加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

仮面ライダー40周年(またまた長文御免)

2011-04-13 | ライダー!
仮面ライダー生誕40周年記念映画『オーズ・電王・オールライダー/レッツゴー仮面ライダー』を見て来ましたぁ



平日の朝10時上映って事もあって横浜の上映館は貸切状態~~~~ やっほ~と思いきや、開映直前にいかにも“マニアック風情の20代そこそこのお兄さん”がぱらぱらと3人ほど入って来ました。
彼らにしてみれば僕なんかは「あ、来てるよ。ライダー好きのおっさんが。“自分はライダー第1世代”とかえらそーに言っちゃうようなおっさんが。」ってな感じで見られているんだろうね



いやいや、むちゃくちゃ楽しみにしていたんだよね~
これまでにも平成版ライダー映画に昭和ライダーが揃って出ていた事はあるんだけどなんとなく消化不良を感じていたりしていたんだけど。今回はなぁ~んか期待していて
でもあまり期待し過ぎると「あ~あ・・・」って事にもなりかねないとは思っていたんだけどね。いやはや・・・嬉しくて目が潤んじゃいました



「40周年」って事で、物語自体も40年にちなんだ内容・構成になっていて、上手い具合に1971年(昭和47年)と2011年(平成23年)を繋げていました。

あ・・・見た感想をこまかくアップしちゃうとネタバレになるかな。でもまあ公式サイトでもこまかい紹介されているからいいかな

その時代の隔たりを取り持ってくれたのが「デンライナー」。
2007年に放送された「仮面ライダー電王」に登場した乗り物で、電車がモチーフ
「愛車はバイク」というイメージのライダーが電車に乗って来ちゃうんだよ。でもその奇抜なアイディアと史上最弱&史上最年少(当時)、さらには「俺様登場~~」ってなセリフの軽~いノリが受けて受けて、今までに主演映画の他に劇中に登場したサブキャラが主演した映画が3本作られていたりします。
僕の周りでも「電王が一番好き!」という10代~20代の若者が多いんだよ、実際



今回は電王の“孫”のニュー電王と、現在放送中の「仮面ライダー000(オーズ)」を軸に物語が進行。
テレビの平成版ライダーシリーズは話の内容・構成がどれも複雑でね。オジサン、あまり熱中できないのよ
なもんでこの映画も頭をひねっちゃうかな?と思っていたんだけど、僕ら世代が最も熟知している悪の組織「ショッカー」が以降の歴代悪組織を束ねて(もちろん平成版の怪人をも携えて)暴れまくっちゃうのでオジサンとしてはすんなりと映画の世界に溶け込んでしまったのであります



その代表的な悪の幹部としてゲルショッカーの“ブラック将軍”が登場したのですが、扮していたのは福本清三氏
時代劇ファン、東映ファンならご存知かと思いますが「切られ役」として切られ切られて殺されて50余年。セリフのない役一筋~が多くの映画ファンの胸を撃ち、その熱い支持が形となって1992年には「徹子の部屋」にも出演。2003年にはアメリカ・ハリウッドの大作「ラストサムライ」にも出演し「本物のSAMURAI」と好評価を得ています。
手にした剣でライダーと闘う場面なんて、さすが「本職」。身のこなしが素早いし美しい。ライダーたじたじ(大汗)
ただねぇ、間寛平ちゃんに見えちゃうのよ、時々。福本氏独特の悪役メークをしてればよかったのに・・・



今回の映画の主役は「子供たち」だと僕は思います。
平成版ライダーのドラマシリーズはあまり子供が絡んでいないような印象があります。また登場するライダーが必ず複数存在するゆえに「ライダー同士の戦い」があったり、各々の考えの違いから“ライダーは必ずしも正義の味方ではない”といった解釈ができるケースも見受けられます。

が・・・今回の映画のキーワード&テーマはずばり「仮面ライダーは正義の味方」
ショッカーに支配された環境で何度も危険に陥る子供たちをライダーが助けに来ます。さらに懐かしの「少年仮面ライダー隊」が登場して活躍しちゃうんです。思わず「隊長の滝和也はどこだ!?」と探してしまうほど(残念ながら出演はしていませんでした・・・なんたって演じた千葉治郎氏は、現在は千葉県で森林を守っているんですから!)。
仮面ライダーは日本と世界を守ると同時に、永遠に子供たちの味方なのです



オーズ&ニュー電王と共に物語を引っ張ってゆくのは“昭和ライダーの礎”1号&2号。
このシチュエーションだけでも40年という歴史の醍醐味を感じるのですが、なんと“本物”が声を当てているんです。1号=藤岡弘、氏。2号=佐々木剛氏。さらにはV3も宮内洋氏本人がセリフを喋っているからまるで「当時のまんま」。



物語中盤から昭和&平成の歴代ライダーが同時に登場。
「悪に捕らえられるとこうなるのだ!昭和では定番シチュエーション!」を連想させるがごとく、ショッカーに捕まり十字架に磔にされたオーズたちを救出にライダーたちが、何百人という老若男女の民衆(ライダー大好きファンがエキストラとして集められたようです)の前で多くの怪人や戦闘員と繰り広げるバトルシーンは、まるで後楽園遊園地での仮面ライダーショー
見ていてワクワクしたよ~ 群衆の中から空中一回転して登場してくる昭和ライダーには思わず「お~~~!」と声を上げてしまった



悪の幹部たちもゼネラルシャドーやらジャーク将軍やら巨大なキングダークらも登場。
それぞれその健在ぶりを再確認しましたが、ホンの一瞬だったけどアポロガイストがXライダーと相まみえる場面は当時を思い出させてくれたね。
ちなみにショッカー最強の怪人として登場した鳥系怪人の“ショッカーグリード”とやらは、かつて1号&2号が闘ったギルガラスをモデルにしたんじゃないかな。今回も1号&2号と一番多く死闘を繰り広げていただけに当時を充分に連想させてくれました



そしてラスト。
大御所「岩石大首領」が平成の時代に復活。ウルトラマンとは比べ物にならないほどの、とてつもなく巨大なその身体でライダー28人を脅かすシーンは、まるで「仮面ライダーストロンガー」の最終回・・・・・・と昭和の雰囲気に酔っていると、さらには平成版シリーズに登場したサブキャラのライダーたち32人もフワ~ッ(笑)と参戦
総勢60名のライダーがバイクにまたがって(ここはCG)、まるで暴走族のごとく爆音と共に岩石大首領にアターーーーック

いやぁ~よかったよかった。我なりに大満足
40周年記念顔見世興行バンザイ~~
でもエンディングに流れた「レッツゴー!ライダーキック」の歌。今回のために結成されたライダーガールズとやらが今風のサウンドに乗って歌っているんだけど・・・いかんいかん。興冷めだぁ~~(涙)


コメント (6)
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