍程度になっている。

専門家ではないので、はっきりしたことは言えないのだが

そして又専門家の言うことはよくわからないのだが

見えない、わからない、すぐに出てこないという

やっかいな放射能

それが場所や風向きや人によって様々であるとなると

もうわけがわからんのです。

出来ることならばすぐにでも、遠くのところに避難したいくらいだが

そうなると、仕事はどうする?

子供の学校はどうする?

そのうち

北東気流が吹き出したら、まともに関東地方にむかってくるのではないか?

この状況で大きな余震がきて

原発にさらなるダメージが出ないように祈るばかりである。

考えたくはないけれど。






素焼きの品々

2011-03-27 22:30:49 | Weblog
釉薬掛け作業をしている。

このたびの地震に耐えて

割れずにのこった素焼きの品々である。

「よくぞ残ってくれた・・・」

と作業をしながら

とても愛しくなった。

窯から出てから

私の知らないところに旅立っていく

その先でどんなことが待っているのだろう?

君たちは今回の災難を乗り越えたんだ

これからどんなことがあっても

きっと乗り越えていけるだろう

そして多くの人達を笑顔にしてあげてほしい。

そう思った。




【東日本大震災】3月11日の地震後の津波 

2011-03-26 23:26:59 | Weblog
3.11の地震でテレビが壊れ

そして

我が家の復旧作業

さらに原発問題に気を取られ

地震や津波の映像というものを見ていなかった。

今夜初めて

ユーチューブで映像を見た。

【東日本大震災】3月11日の地震後の津波 BGM無しver



【津波に襲われる記者が・・】 TSUNAMI in JAPAN TAGAJOU【多賀城市】


いずれも撮影者が助かったと言う事で良かったと思うが

数分後にはどのような事になるのか

おそらくほとんどの人にはわからなかったことであろう。

私の場合

工房で仕事をしていたのだが

揺れが来た時

まず最初に作品を押さえた。

しかし

次々に棚から落ち始める作品にどうすることも出来ず

ますます強くなる揺れに危険を感じて

妻と一緒に犬を抱えて外に逃げた。

予測が出来なかった。

ユーチューブの画像で

海上保安庁の巡視船まつしまが大津波を乗り越える映像がある。

津波を乗り越える巡視船まつしま=海上保安庁提供


これを見ると

訓練された人達がレーダーなどの機器を駆使して

冷静に対処している様子がうかがえる。

ここで言えることは

訓練と予測ということだ。

レーダーで水深の深いところを選び衝撃を回避している

改めて

今一度家の内外を点検し

震災の備えをしなければと考えた。

ところで、余計なことかもしれないが

国技館は避難所に出来ないものか?

もしかしてもうしてる?