今回は、「染付 牡丹・唐草・喜文字文 尊式花瓶」の紹介です。
正面(仮定)
正面から右に90度回転させた面
斜め上方から見た面
口縁に1箇所ニューがあります(時計の針の3時の方角)。
底面
銘:成化年製
これは、昭和55年に(今から42年前に)、地元の古美術店で購入したものです。
当時は、まだ、古陶磁全般の勉強のために、古伊万里以外の古陶磁もちょこちょこ買っていました。
この「花瓶」は、中国・景徳鎮で清朝の道光帝の頃に作られたものではないかと思って買ったものです。
しかし、その後、中国陶磁器にそれほどの興味も無くなりましたので、勉強もしなくなりましたから、いまだに、この「花瓶」の製作年代がよく分かりません(~_~;) また、「胴部」に文字が描かれていますが、何と描かれているのかも分かりません(~_~;) よく、ラーメンの丼などに同じような文字が描かれているのですが、、、(笑)。 勉強不足もいいところです(><)(下の「追記」に記しましたように、遅生さんが、これは「喜」でしょうと教えてくれました。遅生さん、ありがとうございました。)
なお、この「花瓶」には、「成化年製」の銘が描かれていますが、「成化」は、中国の明時代の元号で、かなり古い元号(1465~1487)ですね。ところが、この「花瓶」にはそんな古さを感じません。ということは、これは、元号を描いたものではないということになるかと思われます。つまり、この「花瓶」は、明の「成化」の時代よりもずっと後になって製作されたもので、「成化」という文字は、元号としてではなく、単なる文様として使用されたものではないかと思われるわけです。
生 産 地 : 中国・景徳鎮
製作年代: 中国・清朝・道光帝の時代?
サ イ ズ : 口径12.6cm 胴径10.0cm 高さ24.3cm 底径8.0cm
追 記(令和4年10月21日)
この記事をアップして直ぐ、遅生さんから、
「文字は、「喜」でしょう。牡丹、唐草、喜の吉祥紋尽くしのお目出度、尊式花瓶で、とりわけラッパ口の大きな物ですから、飾っても立派ですね。」
とのコメントをいただきました。
遅生さん、コメントをありがとうございました。
せっかく、立派なコメントをいただきましたので、それに合わせ、この器の名称も「染付 牡丹・唐草・喜文字文 尊式花瓶」に変更したいと思います。
文字は、「喜」でしょう。牡丹、唐草、喜の吉祥紋尽くしのお目出度、尊式花瓶で、とりわけラッパ口の大きな物ですから、飾っても立派ですね。
この手の品に、生化年製の銘は珍しいのではないでしょうか。
でした。すみません。
ありがとうございます。
ついでに、この器の名称を「染付 牡丹・唐草・喜文字文 尊式花瓶」に変更したいと思います(^-^*)
萬暦赤絵とかで名品がありますので、この形は憧れを感じます。
確かにこの文字はラーメン丼で見かけますが、かなり作行の良い品ではないでしょうか。
よく、萬暦赤絵の名品に登場しますよね。
この文字は「喜」のようですね(^_^) 遅生さんが教えてくれました(^-^*)
これらを考慮して、この器の名称を変更しました(^_^)
この器は、官窯製とまではいかないでしょうけれど、作行は良さそうですね。
以前は、結構、骨董市などに、この手のものが出回っていましたが、最近は、あまり見かけないような、、、?
現在ではこの花瓶のほうが古伊万里よりも高値なのではないでしょうかね?
見せていただき、とてもsiawase気分です。
ご紹介、ありがとうございました。
ブログ交流で、ちょっと得した気分、いいものですね。
応援ポチ(全)。
中国のものは以前は高かったですよね。
その内でも、古いものは特別に高かったですが、その後、がた落ちになりましたね。
でも、それほど古くない、このような中途半端なものは、以前と変わらずで、結構、高値を維持していますね。
確かに、今は、古伊万里が安くなりましたから、現在では、この瓶のほうが古伊万里よりも高いかもしれませんね。
古陶磁の値段は、時代とともに変化しますね(^_^)
また、コメントまでいただきありがとうございます。
そちらのブログにも楽しませていただいております。
小鳥は小さいですし、動きも速いですから、その写真を撮るのは大変でしょうね。
李朝後期にもあるようで,韓の略語かと思っていました。
この手は中国の古玩市場にもそれなりに出てきてポピュラーな古陶でしょうね。確かに、この時代の物の方が値落ちは少ないように思います。