Dr.K の日記

日々の出来事を中心に、時々、好きな古伊万里について語ります。

白鳥の飛来(その1)

2021年11月15日 15時45分48秒 | 近くの池の白鳥

 ここのところ、良いお天気が続きますので、毎日のように散歩をし、その都度、白鳥が飛来する近くの池に立寄ってみるのですが、今年は、まだ、1羽も飛来しておりません(~_~;)

 一昨年は、11月16日の時点で、既にかなりの数の白鳥が飛来していました。また、昨年は、10月の27日の時点で1羽が飛来していました。

 今年は、もう、11月の15日だというのに、1羽も飛来していないんです(~_~;)

 今年は暖かいので、飛来するのが遅れているのでしょうか?

 白鳥はいませんでしたが、観察場所の手摺りには、鴨が何羽か、のんびりと日向ぼっこをしていました(^_^)

 

手摺りで日向ぼっこをする鴨

 

 

少し近寄って撮影


白磁 輪花形菓子鉢と小鉢

2021年11月15日 12時48分03秒 | 古伊万里

 今回は、「白磁 輪花形菓子鉢と小鉢」の紹介です。

 なお、この「白磁 輪花形菓子鉢と小鉢」につきましても、かつての拙ホームページの「古伊万里への誘い」の中で、既に紹介しているところです。

 つきましては、次に、その際の紹介文を再度掲載することをもちまして、この「白磁 輪花形菓子鉢と小鉢」の紹介とさせていただきます。

 

 

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         <古伊万里への誘い>

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*古伊万里ギャラリー233  伊万里白磁輪花形菓子鉢と小鉢    (平成29年10月1日登載)

 

白磁菓子鉢(表面)

 

 

白磁菓子鉢(裏面)

 

 

白磁小鉢(表面)(2個)

 

 

白磁小鉢(裏面)(2個)

 

 

白磁菓子鉢と小鉢

 

 

 なかなかに厳しい造形で、口縁の尖った部分に手を押し付けると、チクリと痛みを感じるほどである。

 小鉢の方はよく見かけるが、大きな菓子鉢の方はあまり見かけないので、珍しいかもしれない。

 ちょっと青味がかった白磁で、中国の青白磁を思わせる。
 中国の青白磁も、薄作りで厳しい造形のものが多く、私の好きなアイテムの一つなので、そのようなことも影響して、これ等の白磁を購入するに至ったのかもしれない。

 なお、これ等の白磁は、有田系の窯ではなく、平戸系(三川内系)の窯で作られたのかもしれない。

 私は、肥前地域一帯で作られた磁器を「伊万里」とし、それを収集の対象としてきたが、実体は、収集してきたものは、有田系の窯で作られたものがほとんどのようである。
 これからは、もっと、平戸系(三川内系)や波佐見系の窯で作られたものも収集の対象とする必要があると考えている。
 「伊万里」の収集も、まだまだ道遠しである(><)

 

生 産  地: 肥前・有田  or  肥前平戸(三川内)

製作年代: 一応、江戸時代後期とします。

サ イ ズ : 下記のとおりです。 

  製作年代 口径 (cm) 高さ (cm) 高台径 (cm)
菓子鉢 江戸時代後期 20.9 8.5 7.0
小鉢(1) 10.9 5.5 4.0
小鉢(2) 11.0 5.6 4.0

 

 


 

<追 記>(平成29年10月5日)

 この器の形について、当初、「桔梗形」としようと思っていたところですが、この記事をアップするにあたり、念のためネットで調べてみましたところ、桔梗は、花弁が5枚であることに気付きました。
 「あれっ、これまで間違って覚えていたかな~、桔梗形ではないんだ!」と焦りました(-_-;)
 それで、花としては、桔梗でないのならば朝顔に似ているので、急きょ、「朝顔」にしようと思い、「朝顔形」とすることにしたわけです(^-^;
 ところが、この記事をアップしてから、何人かの方が、やはりというか、当然というか、「桔梗形」としてコメントを寄せてくれました。
 そこで、ちょっと困りましたので、図録で確認することにしました。
 「柴田コレクション総目録」によりますと、この手の器の形を「輪花形」としているんですね。
 それで、私も、この器の形を「輪花形」と訂正することにしました。
 それなら、花弁が何枚であっても問題ないですものね! ただ、ロマンには欠けますが、、、(><)

 

 

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*古伊万里バカ日誌161  古伊万里との対話(輪花形の白磁)(平成29年10月1日登載)(平成29年9月筆)   

登場人物
  主   人 (田舎の平凡なご隠居さん)
  白磁  A (伊万里白磁輪花形菓子鉢)
  白磁  B・C (伊万里白磁輪花形小鉢)

 

             白磁A                 白磁B・C

 

 

・・・・・プロローグ・・・・・

 主人は、今回も、主人のところにやってきた順番に従って対話をしようと考えたようである。
 そこで、「押入れ帳」をめくって該当する古伊万里を選び出し、それを押入れから引っ張り出してきた対話を始めた。

 

 


 

 

主人: 白磁A、お前とは久しぶりだね。お前のことは、約4年前の平成25年の8月に、或る骨董市で買っているので、およそ4年ぶりということになるね。 

白磁A: ご主人のところに来てから、もう、4年が過ぎましたか。早いものですね。

主人: そういえば、お前を見て思い出した古伊万里があるんだ。それは、数か月前の今年の6月に買ってきたばかりのものなんだけれど、お前とは大きさが違うだけで、良く似ているんだよ。2個売られていたので、2個とも買ってきた。今日は、ついでに、お前と一緒に参加してもらって対話をしようと思っているんだ。

白磁A: それは賑やかになっていいですね(^-^;

白磁B・C: お話の仲間入りをさせていただき、ありがとうございます。

主人: 白磁Aも白磁B・Cも、共に、或る骨董市から買ってきたんだ。同じ骨董市だったけどね。ただ、売っていた業者は違っていた。

白磁A: どうして私を買う気になったんですか。

主人; そうね。最初に見た時、食指が動かなかったんだがね・・・・・。

白磁A: どうしてですか!

主人: まず、大きさについてだが、白磁B・Cくらいの大きさのものはよく見かけるんだが、白磁A、お前のように大きなものはあまり見かけないんだよね。それに、大き過ぎて、おおざっぱで、繊細さに欠け、キリリとした鋭さを感じさせるところがなく、私の琴線に触れてこなかった。
 また、磁体についてだが、柿右衛門白磁のような乳白色の落着いた白磁ではなく、若干青味がかっていて、しかも、表面はテカテカしているんだよね。私の好きなタイプではなかったわけだ。
 更には、製作年代についてだが、売り主は「江戸中期はあるよ」と言っていたが、私としては、「そんなに古くはないだろう。せいぜい江戸後期だろう」と思ったんだ。
 そんなこんなで、当初は食指が動かなかったわけだよ。

白磁A: そのようないろいろな欠点を抱えている私を、どうして、最終的には買う気になったんですか。

主人: まず、大きさだが、この手の物の大きい物も珍しいから、1点ぐらいは所持していてもいいのかなと思い直したんだ。また、白磁については、いろんな種類があるのだから、コレクターとしては、好き嫌いにばかりこだわっていないで、たまには、好みでないタイプのものを購入するのも面白いのではないかなと考えたんだ。更には、製作年代については、江戸中期あれば申し分ないが、江戸後期もあれば、一応、古伊万里の仲間入りができるので、よしとしなければならないのかなと思ったんだ。
 そのような総合判断の結果、買ったんだよ。

白磁B・C: その点、私達の場合は、買うに際しての迷いはなかったでしょう。

主人: そうだね。白磁Aを買って3年程たってから、お前達白磁B・Cに巡り会ったわけだが、既に白磁Aを買っているからね。お前達白磁B・Cを買うに当たっては、それほどの迷いはなかったね。むしろ、白磁Aとお前達白磁B・Cを合わせると大・小の揃いになるし、特に、小が二つになるので、白磁Aの大の方にソウメンを入れ、白磁B・Cの小の方にツケ汁入れて夫婦二人でソウメンをたべるのにはちょうどいいかななんて思ったよ(笑)。
 ただ、1点だけ、気になることがあった・・・・・。

白磁B・C: どんなことですか?

主人: それはね、製作年代についてなんだ。
 売り主は、お前達白磁B・Cの製作年代は明治だと言うんだよ。それも自信たっぷりでね。それを聞いて、私は、かなり動揺したね。「あれっ! そうだとすると、白磁Aの製作年代も明治だったのか!」と・・・・・。
 だいたいにおいて、骨董屋なんていうものは、年代を古く言うもんだよ。少しでも古くして高く売ろうと思ってね。ところが、この業者は逆なんだよね。良心的なのか、或いは、知らないのか・・・・・。自信をもって逆なことを言われると、また、迷うもんだね。
 結局、私としては、売り主の言うことを信ぜず、自分を信じ、明治よりは古いんだろう、江戸後期くらいはあるんだろうと思うことにして買ったんだ。

白磁B・C: 製作年代の判定は難しいんですか。

主人: 典型的なものは比較的に容易に分かるんだが、あまり見かけない物となると難しいね。
 お前たちの磁肌が私の好きな柿右衛門白磁のような磁肌ならば、比較的に容易に判断できるんだけれど、青味がかってテカテカ光っている白磁については、私はあまり買わないのでよく分からないんだよ。お前達は、窯としては平戸系(三川内系)の窯で作られたのかな~。
 私は、肥前地域一帯で作られた磁器を「伊万里」と考え、それを収集の対象としているが、実体は有田系の窯で作られたものがそのほとんどなんだね。これからは、もっと、平戸系(三川内系)や波佐見系の窯で作られたものも蒐集の対象に加えて研究していかなければならないと思っているよ。

 


 

<追 記>(平成29年10月5日)

 この器の形について、当初、「桔梗形」としようと思っていたところですが、この記事をアップするにあたり、念のためネットで調べてみましたところ、桔梗は、花弁が5枚であることに気付きました。
 「あれっ、これまで間違って覚えていたかな~、桔梗形ではないんだ!」と焦りました(-_-;)
 それで、花としては、桔梗でないのならば朝顔に似ているので、急きょ、「朝顔」にしようと思い、「朝顔形」とすることにしたわけです(^-^;
 ところが、この記事をアップしてから、何人かの方が、やはりというか、当然というか、「桔梗形」としてコメントを寄せてくれました。
 そこで、ちょっと困りましたので、図録で確認することにしました。
 「柴田コレクション総目録」によりますと、この手の器の形を「輪花形」としているんですね。
 それで、私も、この器の形を「輪花形」と訂正することにしました。
 それなら、花弁が何枚であっても問題ないですものね! ただ、ロマンには欠けますが、、、(><)

 

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