続いては中編、『聞いたぜ読んだぜ!レコード&書籍編』
何はともあれ「ソノシート」。このタイガーマスクは両面とも収録されています
A面は主題歌「タイガーマスク」と「ドラマ編前篇」、B面は「ドラマ編後篇」と副主題歌「みなしごのバラード」。勢いのある主題歌に対して、副主題歌のなんと物悲しいこと・・・
吹きすさぶ風の中を歩いていく主人公・伊達直人の後姿が今でも目に焼き付いています
これがそのジャケット
迫力があります
ちなみに値段は330円です。
開くと絵本のようになっていて、このレコードに沿った内容が描かれています。レコードに耳を傾けながらマンガを読む、これぞ本当の「ステレオ方式」
なお、左下の2人はジャイアント馬場とアントニオ猪木です
こちらはコミック単行本全14巻。僕が所蔵しているのは1994年に刊行された「完全復刻版」ですが、内容は1970年代の物とまったく同一。孤児として育った伊達直人は、富士の裾野に孤児のための一大レジャーランドを作るのが夢であり目標で、その資金のために悪役レスラーと戦う事を誓ったんですよ
こちらは当時物で1970年に発行されたハードカバー版。残念ながら持っているのはこの2巻だけです。定価390円
白黒ページのほかに、このような3色刷りのカラーページがふんだんに織り込まれています。1色でも「色」が付いていればカラーだったんですよ
ちなみに「タイガーマスク」の原作者は梶原一騎。「あしたのジョー」もそうですが、両方とも孤児が主人公。片やタイガーは試合に勝って莫大なファイトマネーを持つ、いわば金持ち。片やジョーは川っぺりの掘立て小屋に住み着きながら生活をする低所得者。この2作を比べるといろいろな発見があり、読み応えがあります。
次回はラスト、後篇です