今回は、「高麗青磁 輪花形 平茶碗」の紹介です。
これも、昨日紹介しました「伊羅保茶碗」と同じ年の昭和53年(1978年)に、今から46年前に買ったものです。しかも、「伊羅保茶碗」を買った古美術店と同じ古美術店から買ったものです。ただ、「伊羅保茶碗」を買った時から約半年ほど経ってから買っています。
この頃は、まだ、朝鮮半島で作られた「茶碗」に強い興味があったようです。自分でお茶をするわけではありませんし、それでお茶を飲むわけではないんですが、興味があったのですね。多分、「茶碗」に興味があったというよりは、朝鮮半島で作られた焼物に興味があったのですね、、、。
ということで、昭和53年(1978年)に、今から46年前に手に入れた「高麗青磁 輪花形 平茶碗」というものは、次のようなものです。ご笑覧ください(^_^)
高麗青磁 輪花形 平茶碗
正面(仮定)
口縁に2箇所ほどソゲ疵があり、金継ぎ補修が施されています。
口縁の一部の拡大
口縁に2箇所ほどソゲ疵があり、金継ぎ補修が施されています。
正面の反対面
見込み面
裏面
高台面
生 産 地 : 朝鮮半島
製作年代: 高麗時代
サ イ ズ : 口径17.0~17.4cm(歪みがあるため) 底径4.6cm 高さ5.2~5.6cm(歪みがあるため)
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わざとらしい所はありません。
こういう飾り気の少ない品は安心できますね(^.^)
陶器のような肌感で磁気のような薄い造りがいい感じに見えます(^^)
これが600年以上前に作られていると考えると大陸の文化はやっぱりすごいですね。
大きさも良く似ていますね(^_^)
我が家のものも発掘品でしょうね。
このようなシンプルなものは安心しますよね。
高麗青磁を勉強するための基本の器になりますよね。
半陶半磁というところでしょうか、、、。
このようなものが600年以上も前に作られているのですものね。
大陸の文化は、やはり、進んでいましたよね。
高台が小さくて低く~見込みも小さい、形からして李朝とはちがいます。
青磁ですが、これほど良いものが李朝になると三島青磁(粉青磁)と言われている様なぼやけた物になってしまうのが不思議です。政権が変わってしまうと、それまでの物を壊してしまうのが惜しまれますね。まさに陶をもって政を知るですね。
この青磁の緊張感、格式の高さ、力強さ、強い美意識は何処に行ってしまったのでしょうね、、、。
それが、次の李朝に続くわけですけれど、これは、どこか不安げで、儚い感じがしますよね。
美の好みは人それぞれでしょうけれど、私は高麗のほうが好きです(^-^*)