先日の愛妻の誕生日。
以前から気になっていたレストランをネットで検索し、HPの「メニュー」ページから「ぐるなび/とくとくプラン」ページに行くと・・・
『1日限定2組!!夜景のきれいな特別席にて記念日を・・・【特典あり】』
『料理長おすすめコース』
と書いてある。
「バースデーディナー、ディナー~~~
」
ウキウキの愛妻、自ら店に予約の電話。
スムーズに予約OK。
「あ、デザートは別料金。わかりました。え?ケーキとアイスクリームから選べるんですか?じゃ、ケーキでお願いしま~す!バースデーのプレートが付くんですか?嬉しいです!」
(奥:白身魚のカルパッチョ 手前:魚介類のフリッター)
「限られた数しかない窓際の席、夜景の見える席、ファーストドリンクとしてスパークリングワインの特典付き、それにバースデーのプレートが付くんだってぇ~
」
(奥:焼き玉ねぎ 手前:焼きかぶ)
当日。
お店に入ると若い女性店員が明るくお出迎え。
「いらっしゃいませ!二名様でよろしかったですか~?」と言うので、
「いきなり過去形なんですね」と切り返したいじわるなイタル(笑)。
「え?あ、え?・・・どうぞこちらへ」とご困惑
店内の窓際の席に案内される。が、特別席と言うほどではないふつーの席。
店内を見回すと他の席は壁際だったり、カーテンで外が見えなかったり。
僕らは確かに窓際。
つまり、テーブルの配置がたまたま窓際にあるだけの席。ふつー
窓の外の歩道には、この店のテーブルと椅子が置かれている、いわゆるオープンカフェ
その歩道を、家路を急ぐサラリーマンやOLが通り過ぎて行く。
大きな紙袋をいくつも持った、着の身着のままの油ぎった人も通りすぎて行く。
その向こうはフツーの大通り。タクシーや一般車、路線バスがライトをつけて走り行く
(もち豚のジンジャーソースかけ)
「前菜、野菜料理、メインディッシュ・・・こちらからお選びください」と出されたコース用のメニュー。
普通のメニューにしか見えない。
「“料理長おすすめコース”じゃないのか・・・?」
陽も完全に落ちた頃、いずれも50代半ばを過ぎたと思えるサラリーマン3人が、オープンカフェに陣取る。
それも、窓越しとはいえ僕らが座っている目の前に。
店のペーパータオルで顔と首筋を拭く白髪頭の人、角刈りで脂ぎった人、後頭部をこちらに向けて店内の照明が反射している人・・・。
妻が一言:「夜景・・・
」
(焼き玉ねぎはホクホク マスタードをチョイ付けて)
前菜は魚介類のフリッターwithタルタルソースと白身魚のカルパッチョ。
「お、いいね
」
次に出て来たのが野菜料理。焼き玉ねぎは中身がホクホク。焼きかぶもほのかな甘みがあっていい感じ。
「へぇ~、いいんじゃないのぉ~
」
メインディッシュ。僕はもち豚のジンジャーソースかけ(ここでも生姜焼きかい!)
「ちょいと甘い・・・かな
」
妻は牛肉のステーキ。
「う~~ん、う~~ん・・・
」
スジが多くて、もとい、スジばかりで噛み切れないようだ。
僕もひと切れ口に放り込んだ。
「くちゃくちゃくちゃ・・・。噛み切れん。」
そーっと紙ナプキンに丸めてお皿の端に
「デザートは何に致しますか?」
「え・・・電話で予約した時にケーキかアイスと言われたので、ケーキをお願いしたのですが・・・。」
「はい、こちらのメニューからお選びください
」
「あ、そうなんだ・・・特別限定じゃないんだ・・・
」
(奥:チーズケーキ 手前:マンゴーシャーベット)
妻がオーダーしたチーズケーキ。
皿の縁には“Happy Birthday”と妻の名前がチョコレートで書かれていた。
やっと微笑む妻
「あ、バースデー・プレートって、チョコ文字を書いたお皿の事だったんだな。」
「てっきりチョコのプレートがアイスやケーキに乗っかっているのかと思った。勉強になったね。」
オープンカフェでは3人のサラリーマンが、楽しそうにグラスビールをがぶ飲みしていた
昭和初期に建てられた、歴史を感じる重厚な作りの「横浜情報文化センター」の1階にあるレストラン。
『LUNCHAN AVENUE』
“イタリア、フレンチ、チャイニーズなど世界各国のテイストをミックスした本格的カリフォルニア料理”(HPより)
みなさんもいかがですか?
http://lunchanavenue.jp/index.html
あ~~~~
今気がついた
特典のスパークリングワイン、出てこなかった・・・。