おっと・・・1月ももう終わりですか。ふむ。コロナ・ワクチン・変異種・感染予防。何はともあれ、自分たちでできることはやりましょう。
14歳頃のブルース・リーが出演していた映画をまた見ました
「狐星血涙」1955年/広東語
主人公・王復群(ワン・フックワン)の少年時代を演じてます。全編の内冒頭から3分の1はブルースが物語を引っ張っていきます
町の成金医師によって父は騙され犯罪者の汚名を着せられて投獄、疲れ果てた母も病死して孤児になったフックワンは、貧しい村に生きる老人に引き取られ、村人たちに可愛がられて成長。父や村人たちの意志を継ぎ、寒村で医者になることを決意したフックワンは”足長おじさん”の援助によって医学を学びそして医者になる。そして”足長おじさん”が父だったことを知るが、その父も、自分をだました成金医師と対峙して絶命・・・。
貧しい村の建物は土壁に木の柱。村人も決して華美ではない衣服をまとっていますが、悪役チームの町の成金医師側は掛け軸やら壺やらが飾られた屋敷に住み身なりも派手。見るからに対照的です。食事の場面でも、質素で粗末な一品二品の村人に対して、いつも豪華で何品ものおかずが並び果物のデザートまでが出てきます。そのコントラストははっきりくっきり
「汽車がやって来た!」都会で医学の勉強に向かうフックワン。数年後に帰郷した時の姿が・・・あまりにもおじさんでした(涙)
ちなみに幼馴染みの女の子も、たった数年後には濃い化粧の年齢詐欺的な面立ちです
ラストは、犯罪者の汚名を着せられたフックワンの父や村人たちと、成金医師チームの大乱闘の場面なのですが、バックにかかるBGMがクラシックの「威風堂々」。庶民的な映画なのか高尚な作品なのか摩訶不思議な感覚です。