おじいさんは庭へ草刈りに・・・
おばあさんも庭へ草刈りに、でかけたそうじゃ~
草刈り機のエンジンをかけると
興奮したおじいさんは、草刈り族のように
エンジンをブオンブオンさせ草を刈っていった・と
すると草むらからカマキリが飛び出してきた
「お願げえでごぜいますだ。わしらカマキリは静かに暮らしておりましたじゃ。
どうかどうか、草刈りを止めておかえりくださいませ。」
それを見かけたおばあさん。
「おじいさんや、かわいそうだから助けてあげたら。」
するとおじいさん
「草刈をやめると、草ボーボーで何が巣食うかわからない。かと言って
このまま草刈りを続けるとカマキリたちが困るわけだ。はてさてどうしたらよかろうか?」
ここでおじいさんの心のうちに、分け入ってみよう。
「2週間前にも草を刈ったばかりである。しかしもうこんなに草が伸びている
カマキリに恨みはないけれども、ほうっておくとどこまで伸びるかわからない。
悪いのは草であって、カマキリに迷惑をかけるのもいかがなものか?」
「そうは言っても、我が家の庭に勝手に住み着いたカマキリであろう。
家賃も払わず好きなように暮らしていて、そのうち母屋も取られたらどうする。」
おじいさんの選択である
磯田さんならどうする?
おじいさんひらめいた
「なあ、カマキリよ。この草を刈ってはくれんかの。幸いその立派なカマを持っているじゃないか。
きれいに刈ってくれたら、そこに住んでいても良いぞ。」
カマキリ了解して
仲間を集めてせっせと、草刈りを始めた
おじいさんは、クーラーのある部屋でのんびりネットフリックスなど見ているうち
庭はすっかり綺麗になった
そこでカマキリ気がついた!
「わしら、どこに住んだら良い?」
それを見ていた隣のおじいさん
「お困りのようじゃのう。どうじゃろ。わしの庭に住まんか?」
「え!良いんですか。」
「良いとも、良いとも。
それで・・・住む前にわしの庭も草刈りしてくれんかの~。」