今日は、私にとって、月に一度の骨董市と古美術品交換会の日でした。
お天気もまぁまぁで、先ずは、例によって骨董市へ!
最近、骨董市は低調なので、それほど期待せずに出発です。
案の定、近くの駐車場も空いていて、スンナリと駐車できました。
やはりな~、今日も収穫なしだろうなと思いつつ会場内を巡ります。
しかし、ほどなくして、「第一村人発見」(笑)ではなく、「第一古伊万里発見」です(^-^;
「伊万里 赤絵群魚文中皿」を発見しました。
赤の色が気に入りました(^-^; 古九谷の黒ずんだ赤ではなく、かといって柿右衛門の明るい赤でもなく、黄色っぽい赤なんですよね。伊万里ではあまり見かけない赤です。それで、さっそく購入です(^-^;
伊万里 赤絵群魚文中皿(特徴的な赤なので、故意に「赤絵」としました)
写真では、ちょっとその特徴的な赤の色が出ていませんが、もっと黄色っぽいんです(-_-;)
製作年代:江戸時代中期
口径:22.8cm 高さ:2.8cm 高台径:11.0cm
裏面
10時の方向に7mmほどのソゲがあり、4時の方向には2mmほどのホツがあります。
さらにブラブラしていましたら、今度は、「伊万里 色絵ザクロ文小皿」を発見です。
今度は、黒の色が気に入りました(^-^;
見込み面を蛇の目状に釉剥ぎし、そこに黒い色の文様を施していますが、普通のベタッとした真っ黒ではなく、薄い鼠色っぽい黒なんです。これまた、珍しい色なんですよね。
伊万里 色絵ザクロ文小皿
右側の小皿の3時の方向に1cmほどのソゲがあります。
口縁には金彩で口紅が施されていたようですが、使用擦れでほとんど残っていません。
製作年代:江戸時代中期
口径:14.8cm 高さ:4.0cm 高台径:8.8cm
裏面
見込み面の拡大写真
変わった黒色であることが 分かるかと思います。
これについては、売主は、「先ほど、ご婦人の方が、これに目を留め、会場内を一回りしてきてから考えます」と言っていったけれど、「早い者勝ちですからね、お客さんの方に売りますよ」と言って売ってくれたものです。
私よりも前にこの小皿に目を留めたご婦人は、ガッカリしたことでしょうね。
そんなことで、骨董市では、皿を3枚も買い、十分に満足しましたので、次なる古美術品交換会会場へと向かいました。
今日の古美術品交換会は、出席者が多く、競りに掛けられる品物も多く、熱気に包まれていました。
しかし、内容がね、、、。私のお目当ての古伊万里の、気の利いた物は登場してこないんです(-_-;)
それでも、油壷が2点登場しました。それほど欲しいという物でもなかったんですが、無疵のものでしたし、最近は見かけなくなりましたので、発句がそれほど高くなかったものですから、槍を入れました。
そうしましたら、それほど激しい競り合いにもならず、割とあっさりと落札となりました。
「伊万里 染付蛸唐草文油壷」と「伊万里 色絵花文油壷」の2点です。
伊万里 染付蛸唐草文油壷 伊万里 色絵花文油壷
胴径:8.2cm 胴径:10.0cm
高さ:7.3cm 高さ:5.8cm
高台径:4.5cm 高台径:5.0cm
製作年代:江戸時代後期 製作年代:江戸時代後期
底面
油壷は、人気がなくなりましたね(><)
以前は、よく骨董雑誌などに登場し、一時は、油壷、油壺、油壷、、、と大騒ぎをしたんですけれどね、、、(^^; 特に、蛸唐草の油壷など、追いかけまわしたものでしたが、、、(^^;
以上、今日は、古伊万里も大漁でした(^-^; 楽しい一日でした(^-^;
しかも、高級魚をズバッと抜いていく名人芸。
赤絵の中皿、よく見ると兜形なんですね。上手だと思います。特に、12匹もの魚を泳がすのは難しいです。揃い過ぎてしまうと面白くない。かといって、バラバラになってもバックのデザインとちぐはぐ。それを絶妙なバランスで描いています。メダカを除いて、これほど密度高く魚を描いた皿は珍品の部類に入るのではないでしょうか。
赤絵の魚から始まった大漁ですね。
初見の古伊万里ばかりです。
来る時には来るものですね。
しかもすんなり入ったようでラッキーだったですね。
赤絵の皿はお魚の数からいっても余り見ないなぁと思います。でも、私だったらザクロの小皿のほうを買っているかもですね。
油壺は持っていないのですが、最近は人気が無いのですか?伊万里全般にそうですが、油壺も良い値がしていた記憶があります。
とにかくも古伊万里複数ゲットおめでとうございました。(^-^)
これは凄いです。上の二点とも初めて見るものです。群生魚の画き方も素晴らしく。それにこの赤を持って来る。普通は纏まりませんよね。全体の雰囲気が素晴らしい。それとザクロの皿ですが。この見込みに黒を使っている。こんな例がありますか。それに驚いております。そして油壷二点、これは大漁です。帰ってからのお酒が美味かった事でしょう(笑)。私はこれで目が覚めました(笑)。有難うございます。
作った陶工に代わり、御礼申し上げます(笑)。
魚は、ばらばらに描いているようで、良く見ると、全体が三分割されていますが、その三分割に合わせ、三匹ずつ、規則的に描いているんですね。
沢山描いているうちに、だんだんとバランスのとれた構図に落ち着いたのではないかと思っています。
魚を一匹ずつ良くみると、雑な絵付けですね。それほど上手の物ではなかったのかな~と思っています。
そんなこともあって、気楽に使ったんでしょうね。口縁にあった金彩の口紅は剥げ落ち、激しい使用擦れによって、赤などもかなり擦り減っています。
それにもかかわらず、裏面の口縁にソゲやホツがある程度で、よくぞ残ったと思っています。
それに、向こうからこちらに飛び込んできた感じで、そんなに苦労もしないでゲットできました。
たまには、こんな日もありますね。
やはり、骨董は「足」ですね。
「足」が動くよう、日頃から、散歩で「足」を鍛えておこうと思います(^-^;
毎月のようには登場して来ないものですね。
ころすけさんは、魚文の皿よりはザクロ文の皿のほうが好きですか。
魚文の皿は、ケバケバしいですが、ザクロ文の皿には、しっとりとした黒の上品さがありますから、これに料理を盛れば、より上品な味がしそうですものね。
油壷は、かつて、油壷に関する本が出版されたりして、ブームになったことがあり、高額になっていましたよね。
今では、そんなブームも過ぎ去りましたので、それほどではなくなったようです。
試行錯誤を繰り返しながら、沢山描いているうちに、だんだんとバランスのとれた構図に落ち着いていったのではないかと思っています。
ザクロ文は、見込みに描かれた黒が際立ちますよね。
黒というよりは、ダークグレーで、落ち着いた上品さを感じさせますものね。
雰囲気としては、京焼ですよね。
伊万里では、いろんな物を作っているんだな~と感心します(^-^;
油壷2点は、特に珍しいものではないんですが、無疵ですし、昔に比べると安かったので、拾ってきたという感じです(^O^)
昨日は、油壺のオマケまで付いての大漁でしたので、ブログ記事を書きながらの、美味し晩酌が出来ました(^-^;
選ばれた品 たしかにどれも素敵ですね。
油壺の色 柄も素敵ですね。
油壺。。。どのように使っていたのですか?
こんな質問 恥ずかしいですがお許し下さい。<(_ _)>
最近藍色の器に少し興味持ち始めました⁉
赤色もあるんですね!名前覚えるだけでも大変ですね。