今回は、「色絵 花文 小碗(4客)」の紹介です。
この小碗は、平成13年に(今から23年前に)、古美術品交換会で落札して手に入れたものです。
ただ、私は、この小碗を、古伊万里と思って落札してしまったのです(><)
競りに掛けられたこの小碗を、特に気に入っていたわけでもなく、遠目に、チラット眺めただけだったのですが、「ここのところ暫く買ってないな~。たまには、お付き合いで買ってやるか!」という軽い気持ちで競りに参加したわけですが、それほど激しい競りにもなっらず、簡単に私が落札者となってしまったわけです。
ところが、競り落としてから、手元でジックリと眺めましたら、古伊万里ではないことに気付きました(><)
「何だ、古伊万里ではないんだ! 清朝後期のものか! それに、5客組ではなく、1個足りない4個組だったんだ!」とガッカリしました(><) しかも、その内の1個には口縁に欠けまであるではないですか!
お付き合いで買おうと思ったわけだけれど、「随分と思い違いをしてしまったな~!」、「やはり、良く見てから買わなければな~」、「無駄遣いをしてしまったな~」と反省したものでした。
そんなことで、私の意に反して手に入れた「色絵 花文 小碗(4客)」というものは、次のようなものです。
色絵 花文 小碗(4客)
立面
見込み面
下の小碗には、口縁の12時の方角に欠けが見られます(><)
以下は、4客のうちの代表の1客の写真です。
正面(仮定)
正面から右に約90度回転させた面
正面の裏側面
正面から左に約90度回転させた面
見込み面
裏面
高台部分
生 産 地 : 中国・ 景徳鎮窯? or 徳化窯?
製作年代: 清朝後期
サ イ ズ : 口径7.8~7.9cm 高さ4.2~4.3cm 底径3.2~3.3cm (各個体に差があるため)
ただ、通常の十錦手ほどケバケバしくないので、日本向けの品物かもしれませんね。萬古焼をおもわせる濃密な色で、私は好きです。
ただ、これは、通常の十錦手のようにケバケバしくなく、ゴテゴテしたところもなく、わりとスッキリしていますので、一瞬、間違えますよね。
遠くから、チラットみますと、一瞬、古九谷様式の伊万里に見えてしまいますものね(~_~;)
競り落として、手元に来たものを見た瞬間、ピンク色が使われていましたので、即座に、これは古九谷様式の伊万里でないということが判り、ガッカリしました(~_~;)
遅生さんは、好きですか。
私も、嫌いというわけではないのですが、判断を誤らせたということで、ちょっと、憎らしさを感じてしまうんです(笑)。
こんにちは!色使いが丁寧ですよね。何色も使っているのにスッキリしてて私も好きです。私は染付ばかり集めてるのですが、こういうのを見ると色絵もいいよなあと思います。ぱっと見でKさんのお眼鏡にかなったのであればなかなか見所のあるやつだなと思います(^^)
小碗に代わって御礼申し上げます(^-^*)
この粉彩小碗は、↑ の遅生さんのコメントにもありますように、粉彩にしては珍しくケバケバしくありませんので、日本向けの品物だったのかもしれません。
まっ、パット見、人を騙す程ですから、それなりの見所があるのかもしれませんね。
もっとも、私のような良く見えもしない者の目を騙す程度ですから、それほどでもないのでしょうけれど、、、(~_~;)
ただ、コレクションの対象とするなら、やはり、この手のものは、5客揃いのものにすべきかと思います(疵は補修すればよいとして、数は揃えるべきかと、、)。
古九谷の雰囲気ですね。
23年ほど前、中国の香港よりの都市~シャジャジャオと言う所に行ったことがあります。アヘン戦争の舞台になった所で結構、楽しい街なんですが、ここに政府直営?の骨董屋さんがあるんです。ここで持ち出し可能なタイプの古陶磁器を売ってました。お尻に茶色のプラスチック製の公認印みたいなものを張り付けているんです。その店で数点ならんでいたうちの、2個を、大きめのぐい飲みなんて思って買って帰りました。
*多分持ち出し可能ぎりぎりの品なんでしょうね。
それとよく似ています。中国料理の食べ方は、数点皿で料理を頼んでおいて、野菜等々を食べた後、最後の方で人数分の小碗に、ご飯をもって全員に配るような食べ方をするんですが、サイズ的には、この小碗のサイズです。これその様な用途に使われたのではないかと思ったりします。
しかも、その使用方法も知っているんですね(^_^)
なるほど、中国では、これで御飯を食べるのですか。
さすが、海外の事情に明るいですね(^-^*)
貴重な情報をありがとうございます。
これ、それほど古くもないし、たいしたものではないですね。
遠くからチラット見たため、「これは、古九谷、、?」などと欲を出したため失敗しました(~_~;)
私が行っている古美術品交換会は、業者市みたいな所ですから、古美術品に明るい者が多く集まっているわけで、良い物が安く買えるわけはないんですよね。
この小碗が競りにかかられた時も、いやにあっさりと安く落とせたなと思ったわけですが、皆さん、良く見ていて、これは、中国物で、それほど古い物ではないことを知っていたのですね(~_~;)
自分が、勝手に、一人で、少々舞い上がっていたにすぎなかったわけですね。周りからみたら、ピエロみたいに見えたでしょうね(><)