過日赴いた横浜・青葉台のタチバナでゲットしたアルバム
もうね、ジャケ買いです。内容もよく見ないでコレくださ~い(笑)



「THE COOLEST MIKADO」
THE GILBERT & SULLIVAN JAZZWORKSHOP(1961年/Andex)
とってもJAZZYな楽曲ばかりなんです。たしかに演奏者はJAZZWORKSHOP と名乗ってるわけですからね。で、問題は「この日本女性ってナニ?」「映画?ドラマ?」 という事で、ネットで調べてみました。
まず、演奏者の名前にもあるギルバート&サリバンなのですが、なんと1800年代(!)後半にイギリスで活躍していた音楽劇の脚本家ギルバートと作曲家サリバンを指しています。2人が製作した作品の音楽を、現代風なジャズにアレンジする際に結成したバンドに、2人の名前を施したのでしょうね。

さて、その作品ですが、ギルバート&サリバンが1885年に製作したオペラが「MIKADO」です。当時イギリスでは日本博覧会が開催されていたとかで、ジャパンブームがありその波に乗って製作されたようです。ゆえに舞台は日本。”TIーTI-PU”という地域でドラマが展開されていきます。TI-TI-PU=ティ・ティ・プ=チチブ=どうやら埼玉の秩父をもじっているようです
そのティティプに死刑執行人やら旅芸人やら皇太子やら帝やら、もちろん日本人が登場、色恋沙汰もあってかなり華やかな物語のようで、大ヒット
イギリスのみならずヨーロッパの他国やアメリカでも多くの一座が上演したとのことです。表向きはあくまでも”日本”なのですが、実は当時のイギリス社会を風刺している内容だそうです。
オペラとして歴史的作品・伝説的作品・ヒット作品とのことで多くの言語に翻訳され、その地域で上演されました。おかげで帝(みかど)という言葉が日本を表す言葉として広まったようです。終戦直後には日本に駐留していた米軍向けに上演され、1970年、2001年には一般向けに上演されていますね。

時代や情勢と共に、作品名もMIKADOをベースにしながら変わっていますね。「MIKADO MARCH」「SWING MIKADO」「BLACK MIKADO」「HOT MIKADO」「THE COOL MIKADO」・・・
見てみたいな。なんなら演じてみたいなぁ